あの頃の自分に戻りたい
edit2019.01.09 1,490
タイトル通り、そう思うことありませんか?
社会人になると、『学生時代に戻りたい』とよく耳にします。
いじめとか人間関係とか色々あった私としては、学生時代に戻りたいとは思わないのですが、ある戻りたい時期、があります。
それが、『大学時代のアパレルのアルバイト』
1番、人生で輝いていました。
入った瞬間に、『これこれ、これがやりたかったの!』と思ったこと。
周りの20後半バリバリ仕事してる人達に、19歳の私はとても可愛がられて、ステキな人から正社員並みの良い教育を受けました。
この時受けた教育態度や接し方は、その後私が人に教える時に心がけていることの基礎を作っています。
その後最初の店は閉店。その後異動した新店舗で夜番のリーダー的なポジション、アルバイトの教育。
個人予算比全国ナンバー1。
夜遅くなると、なぜか私1人の時に売れだして、数時間で昼間の何倍もの売上を上げたり…
仕事場の世界が、まるで自分中心に回っているように感じました。お店は、売上は最悪っちゃ最悪だけど、個人予算で頑張ってる私がいるから維持出来てる。お店は潰れないぞ、と…。
店長は信頼出来てよく褒めてくれる人。スーパーバイザーにも褒められ、就職先として勧められてもいました。
この時の店長とは、結婚式、新居訪問、子供が出来た後も付き合いがあり、先日会った際、『あなたはとてもお店に貢献していたよ』と改めて言ってもらいました。
10キロジョギングで激やせしたことも重なり、この時の自分は、結構自分の中で誇りだったように思います。
でも途中で私はスランプに陥り、売上が全国最低レベルだったお店は閉店。
私はIT会社に就職しました。
あの頃の『世界が自分中心に回ってる』感、あの独特のマイワールドがあったあの感覚をもう一度味わいたい。
その想いには、新卒で鬱っぽくなり、仕事を辞めまくり、親なり家族なりと不仲になり空気が悪くなり、一人暮らしを始めて、ココトモに出会い…と10年経ても、同じ感覚は得られなかった。
過去の栄光みたいなものにどこかすがって、その時期の自分と比べては、自分をどこかいつも常に否定していました。
でも、その栄光という光。
今思えば、あれは『周りの評価』に結構重点を置いたものだったなぁと思っています。
数値として、全国個人予算売上というものがあり、店長や周りの評価があり、初めて成り立っていた『私の栄光』。
ありのままの自分、何もない自分なんか、良い評価出来ないかもしれないけれど、あそこまでの成績は我が人生中々頻繁に出るもんじゃありません。
だからこそ、まず何もなくても、自分のこと認めて、周りの評価云々を言っている場合じゃなくて、『基盤』を整えることが大切だったんだなぁと感じました。
周りの評価が何より大切だった昔。
痩せた自分は勿論誇らしかったけれど、痩せてなかったら多分私はダメでした。
人間関係に恵まれたけれど、もしそうでなかったら多分『栄光』ではなかった。
社会人になってからは、どの会社でも、あの時の感覚が味わえないことに絶望して、苦しみました。
これは違う。これも違う。もっと、もっと違う。。この繰り返し。
でもそもそも、私の過去への栄光に対する軸はブレブレで…
ちょっと違ってたなぁと思いました。
今は、実はあの時のマイワールド感、味わうことがここ数年出来ていて…。お金はあまり関わってないことなのだけど、数値を出すより何より、面白いと思えるもの、本来何が楽しかったのか?を理解する転機が訪れて…。
昔アパレルで味わった時と同じような思いはきっと出来ないけれど、違う経験を通して、凄く良い気分に、あの感覚に何度も出会えたら良いなぁと思っています。
夢中で何かに取り組み、楽しくなにかを追いかける感覚。あの楽しく走り抜けて怖いものがない!みたいなやみつきのお味、生きてる中であと何回味わえるかなぁ?と、自分の日々を楽しめるように。
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