受付終了
ただ話を聞いてほしい
20代後半
女性
『言わない優しさ』が欲しい
675 edit2022.06.05
余計なことを言わない、そんな優しさが欲しい。
心のダムが崩壊しかかっている時にこそ現れる自身の狂暴さを抑える、優しさが欲しい。
私は他人に優しくありたい。
誰かのために、と生きられる心でありたい。
でも、人が嫌いな自分には到底出来ることじゃなかった。
優しくしようとすればするほど、自分が削れていくのが分かる。
優しくすればするほど、相手は私に寄りかかってくる。
それがどうしようもなく重たくて。…逃げ出したくて。
結果、私は私可愛さに突き放して逃げてしまうんだ。
都合よく、『どちらでもない』の位置を陣取って。
その度に言われる。
『あなたは本当にずるい人だ』と。
そうなのかな。……そうなのかもな。
自身を削ってかける優しさには、どんな意味があるのだろう。
自分を犠牲にしてでも大切にしたいとか、
自分を後回しにしてでも優先したいとか、
それは本当に、相手にとって嬉しいことなのだろうか。
相手にとって自分が大切な存在だった場合、それはむしろ酷なことなのではないか。
本当に『優しい人』を傷つけてしまうんじゃないか。
ならば私は、『優しい人』を守るために、『酷い人』であろう。
降りかかるリスクを減らして、何かあっても私のせいにすればいい。
そうすれば、私は恨まれても『大切な人』は守れるはずだ。なんて。……嗚呼、でも何でかな。
『大切な人』は。
『優しい人』は。
私といる時、必ず悲しくて寂しい顔をしてるんだ。
誰に何をされたの。何を言われたの。…ねえ。
もしかして、私があなたを傷つけているの?
気づいた時には、もう遅かった。
『どうして否定ばかりするの』
守るためだったのに。
『どうしてそんなに余計な事ばっか言うの』
大切だから、好きだから。
『どうして、あなたは私と一緒に生きていこうとしてくれないの』
『言わない優しさ』が欲しい。
言ってしまった後に後悔するのは、わかってた。
”真実”ほど痛いものはないんだって、わかってた。
守るためなら多少傷つけても仕方ないと、そう思ってた。
『優しい人』に私の考えを理解して欲しいと、…願ってしまった。
どれだけ酷い言葉も罵声も、浴び慣れすぎた自分じゃあ、刃物になっている事にすら気が付かなかったんだ。
ごめんね。
長い間、傷つけてきて。
ごめんね。ごめんなさい。
でも、私は一緒には生きられないから。
一緒に未来を見ることは出来ないから。
だから、頑張るよ。
今度こそ、間違えないように。
『優しい人』を守れるように。
……そうなれたなら、私はどれだけ幸福なのでしょう。
『言わない優しさ』
それは痛くて、苦しくて、しんどいけど
出来ないはずは、ないから。
ただただ、繰り返すんだ。同じことを。
悪い事だとわかってても、私は不器用だから。
それ以外いい方法が見つからないんだ。
世の中、世知辛いね。
強くなりたいな。
優しくならなきゃな。
…いきたく、ないな。
そうやって、しにかたばかり、かんがえる。
いきるって、なんだろう。
やさしさって、なんだろう。
”人”にやられてきた事を、”人”に返すのは、なぜいけないんだろう。
嫌いだ、人なんて
だいきらいだ
やさしくなりたいな
0
- ココトモ「交換日記」を書いて繋がろう♪
-
今日の出来事、気持ち、頑張ったことをみんなでシェアする『交換日記』ができました。 自分の日記を書いたり、他の人の日記にコメント&フォローしたりすることで交流を深めることができます♪
交換日記はこちら