攻撃的な人との付き合い方
edit2016.03.29 1,449
意地悪をしてくる人。
揚げ足とりをしてくる人。
批判ばかりする人。
悪口や皮肉ばかり言う人。
あなたのまわりには、こんな「攻撃的な人」「トゲトゲしい人」「性格がキツい人」はいませんか?
このブログでは、そんな人との間で悩んでいる方のために「攻撃的な人との付き合い方」を考えていきます。
攻撃的な人との付き合い方
「話せる人」「相談できる人」を(できれば複数人)見つける
これはどちらかというと「攻撃的な態度をとられる前の対処法」かと思います。日頃から「なにかあったときに相談できる人」を見つけておくと攻撃的な態度をとられたりしてもひとりで背負い込む必要がなくなります。
一対一で攻撃をされると「自分が間違っているんじゃないか」「自分なんて無価値なんじゃないか」と考えてしまうかもしれません。けれど味方(だと思える人)がいてくれれば、「あの人と私が合わないだけ」とか「たまたま今あの人は誰かを攻撃したいだけ」とか、考え方にゆとりがうまれます。
ではなぜこれが「複数人」とカッコ書きされているのかと言えば、「相談するときのストレス」の軽減をはかるためです。もちろんこれには個人差があるので一人そういう人がいれば安定する人もいます。ただ、私の場合はある人ひとりに寄りかかりすぎると「これ以上頼っては迷惑じゃないだろうか」とか「私のことを負担に感じていないだろうか」とか「相手も本当は相談したいことがあるんじゃないか」とかいろいろ悶々としてしまうのです。
相談することでモヤモヤしてしまうのならもう相談しない! という選択をとろうとしたこともありましたが、結局それは出来ませんでした。どうしようもなく人に隣にいてほしいときだってあるものね。
それで私が考えたのが「いろんな人にちょっとずつ相談する」という方法。明確に言うと「相談のジャンルに合わせて話せる人を見つけておく」ということです。
たとえば「女性ならではの悩み」だったら女性にしか話せない(話したくない)し、特に栄養やら生活リズムやらなどの相談だったらある程度の知識がないとかえって好ましくない結果になってしまうかもしれません。私の場合はそういったことについて相談したいときはココトモメンバーでもある「オハナ」さんに話すことが多いのですが、たとえば「ココトモメンバーとの人間関係に悩んでいる」なんてことがあったとしたら(ないけどね!)それは中々オハナさんには話しづらいです。
オハナさんと相手が仲良しかもしれないし、もしかしたらオハナさんを苦しめてしまうかもしれないからね。
だから、「生活習慣をどうにかしたい!」とか「体調がヤヴァイ!助けて!」みたいな話は「オハナ」さん。みたいな感じで「家族関係について相談したいときは同じような経験をしたことのあるこの人」とか「勉強について相談したいときは高校時代お世話になった先生かあの先輩」とか。
私はわりと同じような場所で堂々巡りを繰り返す人間なので、「自分の悩みやすいジャンル・場面」がある程度しぼることができます。そのためにできることかもしれませんが「もしこんなことで悩んだらこの人に相談しよう」と決めておくことは意外と便利です。
実際にその場面に立ったらどうしたらいいかわからなくなってしまう可能性もありますからね。そんなときでも、最初から決めておけば決めてないときよりはスムーズに動けるものです。
スルーする
あくまで体験談ですが、「攻撃的な態度をとる人」のほとんどは「かまってほしい」という気持ちをもっている気がします。
いじめっ子の心理や小4男子の「好き避け」現象と似ているかも。
できることなら「好き」という気持ちを向けてほしいけれど、そんなことできない。でも無視されるくらいだったら「嫌い」でもいいから気持ちを向けてほしい。・・・という、ややこし~い気持ちの表れなわけです。
もちろん全ての「攻撃」がそうではないけれど、そういう人の多くは、相手に「スルー」されることで自分の行動の過ちに気づくチャンスを得ます。
「相手を傷つけてはダメなんだ」っていう学習です。「子供か!!」と突っ込みたくなるかもしれませんが、この「スルー」は自分の身を守るためにも大切なことです。
攻撃的な人のほとんどは、相手が同調すると調子にのり、相手が服従すると調子にのり、相手が反論するとますますヒートアップしてしまうもの。そうやって延々と付き合っては先にあなたの体と心が疲れてしまいます。
それが会社の営業先だったり部活の先輩後輩だったり家族だったり「簡単には切れない縁」の場合には「スルー」が関係悪化に繋がってしまう可能性もありますが、プライベートの付き合いだけならば、仲介に入ってくれそうな人がいるならば、自分の身を最優先してもいいのではないかな(*´`)
相手の気持ちを満たす
攻撃的な人のほとんどは「満たされていない心の隙間」を持っています。
親からの愛情であったり、誰かの裏切りであったり、人を信じる気持ちであったり、傷ついてふさがれないままの隙間であったりそのカタチはさまざまですが、相手の気持ちを満たすことで、その「攻撃的な態度」は落ち着くかもしれません。
といっても、わざわざ「攻撃的な人に好意的な態度をとる」って難しいですよね。私はできません(汗)
そこで試してみてほしいのが、「相手のことを褒める」ということ。真正面からではなく、相手がいないときに、共通の知り合いに向けて。
褒め方なんていろいろあります。「私は自分の意見がいえないから○○さんはすごいと思う」とか「あの人って仕事はやいよね」とか「交流の幅広くてうらやましいな」とか「素直でかわいいよね」とか。ひとカケラでもその気持ちがあれば嘘ではありません。
自分が攻撃していた人が陰で自分のことを褒めていた、ということを知ったとき、その人はこれまでの自分の行動を省みるキッカケになるかもしれません。
また、相手のことを褒めているとすこしだけ心に余裕がうまれます。それは、「被害者」と「加害者」の関係から脱出できるから。
攻撃を一方的に受けているだけでは被害者/加害者の関係になってしまうことが少なくありません。それではいつか心まで追い詰められてしまいます。そうなる前に、相手を褒めることで「被害者・加害者」という関係を断ち切るのは有効な手段ではないでしょうか(*´`)
自分が攻撃的な態度をとったときの気持ちと向き合う
「攻撃的な態度」をとってしまったこと、とってしまうこと、ありませんか。
私はあります。時に自分の心を守るため、時に相手を追い詰めるため、さまざまな場面で「攻撃的な態度」をとってきました。
今では申し訳ない気持ちでいっぱいですが、当時は「それしか方法がない」とか「こうなって当然だ」とかいろいろな想いを抱えていました。
攻撃的な態度をとるとき、人はどんな想いを抱えるのでしょうか。
さびしい。かまってほしい。見てほしい。自分を守りたい。どうしたらいいかわからない。死にたい。生きたい。・・・?
攻撃的な態度をとられると、つい相手の行動ばかりを見てしまいます。けれど、同じ行動をとっているとしても人によって・場合によってその根本にある感情はさまざま。今、私に攻撃的な態度をとってくる人も、当時の私のような気持ちを抱えているのかもしれません。本当は私の行動になにか至らない点があったのかも。本当は本人もダメって思っているけどそれしか方法がわからないのかも。
そうやって、当時の自分を振り返ることで相手の気持ちを理解する手助けになってくれると思います。
人間は誰しも成長段階です。誰だって攻撃的になってしまうことだってあるし、謝りそこねることだってあります。
「許せない!」みたいな気持ちになったときは、ぜひ当時の自分を振り返ってみてください。自分の「至らなさ」とか「幼さ」とかに目が向きませんか? だからって「相手を許して」なんて言わないけれど、「相手にもいろいろあるのかもね」くらいには感じれるようになりませんか(*´`)
鷹れん
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- 『ココトモのサイトに検索で訪れてくれる人を増やすこと!』を目的として、ブログの書き方~効果測定方法までみんなで勉強しながらブログを書くチーム。日ごろよりココトモに来てくださっている皆さまにとってもきっと良いブログをお届けできると思いますので、どうぞお楽しみに☆
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