5分で音楽通になろう。#003 ~【世紀の出会い】ショパンとリスト(ショパン作『12の練習曲 作品10』) ~リスト失踪事件~

こんばんわー。

余熱ならぬ余寒が辛い時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ま、のみなよ。(コーヒードバドバー)

色々と雑でごめん、性格なんだ。

音楽通のブログを書こう書こう、次は年末出し、第9についてでも書こうかなーとか思っていたら、3月になっちゃった。てへ。

テキトーでごめん、本性なんだ。

さて、最近仕事をしながら泣きながら小説を書いています。

↓ 血と涙の結晶の目次

【もくじ】音楽小説 ベートーベンとミストレス  ~僕は聞こえない。彼女は見えない~【目次】

 

今日のお題目。リストとショパン!

 

さて、今日はフランツ・リストと彼の大親友(後に破局)のフレデリック・ショパンについてお話します!

ショパンと言えば、最強のピアノ作曲家で、リストと言えば、史上最強のピアニストと呼ばれています。

その二人は同じ時代を生きていて、何と友達……いや、親友と呼んでもいい仲なのです。

 

さて、私が書いている小説。ベートーベンとミストレス(略してベトミス)では、たくさんのピアノ曲が(予定では)出てきます。その中で最近登場した曲が、こちら。

F.ショパン 練習曲 4番 OP.10/4

#05【バトル、バトル、バトル!】『よっぱらいに絡まれる夜は一人で(長いので略)』(↑この話で出てきたYO!)

F.ショパン 練習曲 4番 OP.10/4

 

なんだかよくわからない曲名ですが、ショパン様が作った練習曲で、12曲中、4番目の曲です。 なぜ10/4なのかは謎。

 

さっそくですが、ざーっと。 曲について説明します。その次に曲集……つぎに、リストとショパンについて。

#05のコメントにも書いてるよ!(宣伝)

【曲目解説】

『12の練習曲 作品10より
(第4番 嬰ハ短調)』

 

両手とも大変急速、かつ半音、一音の細かい動きとオクターブを超える分散和音の動きが交互に現れる。海外では「Torrent(激発、迸り)」の愛称で呼ばれることもある。(Wikipediaより抜粋)

とある通り、早い曲です。
動画にある通り、指がパラパラ動いて、4拍子のビートが心地よい感じです。(難しいこと良くわからない)

安定して美しく弾くのが難しいんだそうな。

うん、難しいんだろうね。わかるよ。

だって動画のピアニストの指、早すぎて見えないもん@w@;

【12の練習曲 作品10】について

ショパンの曲、みなさんは知っていますか?

ショパンの中でも有名な曲、『別れの曲』『革命』『木枯らし』『黒鍵』これらは全て、練習曲(練習で使うとは言っていない)という種類の曲であります。

この曲集は最強ピアニスト、フランツ・リスト(1811年10月22日~1886年7月31日)に献呈されたものです。

↓リスト様 演奏会の風刺絵(ディアボラ風)

images (2)

 

さて、フランツ・リストは天才でした。

特に初見演奏。

初めて楽譜をみて、そのまま演奏するそれには、右に出る者がいないほどの達人でした。

さて、そのリストさん。

あまりにピアノが上達しすぎて、

若い頃に少々……調子に乗りました。

ショパンとリスト出会いの物語

時は19世紀のヨーロッパ。

若者リストはピアノを極めました。

パガニーニ(最強ヴァイオリニスト)のピアニスト版を目指し、毎日14時間の特訓をした成果です。

ただでさえ天才であったリストは、手を付けられないほど、てっぺんを極めていました。

リスト『やっば! わいピアノ極めてもーた! 何でも初見で弾けるでー、証明したるから楽譜持ってこいやー、うわっはっはー!』

事実、リストの技術は当時にしては飛び抜けていて、その時代の楽譜は全て初見で弾きこなすことが出来ました。

リスト『なんや、世の中ヌルゲーやなぁ。簡単な曲ばっかりや! 初見でぜんぶ弾けてまう! どっかに骨のある曲書くやつおらんのかー』

~フランツ・リスト失踪事件~

そこにやって来たのが稀代の作曲家、フレデリックショパン君です。(1810年3月1日~1849年10月17日)

若いショパン君は同じく若いリスト君にある楽譜を渡しました。

ショパン『はいよー(楽譜ぽいー)』

楽譜を渡されたリスト君。すぐに演奏を試みます。

リスト『なんやけったいな楽譜やのう。ま、弾いたろ。どんな曲でもワイなら余裕で、よ、ゆぅ……で………………あれ? ちょ、指絡ま……イテテテ!』

ショパン『あれれー? なんでも初見で弾けるんじゃないのー?』

リスト『キィィィィ~~~~~!!!(ハンカチ噛み~~~~!)』

(注釈)
『この曲は1分30秒に満たない短めの曲であるが、右手の中指・薬指・小指の過剰なまでの酷使のため、練習の際は隣に医者を用意するべしと揶揄されるほどである。半音階をこの3本の指でほぼすべてを奏で上げるという異色の構成となっており、熟練したピアニストでも相当の訓練を必要とすると言われる。』 (第2番 イ長調のWikipedia記事より抜粋)

そんな事があり、華の都パリより、リスト君、失踪。

繰り返す。最強ピアニスト、フランツ・リスト、失踪。

その楽譜の出現は、リスト君にとってあまりに衝撃だったのです。

~一ヶ月後~

ショパン「リスト君大丈夫かな? ……ちょっと意地悪しすぎたかも」

(ドア)コンコン

ショパン「どうぞー!来客かな?」

リスト「弾けたで弾けたでショパン弾けたで~~~!!!」

 

そう、一ヶ月間リストは引き込もって、この曲集を猛練習。見事に曲目を自らのレパートリーにする事に成功したのです。

リスト「うははは!余裕や余裕や~!やっぱワイは天才や~!!!(バンバンとショパンの背を叩く」

ショパンは自らの曲集を見事弾きこなしたリストを賛辞しつつ、

ショパン「イテテテ、おめでとう、君はすごいや。
記念にその曲集、君にあげるよ」

リスト「へ? マジ? おおきに!」

丹精籠めて作った曲集。12の練習曲をリストにささげたのでした。

どどーん!

【ショパン作、12の練習曲
~献呈 フランツ・リスト~】

このエピソードをきっかけに、ピアノの魔術師リストとピアノの詩人ショパンは友達になったとさ、めでたしめでたし。

(注意:実話です。マジで。『12の練習曲 リスト 失踪でググってみよう』)

 

さて、今日はリストとショパンについて、お話させていただきました。

すこしでも貴方の心に残ったものがあれば、幸いです。

ではまた。

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