東日本大震災から6年が経ち今想うこと
edit2017.03.11 1,010
昨年は熊本県や鳥取県で、大きな地震がありました。被災された皆さん。心からのご冥福、お祈りしています。
私は中学生の時に東日本大震災を経験しました。こちらから、体験談を読んでくれると嬉しいです。https://kokotomo.com/130774/
今日は震災直後の自分に手紙を書こうと思い、筆を取りました。
東日本大震災直後の自分へ
お元気ですか?元気じゃないよね?不安でいっぱいで、今にも泣き出しそうになっているはずです。今は無責任に聞こえるかもしれないけれど、あえて言わせてください。「大丈夫。きっと大丈夫。大丈夫だよ」
結論から言います。6年後は確実に生きています。余震や津波、当時の記憶に怯えながら、たくさん泣きながら、多くの人に助けられ、支えられながら生きています。これから先の人生がどうなるか、私にはわかりません。友達と衝突したり、1人で悩むことがこれから先増えていきます。前に進めているか、悩んだり、不安に思うことがあっても、自分に自信がなくても、立ち止まりそうになっても、大丈夫です。きっと大丈夫です。私は、これから先、あなたが努力していくことを知っています。何度もつまずき、転びながらでも、遠く、前を見つめて歩いていることを知っています。
だから、私はあなたに「頑張れ」も「一緒に頑張ろう」も「頑張っているね」も「頑張るな」も言いません。ただ、ただ、あなたを抱きしめます。優しく強く抱きしめます。「怖かったね。もう大丈夫だよ」と声をかけながら、優しく頭をなでながら、抱きしめます。むしろ、今の私を抱きしめて欲しいです。
最後に1つだけお願いがあります。
- 現実から逃げたくなった時。
- 震災当時を思い出して辛くなった時。
- しにたくなった時。
- 自分1人では、どうしようもできなくなった時。
どうか、思い出してください。【あなたは、決して1人ではない】と言うことを。
私には、家族やいとこ。親戚のおじさんおばさん。友達や同級生。学校の先輩・後輩達。学校の先生。バイト先で出会った人達やネット・SNSで繋がってくれた人達がいます。たくさんの人があなたを助けて、支えてくれます。その人達は、自分のことのように心配してくれて、相談に乗ってくれます。大丈夫。あなたは1人ではありません。助けてくれる人がたくさん居ます。助けを求めることは、悪いことでも、恥ずかしいことでもありません。大丈夫です。胸を張って、自信を持って、自分を守ってください。その為に、人を頼ってください。
最後にもう1度言います。あなたは決して1人ではありません。
6年後の自分より
最後に
私達、震災によって被災した子ども達は、いつしか大人になります。復興の担い手として、重宝され活躍するかもしれません。震災の日に生まれた子ども達や震災以降に生まれてきた子ども達は「復興の道しるべ」や「希望」と言われるかもしれません。
だけど、今は言わせてください。
私は、今を生きるので精一杯です。
地震が、津波が、人に忘れられることが怖いです。未来のことなんて、わからないし、できれば考えたくありません。前にも、後ろにも、進みたくありません。遠く離れた場所で起きた震災と、過去に起こった出来事と、自分には関係ないと、どうか思わないでください。震災はいつどこで会うかわかりません。身近な問題です。立ち止まって、一緒になって、考えて欲しいです。
最後まで、読んでくれてありがとうございました。以上、私・アイスの伝えたかった想いでした。少しでも伝わってほしいと思っています。
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