調子が悪いときは、「頑張らない」を頑張る!?
edit2015.05.23 3,418
(2017年3月21日 加筆・修正)
こんにちは、いだっちです。
本日は、調子が悪いときの過ごし方ややる気が出ないときの対処法、休むことの大切さについて書いてみようと思います。
僕たちはいつでも元気に暮らせるか、というと決してそうではありません。
風邪をひくことだってあるし、転んで怪我をすることもあるし、失敗して落ち込むこともあります。
調子がいいときと悪いときの両方があるわけです。
調子がいいときは、
たくさんの仕事をテキパキと片付けていけたり、
難しい勉強にも前向きに取り組めたり、
次々と新しいアイデアが浮かんできたり、
友達との何気ないおしゃべりも楽しかったり、
何をしても気持ちが良いものです。
でも、調子が悪いときは、
たくさん仕事があるのにうまく進まなくて、焦って手に付かなくなったり、
勉強に集中できず、時間ばかりかかってしまったり、
新しいアイデアが浮かんでこないどころか、今やっていることにも不安になったり、
友達とおしゃべりしていても、普段は気にならない相手の一言にイライラしてしまったり、
何をしてもうまくいかずに落ち込んだりすることもあります。
調子のいい日が続いてほしいと思ってしまいますが、これはなかなか難しく、波の浮き沈みのように、必ず調子の悪い日はやってきます。
そして、調子の悪い日に頑張ろうとしすぎると、余計に調子が悪くなることもあります。
どんなにすごいランナーでも走り続けることはできません。
調子のいいときも波のように自然とやってくるので、調子の悪いときは無理せずに休むことも大切です。
「頑張らない」ことを頑張ってみる。
仕事でも勉強でも家事でも、いつも倒れるまで頑張りすぎてしまう人は、参考までに読んでみてください。
休むことの大切さ
調子が悪いときの対処法を書く前に、休むことの大切さについて書いてみようと思います。
僕たちの身体には、常に自分を一定に保とうとする機能が備わっています。
この機能をホメオスタシス(恒常性)といいます。
例えば、暑い日には汗をかいて熱を発散し、体温は一定に保たれます。
(ちなみに、ホメオスタシスが身体を一定に保とうとして反応している状態をストレスといいます。)
ホメオスタシスは、基本的には僕たちが意識しなくても自然と働いてくれていますが、限界もあります。
暑い日に長時間、太陽の下で水分補給もせずに過ごしていると倒れてしまうように、ホメオスタシスの限界を超えると身体の不調が引き起こされます。
その前に水分補給をする、日陰を探すなどの対策が必要になります。
また、身体的なものだけでなく、心理的なホメオスタシスもあります。
例えば、仕事で失敗をして落ち込んでも、時間が経てば忘れて普段の気持ちに戻ることができるように、ホメオスタシスによって、僕たちは心理的にも一定に保たれているわけです。
でも、失敗したり怒られることが重なり、恐怖や不安の状態が続くと、ホメオスタシスの限界を超えてしまい、普段の気持ちに戻れないこともあります。
さらには、僕たちの身体をコントロールしている神経系・免疫系・内分泌系のバランスも崩れ、様々な身体の不調が現れる場合もあります。
暑い日に水分補給をするように、心理的にも意識的な対策が必要というわけです。
(関連ブログ)
▶︎ストレスを減らすヒント ホメオスタシスとストレスについてもう少し詳しく
調子が悪い・やる気が出ないときの対処法
ここからは、調子が悪いときの対処法を具体的に書いていきます。
①新しいことは始めない。
調子の悪いときは、思考もネガティブになりがちなので、新しいことを始めるのは避けましょう。
転職や退学など、大きな決断をするのは特に注意が必要です。
同じ決断でも、調子のいいときの方がポジティブな考えが生まれ、良い結果につながることが多いものです。
まずはゆっくり休んで、調子がいいときがやってくるのを待ちましょう。
②優先順位の高いことだけを選ぶ。
たくさんやることがあって、そう簡単には休めない、ということもあるかもしれません。
そんなときは、どうしても今日やらなければならない、という優先順位の高いことだけを選んで、その他は明日以降に先延ばししてしまいましょう。
少し休んで、調子のいいときに動いた方が、良い結果が出ることもよくあります。
③優先順位を無視して、できることだけする。
上記②とは逆に、優先順位を無視する方がうまくいくこともあります。
不調のときはネガティブ思考に陥りがちなので、優先順位は高くても、その課題に対する苦手意識や失敗経験から、踏み出しにくくなっていることもよくあります。
そういうときは、優先順位を無視して、とにかくできそうなことから片付けるというやり方がオススメです。
立ち止まってしまうよりは、踏み出せそうな小さな一歩を踏み出し続ける、という進み方です。
動いている間に、少しずつやる気が出てきたり、調子が上がってくるということもあります。
④6割〜8割を目指す。
調子の悪いときは100%のパフォーマンスは出せないものなので、60%〜80%くらいを目標とするのがちょうど良いでしょう。
ある仕事の一部分だけをこなすなど、ハードルを下げてみるのも良いと思います。
どうしても完璧主義になってしまうという場合は、80%の割合を完璧にこなす、と考えてみてはいかがでしょうか。
⑤辛い気持ちを誰かに話す。
辛い気持ちを誰かに話したり、解決はしなくても愚痴を吐き出した後は、スッキリした気分になることがあります。
カタルシス効果といいますが、話すことで気持ちの余裕が生まれたり、客観的にものごとを見られるようになったりするので、話すこと自体にも意味があります。
誰にも話せないというときは、ノートなどに気持ちを書き出してみるというのも良いでしょう。
どちらにしても、自分の中から気持ちを出す、ということが大切です。
⑥映画などを見て泣く。
⑤で、気持ちを吐き出すとスッキリすると記載しましたが、気持ちだけでなく、涙を出すことでもスッキリすることがあります。
泣ける映画を見たり、音楽を聴いたり、小説を読んだりして、涙を流してみましょう。
その他、出す行為はスッキリにつながりやすいので、カラオケで声を出す、というのもオススメです。
⑦よく寝る。
調子が悪いときは、焦らず立ち止まることも大切です。
睡眠によって頭も身体も休めることで、また新たな一歩を踏み出せます。
まとめ
今回は、調子が悪いとき、やる気が出ないときの過ごし方を紹介してみました。
まずは、今の自分は調子がいいのか悪いのか、意識してみることが大切です。
調子が悪いときは、紹介した方法などで、積極的な休みをつくってみてください。
(やる気が出ないときの対処法については、こちらのページでも詳しく解説されています)
そして、調子のいいときこそが頑張りどきです。
ここで頑張ることで波の平均値が上がっていきますので、不調のときの沈み込みも小さくなっていきます。
自分の現状を把握しながら、自分と付き合っていきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます☆
休むことは頑張る一部。
(関連ブログ)
▶︎ストレスを減らすヒント ホメオスタシスとストレスについてもう少し詳しく
- ココトモInstagramはじめました♪
-
このたび、ココトモの取り組みや想いを発信するInstagramをはじめました。ココトモメンバーたちが試行錯誤しながら運用してくれているので、ぜひ応援&フォローいただけると嬉しいです(*´`)
Instagramはこちら