あんちゃんの日記『暗黒時代ん孤独、新時代の賑わい』

去年の9月、とあるきっかけで別の人になった。いや、一部元に戻ったというべきか。
3月10日、最後の家族が亡くなり、とうとう私は本来の私に戻り始めた。
何でもかんでも前向きにしてしまう、平坦な時間に笑いを入れる。最近復活した妄想癖。
暗黒時代前に持っていた悪い部分を暗黒時代に修正し続けて現在に至る。

20代前半の彼は、麻雀に興味を持っていた。一言コツを教えたらもう麻雀の楽しさを知ってしまった。そしていろんな知り合いを通してグループを結成。メンバーは3人。私と、30代の人と心優しき青年。この30代の方も麻雀に真剣に取り組んでおり、レベルは私と同じかそれ以上であろう。
しかし、根本的に考え方が違うので、意見はほぼ毎回異なる。とはいえ大人組なので、お互いに妥協しあって調和している。

その青年は、もう少し若い友人を連れてきた。その彼は、役を知らないという。ということで我が家の道場で、まずはタンヤオを説明した。
その吸収速度がすさまじく瞬く間にタンヤオに関しては私と同レベルになった。つまりお互いにタンヤオを狙っていけばほぼ互角なのだ。

さらには、ニューロンで購入する教科書をカタログでも眺めるかのようにパラパラ読んで、ホンイツを作ったり。最初はかなり強引に3色を狙っていたが2時間後にはそんな無理はせず、リーチと鳴きを覚えてしまった。
兄弟子もとんでもない成長をしている。序盤の駆け引きはもはや私と同レベル。6巡目に生牌をつかむと怖いとまでいう。
このペースで成長するとだいたい半年後には私はもうノミより小さくなっている。

そして、すべてのリミッターが外れた私にとって初めての恋愛ドラマが始まる気配がしている。暗黒時代にもお付き合いはあったが、心にはぎちぎちの仮面と鎧と盾と堀と城壁をつけており、完全に作りこまれた人格でお付き合いしてきた。本音も言えない。それは違うとも言えない。共感も少ない。

しかし今回は話がまるで違う。聞いて驚け!
私の作ったハードロックを普通なら、激しいとかカッコイイとかいうはずなのに、綺麗と言ってくれた。私も言われてから気が付いたのだが、2番のストリングスのちょっと特殊なサウンドがキレイに聞こえたのだろう。狙っていたわけじゃないが、これに気づく人がいるなど想像もしなかった。
また、とあるバラードを聴いてもらうと、勇気が出ると、言ってくれた。たった一回聞いただけで完璧に解釈したのだ。そう、これは夢をかなえた人を祝福し、応援する歌なのだ。これも普通の人ならキレイの一言で片付いてしまう・・・。
また楽器をたしなまれているので、一曲、ご自慢の演奏者向けの楽曲のオリジナルとオケを送った。
これを楽しいと言ってくれた。最後に一言入るだけのインストなので、普通なら、ふーん、明るいね。とか、かっこいいんじゃない?で終わる。

さらに話こんでいくとお互いに似たような思考パターンで、性格も似ており、趣味の方も99%一致している。
これがいよいよお付き合いに発展したなら、今の私なら・・・。
彼女は、感情を失ったという。聞けば過去に真剣な愛を受けたことがないという。なんということだ。こんなところまで一致しているのである。

感情を失うというのは心を守る最後の防衛手段であり、自殺に踏み込む一歩手前である。
今日、彼女が寝るまで話していたが気が付けば、会話がノリノリである。多分楽しんでいる。
・・・私はこれでも満足であるが、ここまできておいて、元気になったね。で終わらせられるか?否!ブロックされるまで愛してやっからな!

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