はじめまして。こんにちは。凱さんの相談が投稿されてから一週間以上経つというのに、未だにコメントが寄せられていませんね。世間の冷たさの縮図がこんな所にも表れるのだなあと、このトピックを発見してつくづく実感しました。みんな薄情で根性無しですね。
さて、凱さんの相談ですが、私の回答の便宜上、大まかなポイントに区分させていただきますね。そして、かなり長くなります。でも、これだけの長文で投稿してくれた凱さんなら、きっと苦も無く最後まで読めるはずです。
大まかなポイントとは、ざっとこんなものです。
1.環境への不満。
2.人間関係への不満。
3.勉強への不満。
ここで明確にしておきたいことは、凱さんの抱いている感情は「不安」ではなく「不満」であるということです。
「うんざり」「嫌」
これらの言葉を要所で使用していることから、凱さん自身も自覚しているかと思います。
「不安」と「不満」は全くの別物なのですが、これは後に説明しますね。
1の「環境への不満」。凱さんがこの不満を感じている原因はただ一つ。それは「学校という狭い世界が与える圧迫感」です。
外と隔離されている学校という環境は、自ずと人間関係も閉じたものとなってしまいます。そこで波風立てずに生き残る為には、うまく、狡猾に立ち回る必要があります。
そういった立ち回りには、人によって向き不向きがあり、ある種の才能も関わっていきます。凱さんは、どちらかといえばそれが苦手なタイプですが、負い目を感じる必要は全くありません。完璧な人間などいないのですから。
そして、さすが良く分かっていらっしゃる、いじめは決して無くなりません。
だからこそ、苦痛を感じずに生き延びることは人生の命題なのです。
「学校の外の世界を見つける」
こうしてみてはいかがでしょう。学校以外のコミュニティで生きるということです。
地元のスポーツチームでも、ボランティアでも構いません。とにかく学校を自分の人生の全てにしないことです。
学校の外の世界を発見してください。そして楽しんでください。それができれば、
「学校はクソだ。でも○○があるから人生は楽しい」
と思えるはずです。
そして、学校と世界の狭さと下らなさを実感できるでしょう。
・・・大丈夫ですか?ついて来れていますか?ここで読むのに飽きてしまっているようでは、こんな辺境のサイトまで相談しにきた甲斐がありませんよ?
2の「人間関係への不満」です。
いやあ、クソ野郎ばっかりですね。嫌になっちゃいますね。これも、学校という檻の孕んでいる病理の一つです。
では、こんな考え方はいかがでしょう?
「地球に派遣調査に来た宇宙人の気分になること」
・・・別にふざけてはいませんよ?僕は大真面目です。
簡単に言い換えます。周囲の人間を徹底的に見下して、面白がりましょう。
OとIとYとDも女子たちも、愚かな地球人の末端に過ぎません。
「へえ、この地球のナントカって学校にはこんなアホみたいな人間がいるんだ。あとでメモしよっと」
最低ランクの学校なら、進学校以上に色んなヤツがいるでしょう。
凱さんの相談文から一貫して伝わることですが、必要以上に深刻になっているような気がします。恐らく、根は真面目なのでしょう。
辛いのは痛いほどわかります。悲観的に、下を向いてしまうのも当然です。
しかし、辛いことを辛いと捉えてしまうことで、さらに自己暗示がかかり苦痛は一層増します。メンタルコントロールの一種ですが、困難を楽しめるようになるだけで人生はガラリと変わります。大丈夫。凱さんならきっと出来ます。
それと、友達なんかいなくても問題ありません。要は、「自分が何を考え、どうするか」が重要なのですから。どうも学校の中にいると、友達がいなければ社会的に抹殺されてしまうと錯覚する傾向があるようです。みんな。
さて、三つ目です。ここまで読めたのなら、文章アレルギーは持っていないようですね。安心しました。最後まで頑張りましょう。
「勉強への不満」。ここでも凱さんの根の真面目さの側面が表れていますね。100点を取る必要なんて全くありません。「テストは100取れるように出来ている!」とバカ教師やバカ親は言いますが、ウソです。構造上は100点満点ですが、大抵の教師は100点を取られないように必ず引っかけ問題等を用意しています。浅はかですね。
少し考えてみてください。
「全てダメ」「全て中途半端」「ある部分ではダメだが、別の部分では優秀」
この三つの内ならどれが一番印象が良いですか?
はい、三つ目ですね。
残酷ですが、勉強というものにも個々の才能があります。でも、それを言わない大人はもっと残酷ですし、汚いです。
なので、全教科100点を取ろうだなんて考えなくていいです。80点で充分、それも全てでなくて大丈夫です。
気のせいではない、明確な「得意」を見つけて、勉強に対する自信を身につけてください。
極端に言ってしまいますが、はじめの内は数学で0点を取っても構いません。そのかわり、理科で80点を目指してください。60点取れたのなら、80点なんて余裕です。
手応えを掴んで、「あっ、俺イケるわ!」と実感できるようになれば、100点を目指しても良いと思います。
とにかく、最初からパーフェクトなんて求めないでください。「千里の道も一歩から」です。
・・・これは実質四つ目のポイントなのですが、今の凱さんがここまで苦しんでしまっている根本には、あなたのご両親の存在があります。
もし「こんな親なんてクソだ!嫌だ!」と思っているのなら、「第二・第三の親」を見つけてください。
これは、他の家の養子になれと言っているのではありません。
「心の師匠」を見つけるということです。
会ったことのない人でもアリです。
小説家でも漫画家でもミュージシャンでも俳優でも映画監督でも構いません。
歴史上の偉人でも、なんなら近所のおじさんでもいいです。
誰でもいいから心から尊敬できる人を見つけて、その人の言葉を信じてください。そして教わってください。
親の考えが絶対的に正しいことなんて絶対にありません。
世の中には様々な考え方、価値観を持っている人がいます。
それを知ってください。
親の言うことには適当に相槌でも打って、心の師匠を信じてください。
そうすれば、少しでもあなたの世界が広がります。
・・・最後になりますが、人生で大切なことは「自分の世界」です。他人に縛られ、苦しむなんて馬鹿らしいでしょう?自分は自分、他人は他人です。
覚えていますか?最初のほうに書きましたが、凱さんの感じているものは「不安」ではなく「不満」です。
「不安」ではないということは、あなたの気持ちはまだ負けていないということです。
現状の逆境を跳ね除けられるポテンシャルを、凱さんは持っています。
辛かったら、誰かに甘えてください。こんな人生の序盤で潰れてしまっては勿体ないです。留年くらい、もっと大人になった時には大したことなく思えるでしょう。
ここまで僕は書いてきたものは、あくまで「提案」です。「正解」ではありません。
もし僕の回答に何一つ納得が出来なかったとしても、それは凱さんがしっかりと自分の考えを持っているということです。
自信を持って。
凱さんだけの人生なのですから、凱さんだけの楽しみ方で生きてください。
ここまで本当に長くなってしまいました。最後まで読んでいただけたのなら、それだけで本当に嬉しいです。
ありがとうございました。