親の敷いたレールを歩かないことは、1番の親孝行?
edit2018.05.06 1,948
私は、転職回数が結構多いです。
なんて、今更だけれども、これは勿論きっと、親の本意ではなかったと思う。
高校に行きたくなくて、頭を抱えた朝も、『学校に行かなくて良いよ』なんて、言ってはくれなくて。
学校は、表面上『きちんと行った人』になった。
でも、社会では『きちんと仕事してる人』になれなかった。
一年経たずに転職することがとても多くて、今までの最長記録も1年半。
私が、親の思うような、親にとって良く見られるような人生を歩んだのは、きっと20年ちょっと。
そこからの10年近くは、きっと、悲しかったんだろう。
結婚もせず、恋人もいない。子供もいない。
妹とは違う。
当たり前なことなのに、私はどこかで『親不孝』だと自分を思っていた。
生まれてきただけで親孝行。
そんな言葉を信じて、何となく心を落ち着かせたこともある。
でも、親を温泉に連れていけるような金銭的余裕があるわけでもない。
でも、孫を見せたり、父親にバージンロードを歩かせてあげる機会もない。
そんな、自分に『ない』ものを探して、比較しては、どこかで劣等感や罪悪感、自己嫌悪を持っていた。
もっと、普通に生きられたら…。
そんな気持ちがあったのだけど、最近知った言葉で、とても良い言葉を見つけた。
『親は、子供から、自分の知らない世界を見せてもらう。新しい世界を子供から見せてもらえる。』
こんな感じの言葉。
親の思う人生を、親の望むような道を歩めなかった私に、この言葉はとても響いた。
私は、親が経験したことのない苦しみを経験して、転職繰り返して、色々ドロップアウトした。
学生時代には考えられないような、外れっぷり。
そんな私を、親はどう思っているか分からないけれど、私は確実に、親に知らない世界、あり得ない世界、恐い世界を、見せている。
『お母さんなら、出来なぁ〜い』そんな声が聞こえてきそうな人生を。
親とぶつかることが多くて、文句も言われる。
それは、お互いが、あり得ない選択をしたり、自分の常識でない人生を選んでいるからだ。
ということは、親にとっては、私は『あり得ない』のかもしれない。
でも、親に知らない世界を見せている私は、親に最高の親孝行をしているのかもしれない。
世間とは違う。親に孫見せるとか、温泉連れて行くとかではないれけど、親に新しいことを、自分の生き様で伝えていると思ったら、
自分の人生を、少しずつ肯定出来るようになった。
親に批判されても、レールを外れても、私はきっと親に、素晴らしいものを見せている。
人は、自分の人生しか生きられないから。
他の人生は、他人を通して見るしか、出来ない。
私の人生で、この先もどんどん、親に、『変わった親孝行』をして、(頻繁に)怒らせて?苦笑行こうと思います。
それは、時に自分にとって辛く、苦しいものかもしれないけど。
新しいことを知ることは、人生が広がることだから。
ありきたりな、親孝行が出来そうにない私なのでね苦笑
違う形で、これからもこの命を大切に、生きていきたいと思います。
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