心の病に理解がない人への対処法
edit2016.06.03 1,183
自分がうつだったので、メンタルヘルスには関心があります。私はうつだったけど、境界例やリストカット、過食嘔吐も他人事だとは思っていません。それには友人や家族がやってたということのあるけれど、うつになったとき、いつどんな精神疾患にかかるかはわからないし、そのリスクは誰にでもあるってわかったから。
でも世の中には一定数、「心の病を理解しない人」がいるのも事実です。理解しようとしない人。人の痛みがわからない人。痛みを知ろうともしない人。
どこにでもいますよね。私の職場にもいるのです。
職場で適応障害になった方がいるのですが、その人のことを
「あいつやっぱり弱っちいやつだったんだよ」
「適応障害なんて、やっぱりぼんぼんはダメだよね」
「あの程度で適応障害なら私なんか何回もうつになってるって」
と笑いながら貶めていました。40年以上生きている、仮にも副主任という立場もあろう人が。自分の人間性の低さを露呈しているということに気づいていたかは定かではないですが。
その時私が感じたのは憤りでも悲しみでもなく、驚きと恐れの感情でした。「このご時世にそんなことを言う人がまだいるんだ」、ということと、「理解するふりもしないんだ」、ということ。
やむを得ずそんな人に出会ったときには、どうやって対処していけばいいのでしょうか。私なりに出した結論は
そんなレベルの低い人とは関わらないようにする
この一言に尽きます。
痛みとか苦しみとかを他人に、しかもベクトルが向いてない人に理解させるのは無理なので、諦めて自分が精神衛生を良好に保てる程度に距離を置いた方が賢明です。そういう人がいるから適応障害とかになるのにね。自分が誰かのストレッサーになってるなんて微塵も思っていない人種なので、近くにいたらこっちがおかしくなってしまいます。まずは、避けられるだけ避けること。戦おうとしないこと。時間と労力の無駄遣いはやめること。
そして憐れむこと。
こういった人の場合、きっと今までの人生で精神疾患が身近ではなかったのです。自分も、自分の大事な人にも、縁のない話だった。さらに知ろうともしておらず他人事だと認識している。知った気になって自分に都合よく解釈していることすらある。それって人生経験と、人の気持ちを慮る能力が欠けてるということ。そういう人の話には耳を傾けなくていいと思うし、かかずらっている時間人生損してると思います。もはや人災です。そういう人と、人の痛みがわかる人、どっちが豊かな人生おくれるのかな。
私だったら後者になりたい。
下手に反論すると要らぬ火の粉を浴びるかもしれませんので。面従腹背も嗜みというか教養というか。
賛否両論あるとは思いますが、それが私の処世術です。物心ついたときから最も身近な存在の一人である父親が敵だったので、そもそも他人と理解し合えるなんて幻想だと思ってるし人を見切るのも早い私の処世術。
解るべきタイミングで解るかもしれないし、そんな人に人生乱されるなんてもったいない。「心の病に理解がない人」と付き合わなくても生きていけるし世界は広いよ。
以上、ココトモライター・エディターチームのなつめでした。
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