『チア男子!!』人間関係で挫けそうになったときに支えられた小説

みなさま、こんにちは^^ そろそろこんばんはの時間帯でしょうか。
めっきり暑くなってきましたね。 梅雨ってきましたっけ。…アレレ(・ω・)

そんなわけで、久々の一日オフ、引きこもりになっております。鷹れんです(´▽`)

今日は、ひさしぶりに本について書こうと思います。

『チア男子!!』朝井リョウ/著

今回ご紹介させていただくのは、朝井リョウさんの『チア男子!!』。
タイトルから想像できるかと思いますが、男子のチアリーディングを描いた青春小説です。

この本を読んだ当時、私は高校生で、人間関係に悩んでいました。
こんなに貴方たちのために頑張っているのに、なんでわかってくれないの。なんでつらい思いをしなくちゃいけないの。なんで誰も協力してくれないの…。 そういう想いを抱えながら、でも投げ出すこともできなくて、毎日ユウウツでどうしようもありませんでした。

そんな葛藤を、登場人物の一人の言葉がきっかけとなって、乗り越えることができました。

「自分ができるから、誰もができるわけやない。自分が正しいと思うことが、誰にとっても正しいとは限らん」
「お前もそれに気づけ。俺たちはチームなんや。辛いときに辛いって言えんチームなんて、絶対あかん。チアは最高の団体競技なんやろ」
「お前が言っとることはいつも正しい。うまくならな勝てん、できないんやったらもっと練習しろ……言っとることは全部正しい」
「正しいだけじゃ、人は動かせん」

これを言ったのは「イチロー」という青年。
イチローは、勢いでバク転ができてしまうような、いわゆる“天才肌”タイプです。
チームの一人、「弦」は、イチローと相棒のように仲が良かったのですが、文中でこんな想いをしています。

イチローはきっと、悔しいという感情を知らない。
さらにイチローは、悔しい、という感情を自分が知らない、ということを知らない。

弦にとってイチローは、一番「正しい」に近い存在でした。だからこそ、追い付けない、追い越せないのが悔しかったんです。弦にとって、負けたことのない勝者、絶対的な存在が、イチローという人間でした。
読んでる最中は、私も弦と同じような見方をしていて、イチローには理解できないであろう弦の苦しみなどにつよく共感していました。
そんなイチローが、あんな発言をしたのです。

この言葉をみたとき、私は自分の愚かさにハッとしました。
高校生の私は、みんなのためなんて微塵も考えれていなかったのです。規則やルールで縛ろうとして、正しさばかりを追求して、本来みんなが部活に求めているでろう「交流」「楽しさ」「成長」というようなもの全てを無視してしまっていたのです。
そんな人間に協力したい、自分のちからをつかいたいと思う人がどこにいるのでしょうか。
そう考えると、身勝手に突っ走った私を、当時の後輩や部員、部長さんは、よく見捨てずにつきあってくれたなぁと思います。

しかし、イチロー自身も、この物語がはじまった当初は、こんなこと思ってはいなかったでしょう。
自分を含めた16人で切磋琢磨しあっていく中こんな想いが生まれたと思います。
16人、それぞれが苦悩や葛藤を抱え、それぞれが成長していきます。
空中分解してしまったチームが、ラストに向けて再結成していく様子は、王道展開ながらやはり感動してしまいます。

イチローの言葉は、今も私がなにかで悩んだとき、軸の一つとなってくれています。

正しさが最善とは限らない。
わかっていたはずなのに、改めて文字でぶつけられると、いつのまにかそれを心のどこかに追いやってしまっている自分に気づかされます。そして、人間関係でなにか悩んだとき、もしかしたら弦とイチローのように、自分には見えてない相手の面があるのかもしれない、ということも教えてもらいました。
それは、相手と二人で向き合ってるだけじゃ見えてこないのかもしれません。相手と誰かが話しているとき。あるいは、自分が誰かと話しているとき。もしかしたら、自分ひとりで考えているとき。ふと「あぁ、あの人は、こんな想いだったのかもしれない」と、見つけることができるのかもしれません。
たとえ見つけることができなくても、「相手は自分が見えていない面をもっているんだろう」と心に留めておくことはできるはずです。
それだけで、お互いにほんの少し相手のことを考える余裕が、心のどこかにうまれるのではないでしょうか。

この小説は、そんな、やさしくあったかい考え方と、チアの名に恥じぬつよい応援、エネルギーを与えてくれます。
ちょっと悩んでしまっている人、下を向いてしまう人、なにかにくじけそうな人… 是非『チア男子!!』読んでみてください^^♪
鷹れんでした☆

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大学休学中の20歳。 小学校2年生、はじめていじめを受けました。 中学生になってからもいじめられて、はじめて不登校になりました。 不登校になってから、家にも居場所を失いました。 「助けて」と言えなくて、いっぱい...

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全7件のコメント

  1. みな 2015/06/18 21:01

    鷹れんさん!私がオススメの本は『嫌われる勇気』と『心配事の9割は起こらない』です(⑅•͈꒶૩•͈)୨୧˖チア男子、本屋さんに電話してお取り置きしてもらっているので、ヘルパーさんに取りに行ってもらいます‧✩͓̊(´๑•ω•๑)ɞ₎₎✩楽しみです꒰ •ॢ ̫ -ॢ๑꒱✩

  2. 鷹れん 2015/06/17 10:16

    いだっちさん
    反応すると思ってました。笑
    まさに「いだっちさんが好きそう!」な小説です(o^^o)
    ぜひ読んでみてください♪

  3. いだっち 2015/06/17 01:28

    お、朝井リョウさんを紹介してる!
    この本は読んだことないので、読んでみます。
    「正しさが最善とは限らない。」とても良い言葉ですね。
    好きそう!と思われそうですが、「はい、好きです(笑)」

  4. 鷹れん 2015/06/16 13:49

    れいかちゃん
    こんにちはー(*´`)
    こちらこそ、おつかれさま&いつも有難うございます♪
    ぜひぜひ、読んでみてくださいな(´ω`)♡

  5. 鷹れん 2015/06/16 13:47

    みなさん
    こんにちは^^
    みなさんの使う顔文字は、かわいいですなぁ♡(*´`)

    みなさんオススメの本も、ぜひ教えてくださいな(´ω`)こちらこそ、いつもありがとうございます♪

  6. れいか 2015/06/14 18:57

    鷹れんちゃんこんにちは!
    いつもいつもお疲れ様です。
    本当にありがとう(o^^o)
    チア男子、興味出ました!

  7. みな 2015/06/14 12:14

    鷹れんさん!こんにちは꒰ •ॢ ̫ -ॢ๑꒱✩みなです。考えさせられるブログでした。若い時って正しいと思うことに突っ走ってしまうこと、私もあった気がします。その本私も読んでみますね☆いつもありがとうございます❀.(*´◡`*)❀.

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