ふたりでひとつ

image

 

私には妹がいます。

小さい頃から、私たちはふたりでひとつ、なのでした。

そもそも田舎過ぎて人がいなく、遊び相手はいつも妹。

私が幼稚園に入って妹ひとりになると、幼稚園まで歩いてきて、入り口の柵からずっと私のことを見ていました。

幼稚園はお友達を作る場所のはずが、柵越しに妹と遊び、その他はつまらなーく過ごす私でした。

ある日、私が小学校から帰ると、おねえちゃーん!!と廊下を走ってきた妹は…

…こけてガラスに頭から突っ込みました(。-_-。)

その後なぜか私もまとめて叱られふたりでガムテープという最強アイテムで修復をしました。

月日は流れ、高校生。

相変わらず私たちは一緒にいました。おなじ学校の中学生と高校生。

私が忘れたお弁当を妹が持ってきたり、妹の担任の先生から、「妹は家でちゃんと宿題してるのか」と聞かれたり…完全にセットです。

大学に入っても変わらず、(その頃私は結婚していましたが)帰りに私の家に寄るのが定番。

今日こんな課題出たーと私のパソコンでレポートを書き始めるものの、

…飽きる!!

「続き、お姉ちゃん書いてー」無茶振りです( ´△`;)

なぜか、必死に「楽語について」を書くぽち。

主人のエースコンバットで遊ぶ妹…

書けた!!達成感!

この面クリアできた!達成感!

よくわからないまま、謎の達成感を共有し、夕飯を食べて、レポートはちゃっかりUSBに入れて持って帰る妹。

その後も妹は、

TOEICのテストの途中で眠くて寝る、会社の面接官から食事に誘われる←これって違法ですよね?、留学先の韓国でぼったくりタクシーの運転手に「女だからってナメンんじゃないわよ!お金返しなさい!」と戦う(お願いだからやめてー危ない(*T_T*))、2週間で結婚式の準備をする(値段だけ言っておまかせプラン)などの伝説を残し、海外に行ってしまいました。

いつも一緒だった私達…さみしい…

そこで私は今までこだわっていたガラケーを卒業し、「妹とライン電話がしたい」だけのためにスマホ購入。これで、妹と話せる♡と喜んだのもほんの数日程度。

わざわざ妹がヒマをしているであろう時間に(時差があるので)「元気ー?」スタンプ、送信!

…き、既読にならない(*pωq*)

一週間後の夜中、「ごめん。なんか用?」と返事が。夢にまで見たリアルタイム通話が、できない泣

そんな妹ですが、この間たまたま私がすごく落ち込んでいるときに、ラインが!

ヒマだー元気?と言うので、ちょっと具合悪いんだ…と送ると、つ、ついにライン電話が!!

今悩んでいることなどを話すと、「ふんふん。それは辛かったよね。」なんと!あの妹が!!さらに、「私は別に悩まないタイプだから、お姉ちゃんは休んで、私に任せればいいよ。お姉ちゃんが悲しいと、私も悲しいから。」

う、うるっ涙

そして、日本に帰ってきたら、うちの近くに住んでくれるらしい!!

妹いわく、私はウサギのようだと。何だか何考えてるのかわからないけど、戦う手段を持っていない。そして、自分が一人ぼっちになってしまうと、ひっそりと死んでしまいそう、らしいです。

いっつも人見知りで、先生に叱られてふくれてばかりの妹がこんなに頼りになるとは思わなかったです。いつも私が妹を守っていたつもりが、実は守られていたんですね。

妹からのメッセージ➖➖➖➖➖➖➖
外国にきて、やっぱり日本が好きだって思ったよ。
「外国人」っていろいろ辛いなってことが分かった。
町を歩いていても、なんとなく人の家にいるみたいな居心地の悪さがあるんだよね。
でも、食べ物はおいしいものばっかりで幸せ♪

お姉ちゃんは辛いときかもしれないけど
死んじゃだめだよ。
そしたら、私が泣いちゃうよ。
病気も無理に治そうとしないで、
ゆっくり時間をかけて治してね。

これからも、べったりせずに、ふたりでひとつでいたいな。

ココトモメンバーたちと交流しよう♪

ココトモメンバーたちと交流するための『メンバーのお部屋』掲示板ができました。気になるメンバーと気軽にお話することができます。ぜひ色んなメンバーのお部屋に遊びに行ってみてください♪

メンバーのお部屋はこちら

コメント一覧

全1件
  1. schedule2015.09.09

    ゆきえ

    す・て・き!わたしも姉がひとりいて、ふたり姉妹なので、とってもとっても共感しました☆
     
    我が家はぽちころさんたちみたいに「ふたりでひとつ」な姉妹じゃなくて「うんびゃくメートルもありそうな太目のひもでつながってる」感じの姉妹なんですけど笑、なんかあったら「すかさず登場しあえる」かけがえのない存在であることはかわりないなぁって改めて思いました☆
     
    妹さん、海外にいらっしゃるんですね!すごーい☆

コメントを投稿する

コメントを投稿するにはログインしてください。

keyboard_arrow_up