うつ病と私 part2

先日、うつ病と私というブログを書かせていただきました。そこでは、うつ病になった経緯やうつ病で苦しかったことを書かせて頂いたのですが、今回は、具体的に1年間どのように過ごしたのか、どう変わっていったのかを書きたいと思います。

診断から回復まで

うつ病の回復までの過程は主に、急性期、回復期、再発予防期の大きく3つの段階に分けられるそうです。

急性期(診断~3カ月程度と言われています)

とにかく横になって寝ていました。何もせず、というよりは何もできずただただ布団にくるまっている、そんな日々が続きました。外に出かけるのも困難だったため、ほとんど必要最低限以外は出かけず、家にいました。ただ、薬だけはきちんと飲みこの期間が過ぎ去るのを待っていました。

回復期(4か月~6カ月以上)

回復期に入ると今までの辛さはだいぶなくなり、外に出る気力も戻ってきました。なるべく外に出るようにし、用事がなくても散歩などをするようにしていました。ただ、無理をするとまた悪くなってを繰り返すので、疲れたら休むというのを心がけていました。良くなっては悪くなりを繰り返していたため、いつになっても治らないんじゃないか…という不安がありました。そのため、2回ほど、薬をゴミ箱に捨てたことがあります。でも、そんなことをしても自分が苦しむだけだったので、それ以降はきちんと飲んでいました。

再発予防期(1年~2年)

今の自分が正直再発予防期にいるのか分かりません。まだ社会復帰出来てないですし、波もまだあります。無理せず焦らず、いきたいと思います。

 

試した様々なこと

最初の頃は、本当にひたすら横になっていることしか出来ず、とにかく寝ていました。回復期に入った頃から良くするために必要なことを探しながら試すようになりました。

本を読み漁った

うつ病になると文字を追うのも苦しくなるんですよね。私もそうでした。だから、最初は全然読めなかったのですが、読めるようになった頃、ひたすらうつ病についての本を色々読み漁り、自分を安心させてました。
特に印象に残っているのは、「死にたいと思っているのは、病気のせいであって、自分が思っている訳では無い。」という言葉だったり、先程書いた「発症から回復までの目安」を読んでは、今はこの辺だから、もう少ししたら良くなるんだ!と自分に言い聞かせていました。

当事者の会に参加した

ある程度元気になってきた頃、うつ病患者の会が家から近いところでやっていることを知りました。
昔の私なら絶対行かなかったと思いますが、藁にもすがる気持ちで、行ってみました。
そうすると、同じような症状に苦しんでいる人たちがいて、話しているうちに凄く心が軽くなっている自分がいました。
初めて行った時に言われた「うつ病は治る病気だから。ずっとこのままじゃないからね。」というおじいさんの言葉は今でも覚えています。

とにかく色んなところに吐き出した

ずっと家にいて、死ぬ方法ばっか考えている毎日はさすがに疲れます。
だからとにかく、色んなところに吐き出すようにしました。ココトモのような掲示板だったり、いのちの電話とかもしました。(話し中で話はできませんでしたが…)
本当に死ぬかもしれないって思った時、自分ひとりでは本当に行動に移してしまいそうで怖かったので、とにかく友達や従姉妹、高校時代の先生などに「今危ない状態です。会ってくれませんか。」と連絡しました。様々な人と会って自分の気持ちを落ち着かせていました。

毎日の記録を残していました

記録のためだけに、手帳を買ってきて、毎日の身体や心の状態を書いていました。そうすると、どんな時に体調悪くなるか、などが目に見えて分かるようになります。また、調子が良い時の記錄を見ると励みになります。
病院の先生に伝える際も、これを元に紙に書いて読み上げてます。私は話すのが苦手なので…。
正確に伝えられて、これは良いなと思いました。

などなど、色んな方法をとにかく試しました。
そして、何より休むこと、そして、調子がいい日はなるべく陽の光に当たることを心掛けました。

変わったこと

この前も変わったことは少しお話させて頂いたのですが、今回はまた違ったことをお話させてもらおうと思います。

人に頼ることは悪いことじゃないと知った

私は本当に人に頼ることが苦手でした。だからこそ、うつにもなってしまったのですが、自分ひとりでうつ病ってどうにかなるものじゃないんですよね。やっぱり周りの助けが必要なわけで。
最初はもちろん躊躇がありましたけど、自分の命を守るために、とにかく頼れる人に頼るようになりました。
まぁ、今でもまだ人に言う時には凄く勇気がいるんですけどね。

色んなところに目を向けられるようになった

自分がうつ病にならなかったら、精神病で苦しんでいる人たちの事も知らなかったし、知ろうともしていなかったと思います。
自分がまさか、当事者の会や、ココトモなどに行ってること自体が一年前の自分からじゃ想像出来ないことで、本当に考え方が変わったんだなーとしみじみ思います。

…と色々書かせていただきましたが、あくまでこれは私が実践したことであって、もしかしたら、本当に辛い状況にある人にとっては、行動に移せないことばかりかもしれません。
でも、ほんの少しでもヒントになればと思い、書かせていただきました。

私もまだ回復途中ではありますが、皆さんと一緒に頑張っていけたらなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました(*´ω`*)

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コメント一覧

全3件
  1. schedule2016.06.26

    英樹

    こんにちは。
    さて、何を書いたらよいのか・・・
    とりあえず読ませてもらいました。

    日記という方法がありましたか!!これ以上頑張ったら気分が落ちてしまうな、と
    いうの前兆は分かるような気がします。
    薬を使っても完全に治すわけじゃないから心のケアやストレスへの対応が大切だなーと
    思います。

  2. schedule2016.06.15

    ひまわり

    Yukiさん、初めまして。コメントありがとうございます!
    Yukiさんも沢山辛い思いされてきたのですね。それでも今、元気に働かれているということを書いて下さり、凄く希望がもてました。
    本当にそうですよね。うつにならないに越したことは無いですが、うつになって良かったことだって沢山あります。そう前向きに捉えて、これからも、ゆっくり焦らずお互い頑張りましょうね(*´ω`*)

  3. schedule2016.06.12

    Yuki

    ひまわりさん

    はじめまして。ココトモメンバーのYukiと申します。
    ブログ読ませてもらいました。
    とても力強い言葉だなって思いました。

    僕も数年前、同じ診断を下され3カ月程、無職の生活を体験しました。
    転職した先での合わない仕事・先輩や上司との人間関係のストレスによるものでした。

    「もう自分は社会に戻れない、自分を必要としてくれるところなんてない。」と何もかもに絶望した時期もありましたが
    体調が落ち着いたころ、「生きていくなら働いて自分で飯を食ってかなきゃ」
    と思うようになり、会社の人事部にもう一度チャンスを下さいと言わんばかりに
    職場異動の相談をして今の職場では元気に働いてお給料に見合った結果を出す事ができております。

    うつ病はならなければ幸せな病気です。(病気はなんでもそうですが)
    でもひまわりさんと同じく、この病気を経験した事で色々なものに目を向けるようになりましたし、この病気への理解が生まれました。
    自分は変われたと思いますし働いてお金をもらう事の意味や少しでも結果を出せる事の大切さを体感する事が出来ました。
    そして何より、「日々の生活で悩んでいたり苦しんでいる人の何か力になれる人間になりたい」と思うようになりました。

    当時は辛かったし失うものがあったのも事実ですが、今はこの病気になった事を前向きにとらえています。嫌だったけどなってよかったのだと。

    今はまだ回復途中という事で焦らず自分のペースで療養下さい。

    僕も一緒に頑張れたらと思います。^^

    Yuki

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