【写真・感想付き】イベント『輪になってお話する会』開催レポートvol.26

こんにちは、たかれんです☆
12/15(金)に開催したイベント『輪になってお話する会』(テーマ:人生)の開催レポートをお届けいたします。
今回は参加者5名での開催。しっとりと語りあう、あたたかい時間となりました(*´`)


(写真OKな方たちでパシャリ☆)

◆輪になってお話する会について
4~6人程度で輪になりお互いの人生のストーリーを聴き合う会。幼少期~今に至るまでに経験してきたことを知り合ったあとには、とてもあたたかい気持ちと繋がりが生まれます。会はメンバーが司会を行いサポートしながら進行するので、初参加の方もすぐに和やかな雰囲気でお話できます(*´`)

▽次回のイベントはこちら
http://kokotomohouse.com/event/

イベントを開催して感じたこと

みんな、強く生きてきたんだなぁ。

『輪になってお話しする会』を通して皆さんの話を聴かせていただくと、いつも思います。

聴いているだけでこちらの胸が苦しくなってしまうくらいつらい経験をされてきた方、
悩みや苦しみを今まで誰にも打ち明けられずにひとりだけで耐え忍んできた方、
自分の居場所が分からないまま、怯えながら恐れながら過ごしてきた方……、
皆さん、ほんとうに、ここまでたくさんのことに耐えて、乗り越えて、生きてきたのだと、ひしひしと伝わってくるのです。

今回、とある方が自身の過去について話した後、別の参加者さんが「がんばりましたね」と声をかける場面がありました。
『輪の会』は全体を通して「話す」「受け入れ合う」ことを大切にしているので、話を聞いてみての感想や意見を交わす時間は設けていません。
それでも、このつい漏れ出た一言に込められた、優しさや、相手を尊重したいという気持ちはひしひしと伝わってきました。

このイベントは、やはり相談サイトから始まったというのもあって、悩んでいる方や、過去になんらかの苦しみ・挫折を味わった方が多くいらっしゃいます。
だからこそ、「あなたのどんな想いも否定しません」「悩みを話してもいいし、話さなくても大丈夫です」といったメッセージを、イベントの中でも詳細ページでも、繰り返し伝えています。
それでも、悩みや苦しみといった自分の弱い部分を、他者(しかもほぼ初対面)に対してさらけ出すのは、とても大きな勇気がいることだと思うんです。

その勇気を振り絞って、その場にいる人たちを信頼したいと思ってくれていること、心の中の大切な場所についての話を聴かせてくれること、本当にありがたいなと思っています。

親からの言葉、親から与えられた役割。

そして『輪の会』で話題に出ることが多いのが「親子関係」。
今回も、親御さんからの言葉を今に至るまで十何年も引きずっていたり、親御さんからの期待に応えようと必死に役割をこなしてきたりした方が集まりました。

ある方は、「あんたは要領がいいから、がんばっている人の気持ちなんか分からない」と言われたのだそう。
この言葉を聴くだけでも、胸が苦しくなります。

その方は、親から与えられた役割をこなそうと、女性でありながら短髪にし、男らしくしていました。
しかしそれは自分の望んだ姿ではないから、鏡を見るたびに「気持ち悪い」と感じていたのだそうです。

そんな葛藤の中、必死に親の要望に応えようとしていたのに、「要領がいい」「がんばっている人の気持ちなんか分からない」と言われてしまっては。
どれほどしんどかったか、どれほど苦しかったか……。

きっとこのブログを読んでいる方の中にも、「女の子/男の子なんだから」「お兄ちゃん/お姉ちゃんなんだから」といったことを言われた経験のある方は多いかと思います。
わたし自身、子どもの頃は兄が病弱で、悩みやつらいことがあってもずっと我慢してきました。
でもいつの間にかそれが家族にとっては「当たり前」になっていて、いざ相談をしたら母から「お前の愚痴を聞くために私は生まれてきたんじゃない!」と突き放されたのが、今でも強く記憶に残っています。

相手側からしたら単なる日常の一部であっても、傷を負った側からすれば、その一言、その一瞬が、いつまでもいつまでも頭の中にこびりついてしまうんです。
逆に、さりげない一言が、人生を左右するくらいの大きな救いの言葉になることだってあります。

そしてそれは、親や家族だけでなく、周りの人に対しても同じことで。
別の方は、通っていた学校の先生が「いじめは絶対に許さない」というスタンスで、クラスの中で孤立とかもなくすごく恵まれていた、という話をしてくださいました。

そういう、「自分のために動いてくれる存在」「自分のことを考えてくれる存在」がいてくれると、もう信じられないくらいに大きな助けになるんですよね。
特に幼少期にそういった出会いがあるのとないのとでは、きっとその先の人生が大きく変わるのでしょう。

……でも、仮に子どもの頃そんなすてきな出会いに恵まれなかったとしても、きっと人生のどこかで出会えるのだと思います。
今日かもしれないし、明日かもしれないし、もっと先かもしれない。
既に出会った人の中にいるのかもしれないし、まだこれから出会うのかもしれない。
分からないことだらけだけれど、この世界には何十億という人がいるのだから、「自分は誰からも必要とされない」「生きる価値なんてない」といったふうには、どうか考えないでほしいな、と思います。

大切だからこそ、できないこともある、ということ。

『輪の会』では、司会のスタッフも人生についてお話しさせていただきます。
もう10回以上話しているはずなのですが、未だにイベントの前にはちょっぴり緊張します。
それでも、会が始まると自然と話したいことが溢れてきて、緊張なんてどこへやら、なんですけどね。

そして今回は、ほとんど誰にも話したことのなかった話をしました。
それは、わたしの祖母についての話。

わたしの母方の祖母は、昨年の5月に亡くなりました。
もう何年も前から病気で入院生活をおくっていたのですが、わたしの記憶の中の祖母は、いつも笑顔を浮かべていました。

母方の実家は、田舎の、山のふもとにある一軒家。
掘りごたつのある部屋に、いつも祖母はいました。
こたつの奥側は、祖母の指定席。お昼寝用のすこし硬めの枕と、いつもやって見せてくれていたお手玉、わたしたちにも剥いてくれて手が黄色く染まっていたみかんが、いつも置いてありました。

ちょっかいをかけると「やめなさい」なんて言ってくるけど、表情はいつも穏やかで。
70歳を過ぎてからもスクーターに乗って畑仕事をしに行くような、元気で優しい人でした。
実際に相談したことはなかったけれど、「行けば祖母がいる」というのは、不登校や様々なことで悩み苦しんできたわたしにとって、大きな支えとなっていました。

それなのに、感謝しているのに、わたしが祖母のお見舞いに行ったのは、何年もあるうちのたった一度だけ。
それも、祖母がかけている布団の隅からのびている管を見て、怖くなって、わたしはたぶん一度も祖母と目を合わせることができませんでした。
祖母は、そんな時でも笑っていたのに。

入院した時にはすでに、もう長くないことが分かっていました。
祖母なりに思うこともあっただろうに、15年ほど前に祖父を亡くしてからしんどいこともあっただろうに、それでも祖母は、わたしたち孫の前では一度もしんどそうな表情はしませんでした。

そして祖母が亡くなって。
わたしは、告別式にも、お葬式にも出ることができませんでした。

祖母が亡くなったとメールで知らされた日の翌日から、微熱や頭痛、食欲不振など、2週間ほど体調不良が続いたのです。
「ならしょうがないよ」ときっと人は言ってくれると思います。

でも、きっと行こうと思えば行けました。
身体が動かないわけではなかったし、たとえ家族と一緒に出発できなくても電車でだって行けるのです。

それでもわたしは、祖母のいないあの家に行くのが怖くて、掘りごたつに入ってみかんを剥いてくれる祖母がもういないことを認めたくなくて、記憶の中にある微笑む祖母が消えてなくなってしまいそうで、行けませんでした。

半年以上経った今になっても、わたしは母方の実家に挨拶に行けずにいます。
今からでも、お線香だけでもあげて、きちんと挨拶しなきゃいけないのに……。

……という話を、『輪の会』の中でさせていただいたのです。
『輪の会』ではどんな悩みも想いも否定されることはないと分かっていながらも、やっぱり皆さんにお話しするまでは、ほんの少しだけど恐れを感じていました。
だから、直前まで話すかどうか悩んでいたんです。

でも、話してみて良かったと感じました。
皆さんが受け入れてくれたことで、なんだか、「祖母のお葬式に行けなかったこと」「現実を受け止めるのに時間がかかっていること」を許してもらえた気がしたんです。

そして、ある参加者さんが「自分も最近祖母が入院してお見舞いに行ったけど、あともう一度行くのが限界だと思う」という話をしてくださいました。

大好きなおばあちゃんだからこそ、病院の白いベッドに横になっている姿を、何本もの管をつながないと命を保てない姿を見ているのがつらい。
そんな想いが、その方のお話を聴きながらひしひしと伝わってきました。

「大切な人のためなら、なんでもできる」
そんな言葉を聞くこともあると思います。
でも、ほんとうはそんなことないのかもしれません。

「大切な人だからこそ、できないことがある」
きっと、そうなんだと思います。
相手のことが大切だからこそできないことがあって、大切だからこそできないことが苦しくて。

ほんとうは、大切なあなたのためならなんだってできる、強い人間でありたいのに。
でも皮肉なことに、その苦しさがあるからこそ、相手の大切さをまた再確認できるのかもしれませんね。

わたしは、祖母が大好きです。

やりたいことを見つけるのには、時間がかかる。

長くなりましたが、最後にこの話だけさせてください。

ハウスでは「やりたいことがない」という悩みを持っている方がたくさんいらっしゃいます。
今回のイベントでも、「ずっとやりたいことが分からなくて……」とお話ししてくれた方がいました。

わたしは、幸いなことに中学生の頃からずっとやりたいことだらけでした。
今も「ハウスにいるみんなが少しでも安心できるようにしたい」「学校や家に居場所のない子どもの逃げ場を作りたい」「自分の培ってきたスキルを誰かのために役立てたい」……、様々な想いから、ハウスの管理人やフリースクールの設立など、たくさんの活動をしています。

でも、やりたいことがあるというのは、時に苦しくもあります。

わたしの「やりたいこと」というのは、ほとんどが「過去に満たされなかったところ」です。
自分が安心できる場所がずっとなかったから、大切なみんなには少しでも安心して過ごしてもらいたい。
自分が学校や家でずっと苦しい想いをしてきたから、せめて今の子たちには楽になってもらいたい。
自分が周りから否定されてばかりでいろいろなものを諦めてきたから、周りの人には夢ができたとき諦めないで済むようにいろんなスキルを身につけてほしい……。

すると、やりたいことに向けて、「満たされなかったわたし」が現れるのです。
そのたびに、「お前にできるわけない」「失敗するに決まってる」といった、過去に言われた言葉たちも蘇ってきます。
ご丁寧なことまで、当時の感情まで、正確に戻ってきてしまうのです。

さらに、やりたいことをやるということは、言い訳がききません。逃げ場がないんです。
やりたいことをやって失敗したら、本当に悔しいし、自分の不甲斐なさを痛感します。
それでも、やりたいことがあるから、「こんなの最初からやるつもりなかったし~」なんて投げだすことはできないから、悔しくてもつらくても、また向かっていくしかないんです。
今ある武器をつかって戦う方法を模索するしかないんです。

でも、やりたいことがない時期もあったから、「やりたいことがない」という苦しさも分かります。
正確に言うと、「これまでやりたかったはずのことが苦しくて、何が楽しいのか、何が嫌なのか、自分の感情が分からない状態」といった感じでしょうか。
特に、周りにやりたいことに向けて突っ走っている人や、実際に夢を叶えている人がいた場合には、比較して余計に苦しくなってしまいますよね。

「やりたいことがほしい」と思うのも、「やりたいことがあって苦しい」と思うのも、「今は休みたい」と思うのも、どれも経験した人間としては、どれも自然な感情だなと思います。

やりたいことがほしいなら、何かイベントなどを探して参加してみたり、様々な人と会ってみたり。
やりたいことが苦しいなら、一日完全オフを作ってみたり、始めた時の想いを振り返ってみたり。
今は休みたいと思うのなら、SNSやネットからは離れてみたり、何もしなくていいとしたら何がしたいかを考えてみたり。

いろんな方法がありますから、その中から自分に合うものを少しずつ探していけばいいのだと思います。

やりたいことを見つけるのには時間がかかりますからね。
それこそ、1年、2年かけるぐらいのつもりで、ゆっくり周りに目を向けてみてもいいのではないでしょうか。

あなたは、あなたのままで、生きているだけで、素晴らしい存在なんですから。

参加者たちの感想をご紹介!

参加してくださった皆さんに感想を書いていただきましたので、掲載OKの方のみご紹介します☆
(※クリックすると拡大します)

感想はすべて大切に読ませていただいております☆参加してくださった皆さま、ありがとうございました(*´︶`*)

次回もぜひご参加お待ちしています!

次回の「輪になってお話する会」は、【1/21(日) 12:30-15:00】に開催予定!
司会はもちろん私・たかれんが務めさせていただきますので、皆さま、ぜひご参加いただけると嬉しいです。
ステキな時間を皆さまと共有できること、楽しみにしております♪

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このブログを書いた人

たかれん
たかれん

小学校2年生、はじめていじめを受けました。 中学生になってからもいじめられて、はじめて不登校になりました。 不登校になってから、家にも居場所を失いました。 「助けて」と言えなくて、いっぱい悩んで苦しんで、当時は「なんで私ばっかりこんな想いをしているの」と、まるで世界に一人ぼっちなような...

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