りんごはみかんになれない
edit2016.07.29 1,245
お久しぶりです、やっさんです。
4ヶ月ぶりにブログを書きます。
前回のブログから4ヶ月が経ちました。
僕は先月で退職をしました。
先月で退職した理由は、このブログで書くことになる「アイデンティティーの問題」というところにつきます。
退職後の今月は、いろんな人に会いながら、今後を模索しました。
模索しているときに、自分が興味がある分野で仕事をするチャンスがありましたが、決断する自信がなくて、自分からそのチャンスを手放しました。
とりあえず、来月からは生活のために短期の仕事をすることにしました。
働いているときよりも、働いていないときの方が辛いので、精神状態の安定のためにも働きます。
今月は2つの精神科で診察を受けました。
以前から気持ちが沈んでいることが多く、客観的に自分の状態を判断してもらいたかったので、精神科に行きました。
2つの精神科で共通して言われたのは、「あなたはうつ病ではない。その他の病気や障害もないと思う。服薬も必要ない。あなたの場合は、アイデンティティーの問題がものすごく大きい。今もその問題を解決できていないから、ずっと不安定な状態が続いている。あなたの性格や考え方も原因の一つではあるけれど、アルコール依存症だったお母さんの影響をものすごく受けていると思う」ということです。
2つの精神科でそのように言われて、僕は「その通りだ」と思いました。
アイデンティティーの問題とは、要するに「自分は自分という確信を得られていない。生きるための軸がない」ということです。
僕はこの20年くらいの間、ずっと生きづらさを抱えていて、アイデンティティーが拡散されたまま、生きてきました。
詳細を書くと、ものすごく長くなるので、省きます。
また僕の母については、以前のブログに書いているので、参考にしていただけると幸いです。
「自分が上手く生きられていないのは、すべて母のせいだ」という短絡的な思考では、今の僕の状態は改善されません。
それでは、自分の人生をより良くするためには、どうしたら良いのか?
僕は今、自分の「認知」を変えようとしたり、「マインドフルネス」を取り入れたりして、自分の状態を少しずつ改善させようとしています。
そのように、今の状態を改善させたり、自分を少しずつより良く変えていくことも必要だと思います。
ただし、僕は本当に自分をより良く変えたいなら、自分の根源的なものをとらえ直す必要があると思っています。
その根源的なものとは、「自分の役割をきちんと認識した上で、自分にない役割をあきらめること」ではないかと、思っています。
りんごは、どんなに努力をしても、みかんにはなれない。
自分はりんごという役割を担っているのに、今まで無理をしてみかんになろうとしていた。
今も自分がりんごであるということをきちんと認識できていないような気がするし、まだみかんがうらやましいと思うことがある。
でも、りんごとみかんが存在すること自体に、優劣はない。
りんごにはりんごしかない魅力があるし、みかんにはみかんにしかない魅力がある。
同じりんごでも、全く同じりんごは存在しない。
自分がりんごであるということを受け入れるために、まずはみかんになろうとして苦しむことが大事。
それと、りんごとみかん以外の果物に出会うことも大事。
みかんになろうとする努力をするのではなく、もっと美味しいりんごになろうとする努力をした方がいい。
みかんになろうとすることをあきらめることができると、もっと美味しいりんごになる。
僕はまだまだ自分の役割をきちんと認識できずに苦しんでいますが、試行錯誤を繰り返しながら、「自分は自分でいい」という感覚をつかんでいきたいです。
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