自分を認めてあげよう!誕生日の大切さ

 

「あなたにとって、今日は何の日でしょうか?」

 

そう聞かれたら、あなたは何と答えますか?

 

「2月22日は猫の日とか?」

「あ、2月29日はうるう年だから特別だね!」

 

「3月3日はひな祭り♪」

 

でも、今日、と言われても、ピンとこない人も多いのが現状かもしれません。

 

ですが、私はいつもこう答えるようにしています。

 

『今日は誰かの誕生日だよ!!』と。

 

毎日何気なく過ごしているけれど、毎日誰かが生まれてきて、その日が誕生日になる。

 

毎日が誕生日!という考え方です。

 

そう思うと、何だか毎日がきらきらわくわくと感じられるようになりますよね。

 

自分の誕生日が嫌い!?だった理由

 

そんなことを言っている私ですが、実は私はもともと自分の誕生日が大嫌いでした。

 

いつからか覚えていないくらい、ずいぶん昔から誕生日が嫌いだったので、きちんと考えられるようになる、大学生くらいまでは本気で理由がわかりませんでした。

 

別に、誕生日プレゼントをもらえないわけでもないし、祝ってもらえないわけでもありませんでした。

しいていうならば、誕生日が夏休み中だったので、友達に会えず、当日に祝ってもらえることが少なかったくらいで、本当に誕生日には嫌な思い出も何もありませんでした。

 

はっきりと気が付いたのは、大学一年生、うつ病になったときのこと。

 

自己否定感ばかりが募り、やる気も何もなくなって初めて迎えた誕生日に思いました。

 

 

私はどうして生まれてきてしまったのだろう、と。

 

一度そう考えてしまうと、自分の価値や自分の存在理由がわからなくなり、更に自分を責めることが増えました。

 

そのとき、ようやくわかりました。

 

今まで私が漠然と誕生日が嫌いだと思っていた理由、それは自分が嫌いだったから、だということ。

 

自覚したときショックでした。

でも、どこかでほっとした部分があったのも事実です。

 

親に産んでもらった日を理由もなく否定するなんて…という思いがあったので、親や周りを憎んだりすることはなくてよかったと、本当に思いました。

 

当時の私は、自分がコンプレックスで、家族の中で自分が一番劣っている思っていたので、自分がいなければすべてがうまくいくとおもっていました。

 

 

だからこそ、自分がきらいなんだから誕生日も嫌いでもよいと、妙に納得してしまいました。

 

それからも、自分の誕生日を迎えるたびに言い知れぬ違和感と、また一年たってしまったという絶望感に近い思いを抱いていました。

 

 誕生日は親に感謝する日!?

 

「誕生日を喜べない人は親不孝者だ!」

「誕生日は産んでくれた親に感謝する日だ!!」

そんなことを言う人もいます。

 

でもさ、

多かれ、少なかれ、誕生日が嫌いという人には何らかの理由があります。高齢の方だとまた歳をとってしまうから嫌だ!など言ったりもします、誰かに祝ってもらうのが申し訳ない、なんていう謙虚さんもいます。

この二つの例はとりあえず置いといたとしても、誕生日が嫌いな理由ってなんだろう?って考えたときに、原因が親にある方が多いような気がします。

 

例えば、親に「産んでやったのに、そんな生意気な口をきくな!」と言われている人がいたとして、その人が誕生日を迎えたときに喜べるか?

…素直に喜べないですよね。少なくとも、私は喜べないです。

「産んでやったのに」と言われると、「産んでくれなんて頼んでない!」と思ってしまうし、そんな押しつけがましいことを言われると、「自分は親のために生まれたのか?」「じゃあ、自分ってなんだろう?」と考えてしまう…。

 

結果的に誕生日に何かしら祝ってもらったとしても、果てして誰のために祝ってもらっているのか…そんなことが頭によぎって素直に喜べなくなってしまうと思います。誰かのためじゃない、自分のために生きていたいし、幸せになりたい。そう願うのは自然なこと。

自分が生まれたことを心から喜んでくれる親がいて、環境が合って、自分として認められる…

その全てがあって、はじめて『産んでくれてありがとう。』と素直に言えるのではないかなと思います。

 

祭り女、葉音が『誕生日』を好きになった理由

 

実際、お会いしたことがある方は分かるかもしれませんが、私はお祭りごとが大好きな人間です。クリスマス、バレンタイン、ひなまつり…沢山のイベントがある度に店頭にはきらびやかな装飾がされ、期間限定のお菓子や商品が並んでいます。

私は、自分の価値を見いだせなかったときに、他人の笑顔のために生きよう、と決めました。その決断は後々、自分のためにも大切な「生きがい」となりましたが、とにかく人を喜ばせたい、サプライズしたい、楽しみたい!!と頭にお花畑が咲いているの?というくらい、イベントが大好きな人間です。

 

そして、人にとって一番大切な記念日、イベントってほとんどの場合が、『誕生日』だと思うんです。私自身も最初はそうは思えなかったのですが、自分の誕生日って何だか意識してしまうし、忘れられない一大イベントの日。その日がなければ、自分は生まれることはなかったのですから。

誰かの笑顔が見たい、の一心で、学生時代、友達の誕生日を積極的に聞き、祝うようにしていました。今思えば、とても迷惑な話で、押し付けに近いのですが、ちょっと強引でも、「お誕生日おめでとう!」って言って、プレゼントを渡すと、嬉しそうに「ありがとう」って言ってくれるのが本当に嬉しくて。

そのときに気づきました。

ああ、本当は私は自分の誕生日が好きだったんだ。誰かに祝ってほしかったんだって。

今でもプレゼントをもらうのは何だか申し訳ないと思ってしまうのですが、「誕生日おめでとう」の一言が、自分が生まれてきて良かったんだ、ここにいていいんだってメッセージのように思えて、『誕生日』を好きになることができました。

 

そう思えるようになると、自分の『誕生日』だけでなく、他の人の『誕生日』を知りたいと思うようになりました。だって、その人の『誕生日』がなければ、その人と出会うことができなかったから。

 

だから、いつも思いを込めて、全力で、自分も楽しみながら、『誕生日おめでとう!!』と祝っています。

 

心から、「生まれてきてくれてありがとう」と思いながら。

 

 

本当は…

このブログ、我らがリーダー「鷹れん」様に向けた文章だったんです。ですが、その日までに間に合わず、オハナさんのお誕生日も過ぎてしまい、自分の知り合いの中にもいない今日という日に更新することになりました…。

 

詰めが甘いとはこのことですね(笑)

 

でも、このブログを読んでくれた皆様、今日偶然にもお誕生日の方の頭の隅に、私の言葉をとどめておいて頂けたら、と思います。

 

「生まれてきてくれてありがとう」

「出会ってくれてありがとう」

 

3月5日 葉音

to 3月6日 ひまわり

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コメント一覧

全1件
  1. schedule2018.11.12

    まきこ

    自分の誕生日が苦手。素直に喜べるようになりたいな。

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