友人の言葉~今生きることが辛いあなたへ~
edit2016.01.26 1,534
今、とても苦しくて、楽になりたい、命を絶ちたい…と考えている方もいらっしゃると思います。
自分自身もそうでした。
大学一年生の時にうつ病だと分かる以前から、自分の価値や生きる目的が分からず、何度も苦しみ、何度も悩みました。
死んでしまえば楽だと、そう考え、自分をどうしても肯定的に捉えられませんでした。
「元気を出して!」
「頑張って!」
私を思っていてくれているのは十分分かっていました。
でも、自分自身生きるのに精一杯で、何度も「死にたい」と思いました。
誰かが自分の苦しみを変わってくれるわけではないし、どれだけ頑張れば良いのか分からず、思い遣りの言葉、大切な人の言葉に耳をふさいできました。
今では落ち着いていますが、うつ病が完治するわけではなく、薬を飲みながら日々を生きています。
* 友人の言葉
つい先日、友人から連絡がありました。
その友人とは高校からの付き合いで、私を支え続けてくれている人です。
薬が合わずに余計にうつ病が悪化したときには「病院変えな!」と言ってくれよい病院と巡り会うことができました。
「死にたい」と思い、どんどん弱っていく私に、「生きて」と真っ直ぐに伝えてくれて、一緒に悩んでくれました。
そんな彼女と私。
しかし、先日のこと、彼女の家に泊まる約束をしていた3日前に、彼女から連絡がありました。
「もしかしたら、三日後会えないかもしれない」
どうしたの?と聞くと、精神的に不安定な様子。
「本当は連絡もせず死のうと思っていたんだけど、本音を言うと話を聞いてほしい」
私は、彼女の「本音」をきき逃さなくて良かった、と思いました。
実は彼女は、高校の時に難病を患い、「あと10年もたない」と言われてきました。
しかし、医学の進歩もあり、完治は絶対にしないものの、病気の進行をおさえることができ、通院しながら今日まで生きてきました。
私の身を案じ、支えてくれたかけがえのない友人。
自分の体調と闘いながら、働いていた彼女。
そんな彼女が、もう病気と闘うのが疲れたと精神的に不安定になり、薬もからだが受け付けなくなったというのです。
すぐ行くと言ったのですが、仕事は休みたくないと彼女が言うので、約束していた日に会おうともう一度、約束しました。
会った時の彼女は、冷静でした。
ですが、話していくうちにどんどんと本音がこぼれ、「弱った心」を知りました。
友人としては、もちろんいなくなってほしくないし、薬も飲んでほしい。
「死なないで」と何度も心のなかで叫びました。
だけど、分かっていました。
死にたいほどの辛さ。
苦しみを変わってあげることはできないこと。
だからこそ、安易な慰めな言葉を言うことはせず、いっぱい話を聞いて、苦しみを共有して、二人で泣きました。
ちゃんとしたアドバイスはできなかったと思います。
ですが、どんな言葉をかけるよりもずっと、彼女の苦しみに寄り添い、共有することができたと思います。
とりあえず一緒楽しい予定作ろうと旅行の計画もたてました。
彼女は、別れるときにありがとう、また会おうねと言ってくれました。
恐らく、私は正しい方法で彼女を救うことはできなかったと思います。
でも、誰よりも心に寄り添えたのではないかと思います。
その後も苦しみながらも、悩みながらも、何とか生きている友人に、私は感謝しています。
自分になにができるのか?
本当に辛いときに、どうすれば良いのか?
多分、正しい答えなんてないんだと思います。
ただ一つ大切なことは、ひたすら心に寄り添うことなのではないかなと思いました。
~今苦しんでいるあなたへ~
あなたは今辛くて、苦しんでいると思います。
確かに、周りの人は苦しみを分かってくれるわけではありません。
ですが、あなたは「一人」でも「独り」ではありません。
悩んだとき、まわりでも、ココトモでも良いので、助けを求めて下さい。
少なくとも私は、寄り添いたい、そう思います。
私は後悔のないように生きていきたいと思いました。
葉音
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