友人の言葉~今生きることが辛いあなたへ~

 

今、とても苦しくて、楽になりたい、命を絶ちたい…と考えている方もいらっしゃると思います。

自分自身もそうでした。

大学一年生の時にうつ病だと分かる以前から、自分の価値や生きる目的が分からず、何度も苦しみ、何度も悩みました。

死んでしまえば楽だと、そう考え、自分をどうしても肯定的に捉えられませんでした。

 

「元気を出して!」

「頑張って!」

私を思っていてくれているのは十分分かっていました。

でも、自分自身生きるのに精一杯で、何度も「死にたい」と思いました。

 

誰かが自分の苦しみを変わってくれるわけではないし、どれだけ頑張れば良いのか分からず、思い遣りの言葉、大切な人の言葉に耳をふさいできました。

今では落ち着いていますが、うつ病が完治するわけではなく、薬を飲みながら日々を生きています。

 

* 友人の言葉

つい先日、友人から連絡がありました。

その友人とは高校からの付き合いで、私を支え続けてくれている人です。

薬が合わずに余計にうつ病が悪化したときには「病院変えな!」と言ってくれよい病院と巡り会うことができました。

「死にたい」と思い、どんどん弱っていく私に、「生きて」と真っ直ぐに伝えてくれて、一緒に悩んでくれました。

そんな彼女と私。

しかし、先日のこと、彼女の家に泊まる約束をしていた3日前に、彼女から連絡がありました。

 

「もしかしたら、三日後会えないかもしれない」

どうしたの?と聞くと、精神的に不安定な様子。

「本当は連絡もせず死のうと思っていたんだけど、本音を言うと話を聞いてほしい」

私は、彼女の「本音」をきき逃さなくて良かった、と思いました。

 

実は彼女は、高校の時に難病を患い、「あと10年もたない」と言われてきました。

しかし、医学の進歩もあり、完治は絶対にしないものの、病気の進行をおさえることができ、通院しながら今日まで生きてきました。

私の身を案じ、支えてくれたかけがえのない友人。

自分の体調と闘いながら、働いていた彼女。

 

そんな彼女が、もう病気と闘うのが疲れたと精神的に不安定になり、薬もからだが受け付けなくなったというのです。

 

すぐ行くと言ったのですが、仕事は休みたくないと彼女が言うので、約束していた日に会おうともう一度、約束しました。

 

会った時の彼女は、冷静でした。

 

ですが、話していくうちにどんどんと本音がこぼれ、「弱った心」を知りました。

 

友人としては、もちろんいなくなってほしくないし、薬も飲んでほしい。

「死なないで」と何度も心のなかで叫びました。

 

だけど、分かっていました。

死にたいほどの辛さ。

苦しみを変わってあげることはできないこと。

 

だからこそ、安易な慰めな言葉を言うことはせず、いっぱい話を聞いて、苦しみを共有して、二人で泣きました。

 

ちゃんとしたアドバイスはできなかったと思います。

 

ですが、どんな言葉をかけるよりもずっと、彼女の苦しみに寄り添い、共有することができたと思います。

 

とりあえず一緒楽しい予定作ろうと旅行の計画もたてました。

 

彼女は、別れるときにありがとう、また会おうねと言ってくれました。

 

恐らく、私は正しい方法で彼女を救うことはできなかったと思います。

 

でも、誰よりも心に寄り添えたのではないかと思います。

 

その後も苦しみながらも、悩みながらも、何とか生きている友人に、私は感謝しています。

 

 

自分になにができるのか?

 

本当に辛いときに、どうすれば良いのか?

 

多分、正しい答えなんてないんだと思います。

 

ただ一つ大切なことは、ひたすら心に寄り添うことなのではないかなと思いました。

 

 

~今苦しんでいるあなたへ~

 

 

 

あなたは今辛くて、苦しんでいると思います。

 

確かに、周りの人は苦しみを分かってくれるわけではありません。

 

ですが、あなたは「一人」でも「独り」ではありません。

 

悩んだとき、まわりでも、ココトモでも良いので、助けを求めて下さい。

 

少なくとも私は、寄り添いたい、そう思います。

 

私は後悔のないように生きていきたいと思いました。

 

 

葉音

 

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コメント一覧

全2件
  1. schedule2016.01.29

    葉音

    >オハナさん

    コメント返信遅くなりました(TT)

    そうですね…結局一緒に悩んで泣くことしかできなかったのですが、それも友達としてのあり方なのかな、と思えるようになりました。

    オハナさんとも是非仲良くなりたいですね♪

    コメントありがとうございました!

  2. schedule2016.01.26

    ohana

    はおとさん、ブログ読みました。
    死にたいと何度も思ったことがあるので、共感出来る部分がかなりありました。
    止めることとか、『頑張って』とか、言えないですよね。
    一緒に泣いてくれる友達、長い付き合いの友達がいるのは、とても羨ましい。大事にしてくださいね(^^)

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