私は両親と私自身に対して実はこんなに怒りを我慢してたのね。

神奈川は快晴です

こんにちは、なおです。

今日は「身体が「ノー」と言うとき」(ガボール・マテ著、伊藤はるみ訳)という本を読んでいました。読んでいていろいろ思ったことがあったので、それについてつらつら書いていきます。

お腹のあたりにイライラ玉が住んでる感じ

ある日のことです。

なんかその日は朝から、すげーイライラしていた。頭だけで感じるイライラじゃなくて、下腹部のあたりに塊があってその元が絶えずイライラの煙を体から体の外までプンプン匂いを立てながら撒き散らしているような感じ。

生理が近いからもあるだろうな、寝不足?もあるかもな、などとまあそれっぽい原因っぽいことも思い付くには思い付くのですが、そうしたところでそれはおさまらない。

でも、その日の晩はど~~~~~~~しても外にカレーを食べに行きたくて(なんでだろうね?笑)、その想いが何にも代えがたいほどに強くて、そのために夜は人と会う約束をしていたので、カレーのために!!!!と奮起してぐわっっと起き出して外出したのです。

本音がボロリ

果たして私は思惑通りカレーを食べ、満足しました。どうして~~~も食べたいものを念願通り食べられた時の充足感、幸福感といったらもう最高ですよね(  ̄▽ ̄)笑

その後は場所を変え、私と連れは一緒にテレビを観てくつろいでいたのです。

ちょうどその時、私の好きな「家、ついて行ってイイですか?」という番組をやっていました。ざっくり言うと、人の家に上がり込んで人生インタビューをする内容(マジざっくりやな)なのですが。

その日出てきたうちの一人に、私と同世代くらいの女性で、底抜けに明るく、「いつ死んでもいいように毎日明るく一生懸命に生きてる」「周りには感謝しかない」といったようなことを言っている人がいました。

あくまでテレビ越しに観ただけだから、ホントのところがどうかなんぞ知る由も無いのですが、少なくともカメラ越しのその人とその家族は明るかった。家族と友達ぐるみでゲラゲラ笑っていたりおどけたりしていた。「私もいつかお父さんとお母さんみたいに幸せな結婚生活を送りたいです」みたいなことを言っていた(と思う)。

それを見て、わたしがフタしていた劣等感とか怒りとか寂しさとかモロモロのそういった発酵して熟成したドロ……みたいなもの(ノニ?笑)がブシャーーーーーッと噴き出した。

「私は到底こんな風に思えない!!!」

「ほんと正直この人とこの家族がくっそ羨ましくて死にそう!!!!!わたしもこんな風に毎日明るく健康的で溌剌として、周りに感謝ばかりしてさわやかに生きていたかった!!!!!でも到底できそーーーもない!!!恨みも憎しみも悲しみもあるし毎日クソ怠くて仕方ねーーっつの!!!!!!!」

「私を生んでくれたことそのものに対する感謝はあるけれど、それでも!!!父と母みたいな大人になりたいなんて絶っっっっ対に思えない!!!!!ましてあんな結婚生活送りたいなんてちっっっっっっとも思えない!!!!!結婚生活に夢なんか抱けない!!!!灰色みたいな気持ちにしかなれない!!!!!」

「でもだから父と母みたいにはなりたくないって思いながら生きてきて、無意識にでも意識的にでも反対のことばかりしようとして、それでもなんだかそれなのにどこそこ親に似てくる自分のどこかみたいなところに目が行って、そしてそれを素直に受け入れる気にもなれなかったりして、そういうもの、そういうジタバタや自分の不器用さが尚更私自身の自己嫌悪を深めてきたように思う………………親に、従うにせよ、従いたくなくて無理矢理に反抗してみせることにせよ、そこは結局親を前提とした意志でしかないわけで、まっさらな飾らない自分の意思じゃないわけだから………………」

「そういう、なんの飾りや制限もない自分の素直な意思みたいなものがどこにいっちゃったのかと、今見失って、探しているような気も、する…………」

「あ~~~…………………こういう、まるで太陽みたいな人を見ていると、自分のクズさ、クソさ、カスさ、じめじめ加減に、それのちっささ、みみっちさに、つくづくイヤんなって、も~~~~~~ホントにしみじみと消えたくなってくるね………………」

…………みたいなようなことを、ブワワワワ~~~~っと、思い付く限りに特に考えたり噛み砕いたりもせず心のままに、吐き出したような気がする。そして吐き出した後のそのエネルギーのうつろいに我ながら疲れて、ソファーにべそっと横に倒れた気がする。

で。そこまで吐き出してみたら、イライラ玉がスッと蒸発したように感じたんですね。

イライラ玉=怒り堪えすぎのサインでした

あくまでテレビもカレーも引き金に過ぎなかったのだろうけれど、わたしみたいに日頃”イイ子””マジメな子””清潔な子””感謝と優しさの子”みたいな仮面を被って身を守ろうとするタチの人は、怒りひとつにも感じたその瞬間にポッと消化しづらく溜め込みがちで、発散するのになんらかのきっかけが必要だったりするんじゃないかな~~……なんて思いました。

便秘も度が過ぎると浣腸して苦しむ羽目になるでしょ。我慢すると出口が切れて痛みと出血が伴うでしょ。それと同じことです(メシ食ってる人ごめん) 。

最近、ここを間違えると苦しみになっちゃうな、と思ったのは、「受容」と「我慢」はまったくの別物、ってことね。「感謝」と「服従」も違う「反抗」と「自己主張」も、似てはいるんだけど微妙に違うんじゃないかなぁ、と思う。

……そんなワケで。今回のわたしは、

〇イライラ玉がお腹の中から「いい加減怒り詰まり過ぎでこのままだと体に支障をきたすからなんとかせい!!」というサインを送ってくれたおかげで

〇更に、テレビ越しの彼女が私の抑圧した勝手な劣等感をブスリと突き刺して外に出させてくれたおかげで(だって、誰も彼女が正しいとか明るいのが正しいとか家族仲良くちょけるのが正しいとかなんて一言も言ってないからね。勝手に引け目を感じて勝手に傷付いたのは私の方だからね(  ̄▽ ̄)、

〇あともうひとつ大切なことは、連れが私の呻きを否定したりイヤな顔したりすることなくほっといてそのままにしといてくれたおかげで(たぶんこれココトモの相談活動においても大切なことなんやろな……などと今書きながら思ったりしつつ)、

スッキリすることができたのですが、もしこれらのきっかけが欠けていたらわたしは今でも怒りの塊を腹の中にゴツゴツと溜め込んだままだったのか?そしていつかそれが爆発したのか?と想像すると、ゾッとしましたね。

「イヤだーーー!!!」「ダメだーーーー!!!!」「キライだーーーー!!!!」「バカやろーーーー!!!!!」「こんちくしょーーーー!!!!!」と素直に言う勇気、溜め込まないで吐き出す勇気を、何より自分の心と体のために、コツコツ養っていきたいっすね~~、と思ったのでありました。

読んでくれてありがと(* ̄∇ ̄*)

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