新学期がゆううつな大学生へ 三歩進んで二歩下がる鈍足大学院生より

新しい学期が来た 希望の学期……か?

こんにちは、なおです。

わたしの通う大学院では、昨日から後期がスタートしました。長い夏休みも明けて。

でも、超フツーのテンション(=秋学期だ!目標持って心機一転またがんばるぞ!!先生方やみんなとも元気にあいさつして、さわやかな始まりを迎えるんだ!!とかはあんまり思わず、寝ぼけまなこの低血圧でぼんやりのそのそへらへらノーアイデアのままふらりと出没。そしてそれを隠さない)で、

鈍足カメさんスタート(週休5日のがんばらない計画)

にて這い出してきたわたしとしては、夏休みの延長でそのままヌル~リと授業に出てきた感じでした。ナメクジが這った跡に粘液を残すように、夏休みからケジメや切り替えらしきものをつけることなく、そのまま地続きのエンジンでね。笑

実を言うと、前期では張り切りすぎ&新しい環境でバランスを崩すことによりキャパオーバー起こしパンクして、前期の後半はほぼ授業に出ず徹底的に休み遊ぶ(そして疲れてまた休む。笑)を決め込んでたんす。だから、後期からは「ほんっと~~~~に、誰とも比較せず今の自分が、無理なく息切れせずに、できる範囲で」またぬるぬる今度はマイペースにやってこ~、と決めたんです。

そんな感じでいろいろと周りに心配やたぶん迷惑もかけたけど、のっそりと顔を出したら、入学当初と変わらず(人によってはそれ以上?に)たいへんにあたたかく受け入れてもらいました。

友達とは「どうしても楽器弾きたくない時とか、周りと比べて焦って落ち込んだりとか、進路について悩むこと、あるよね……」という話をしみじみとできたり。

先生方は、ストレスの扱いに関するおもしろい研究や文献を持ってきて教えてくれたり、わたしの人生インタビューに答えていろいろ話してくださったり。

いやー、嬉しいこってすね……(  ̄▽ ̄)授業は休みたくなるけど、この大学の風土や雰囲気自体は好きです。そこは別物です。笑

自分のダメさ弱さを露呈すると、それを隠していた時以上に人の親切が身に染みたり、思いがけぬところで人と会話が繋がったり。

もっともっと言うと、外に出たくない人と話したくないっていう状態にもあった心身が、今日は人に会って喋りに外へ出て動くことができる、すごいな……おつかれさん……でも疲れたから明日は休んでいいよ笑、って、今まで当たり前とばかり思い込んで雑に扱っていたことの大変さを思い知る気持ちになったり、します。まさしく「めみみはなくちゴクローさん(GO!GO!7188)」というような感じ。

頑張って突っ走ってた時は、人の親切は攻撃と見なして過剰に反発するか、あるいは絶対に順守しようとして過剰に服従しようとするか、どっちかになりがちだった。

今は、好意は嬉しいけどその意見は今はいらない場合→いったん受け取って検討して、いらなければ浸透はさせない。ハナからいらなければやんわりとガードする、ということを選んでも良いのだと、人から教わって、知った。笑

オンとオフの切り替えが負担に感じる場合は……

今までは、休みと授業期間中あるいは仕事中には、大きな切り替えが必要だと思っていた。だから気持ちをパーン!!と張らせたり、実際に顔や尻をパーン!!と手ではたいて気合いを入れたり、大きなスイッチをえいやっ!!!と渾身の力で押し出すような気持ちのことをしていた。

でもそれが実はしんどかった。緩んでたものをいきなりピンッピンに張らせるのって消費エネルギーとその後の反動がものすごくデカいもので。

リポビタンDって、飲んだ直後は元気だけど、飲んだ翌日に元気の前借りのツケが体にドカッとまわってくるもので。

いつでも持続はしなかったし、オンの時のハイな状態とオフの時の鬱な状態の差が激しくて、メリメリと解離してて、自分で自分が手に負えてない感じだった。

だから、それを自覚してからは「常に無理をしてない状態を平常運転にすればラクなんでない?」とやっと気付いたので、「わざとらしく気合いを入れない」「オンとオフの差をつけない」「休みが平常、たまにがんばる(今までは力いっぱいがんばるが平常、たまに許可が降りた時だけ休んで良し!!みたいな鬼司令官が頭の中で常に見張ってる感じだった)」ということをやってみている最中なのですよ。

もちろん、それをやるまではすっごい怖かったけど。そんなことしたら今以上にダメになっちゃう……(ガタガタブルブル)って思ってたからね。

実際やってみたら……

「あ~わたし自分で思ってた以上にクズな要素いろいろあるわ!そりゃーこんな暴れ馬じゃ、頭の中だけじゃ制御できんはずだわ!!笑」と思ったことと、

「あ~?わたし、自分で思ってた以上に、意識しなくてもナチュラルにできてることいろいろあったわ!!なんだ、そんなガチガチに欠陥ばかりと思い込む必要も、勝手に他人に引け目を感じる必要も、全然なかったやーん!!むしろもっと天狗でもええんちゃうーん!?ダメ!?笑」と思ったことと、両方ありました。笑

ダメも広がり、できるも広がったことで、スタイリッシュではなくなった(ていうかハナからそんなんじゃなかったんだと思うけど。理想だったんだよ笑)かもしれないけど、ダブダブ~~っと面積は広がったような気がします。

今までは、ダメ(←って思ってるところも人によっては羨ましがられたりする要素だったりもするしね)を徹底的に押さえ込み、できるばかりをどんどんなんでもいるものでもいらないものでもとにかく目の前にあるもの全部むしりとって隙間無く詰め込みまくって増築しないと!!!!っていうスタンスでいたから。それって緩んだ地盤に家を建てるようなもので。体の左側だけを筋トレしまくるようなもので。しばらくはそのスタンスでもイケたけど、ある時にガシャガシャーッ!!と崩れて、見て見ぬふりしてたもろもろの泥やゴミや中には貴重な化石やなんかが一気に噴出してきたのよね(比喩です)。

現実で具体的にどういうことをしていたのか、起きたのか、っていう話をすると、大学にいる時とあと高校も単位制だったのでその時。

まず、

週5日登校なんてあったり前!!たっかい学費払ってるんだからその分モト取ってたくさん授業入れて勉強しなきゃ!!真面目に勉強しない学生ってバカじゃないの?人間のクズ!お脛かじり虫!ふっ(嘲笑)、わたしはそんなやつらと違うんだから。立派に大学生しちゃってるんだから!授業は単位上限まで詰めて!課題もテストも抜け目無く攻略して、成績はもちろん上位マーク!そして自分の専攻とは一見関係のなさそうなこと、苦手なことも文句言わず何事も積極的にやってみてこその大学生っちゅーものよね!もちろん空き時間には練習!調べもの!バイト!サークル!その他課外活動!”輝いてる?ねえ、私、輝いてる!?”(←Sound Horizon「Stardust」)

……みたいな過ごし方をしていた。

これ、偉いこと言ってるように聞こえるかもしれない。実際にこうすることで得られた良かった体験(今この記事を書けていることも込みでね)もいろいろたくさんあったけど。

ただ、この時の私の気持ちは、詰め放題のビニール袋を伸ばしに伸ばしてひとつでも多く詰めようとするおばちゃんと同じ「損したくない」「得したい」「他人を出し抜き見下し自分が上に立ちたい」(あと、「親と親類に胸を張りたい」)という欲が根っこのものだったので、

結局ビニール袋は破けて中身は全部出て床に落ちて、周りの優しい人に拾ってもらってそれを恥ずかしいななんて顔真っ赤にして思いつつ、肩を落として両手に持てる分だけの最低限の量を持ってすごすごと家に帰る、みたいな状態に最終的にはなりました。

要はキャパオーバーになったし、「他人の目を気にして、自分の好み以上の欲を張り見栄を張って見せるのは虚しく寂しいことだ……」ってしみじみ思ったってこと。それでも、他人を見下して欲張って恥ずかしくなった自分を親切に助けてくれる人は周りにいた、最終的に本当に必要なものはちゃーんと手の中に残ってわたしのために微笑んでいた、「これでいい」とわたしに気付かれるのを待っていた、ってこと。

……だから、一時期は進路を決められずにうわぁぁあ~~もう勉強いやぁあ~~就活いやぁぁあ~~~~人生もいやぁあぁ~~~~~!!♪猫になりた~い~君の腕の中~♪(←スピッツ「猫になりたい」)状態になってた私でも、人に助けられて縁に支えられて今どういう訳だか大学院にいるっつー訳なんです。

毎日をウサギさんダッシュで過ごすことが悪い訳じゃないし、実際にそういう過ごし方が自分のスタンスに合ってて毎日バリバリ動けちゃうような人も中には確かにいるんだけど、“わたしには、ちょっと容量が重たかったかもしれないな。だからこれからは、もっと軽いものや自分に合ったものを少しずつ選んでみてもいいのかも、人に甘えて頼ってもいいのかもしれないな”ということなんです。

実際、上記のようにウサギさんぶりっこして全力ダッシュで過ごしていた大学生活の一時期は、肩凝りや腰痛が常にあって蒸気の温熱シートがいつも体に5枚くらい張り付いていたりした(はた目から見たら笑えるやろうな)ぐらい……体は十分に無理を訴えてたんですよ。

SNSに書いてあることは全部本当で、わたし以外のイケてる大学生はみんな毎日テンションあげあげ楽しいことばかり将来も明確で友達もいっぱいで属するコミュニティもあってキラキラ輝いてるんだ、と本気で思って、イメージだけで勝手に嫉妬して、それに届かない自分にムチを打ち、必死で真似をしようとした。

実際……まぁもしかしたら一部、そういう人もいるのかもしんないけど、全員が全員そうな訳じゃあまったくない。笑   それに、テンションの上限と下限のメーターは人によって違う。本当は好きなことだけやってのんびり過ごすのが快適な人間が、無理矢理毎日アゲアゲで過ごそうとしたら、使いすぎ容量オーバーでブレーカー落ちてバツン!!!と停電しちゃう。いつもコテコテアゲアゲスタミナ料理ばかりだと、箸休めがなくて疲れちゃう。

いっつも100%の上機嫌で充実ばかりしていなくてもいい。いっつも具体的、物質的なやりたいことや目標がハッキリしていなくてもいい。だって、どうしても人生に欠かせない要素が目の前に落ちてきた時、意識なんてするまでもなくおのずから自然にそれを手に取ることはできるから。これにやっと気付いた時、「じゃあわたしが今まで身を削ってまで追ってた幻影は…………はははは(泣笑」と脱力して虚しくなり、それと同時に、肩の力が抜けてかな~りラクになりました。

息抜きのしかた

いつも息抜いていればいいさ、とわたしは思いましたが、「いつもなんてできねーよわかったようなこと言いやがってこのタコ助!!ウニ!!ナマコ!!!」と思う人もいるかと思います。

行動の上ではできなくても、気持ちの上ではあくまでいつも緩ませとく、ってことかなぁ。と。

オンとオフの切り替えをしない、と上に書きましたが、わたしは大学に行けば授業に出たり楽器を弾いたり人と話したりする、休憩時間や家にいる時はボーッとしたり漫画読んだりゲームやったりする、そういう行動の上での違いはあります。

ただ、気持ちの上では、何をやってるにしても特別気合いを入れるようにはしていない、ということです。

家の自室ですっぴん部屋着のまま、乙女ゲーの好きなキャラの台詞に悶えてるような自然なテンションで、人前で楽器をのびのび弾いて表現できたらいいな、とそんな気持ちなのです。笑

だから、オンもオフもいつも同じ行動をせよ!!それができなければやりたいこと、天職とは言わん!!ってそんなガチガチ石頭なこと言いたい訳じゃないですよ。このあたりわたしもだいぶ長いこと勘違いをして、「いついかなる時も楽器を弾けてないと音大生なんて言えない……音楽が好きだなんてことにならない……」なんて思って自分を縛り付けてましたが、それは極論つーものです。人には人なりの”好き”のペースと、表現方法と、気分転換のやり方がある、ってことだろうなと思います。

声楽家の先生に前に聞いた話で、「唄う時は、花の良い香りを胸いっぱいに「あ~良い香りだなぁ~しあわせだなぁ~」って感じながら嗅ぐようなイイ顔と呼吸をすること」というたとえがありました。それだって、歌ってない時にふっとお花の匂いを嗅いで良い気持ちになったことがあるからこそ、本職以外のなにげないなんでもない日常的な行動をやっている時間があったからこそ、理屈や想像じゃなくて実体験として体が分かることだと思うのです。

やりたいこといっこ見つけた

これ書きながら、やってみたいことをひとつ思いつきました。

それは、わたしのブログやココトモの記事、掲示板をひっそり読んでくれている悩める大学生&大学院生と少人数で会って、おいしいお茶飲んでおいしいもの食べながら(手作りケーキ屋さんのケーキとか、和菓子屋さんの生菓子とか、そういうちょっとこだわったじっくり味わって食べたいものがいい!(* ̄∇ ̄*))、ただただお話会、愚痴り会(笑)、励まし合う会(笑)をしてみたいな~、ってことです。笑

わたし自身がこんな感じなんで、なにかを教えようとか学ぼうみたいな建設的、前向きな感じじゃなくて、ただただ「うちの大学まじクソでさ!!」とか「就活システムとかおかしくね!?スーツとかきゅうくつじゃね!?」とか「教授のハゲ!!」「卒論終わらね~!!」「進路決まらね~!マジうけんだけど~!!(泣笑」「また授業休んじゃった……はは……自分マジダメ人間すよね……罵ってください……あざーす……」「朝からパンスト伝線した……今日はもうしにたい……」とか、そういう日頃胸のうちに秘めた、自分では一見超しょーもないと思ってて(でも実はめっちゃ大事な)口に出せないことを気ままに打ち明けてみるの会。

……たのしそう。やったら、人来てくれるかな?笑

読んでくれてありがとう(* ̄∇ ̄*)あまりエンジンかけすぎずに、ぼちぼちいきましょうね、と、毎度のことながら、記事で誰かに向けて書いていることはすべて自分に向けて確認していることでもあるのでした。

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