HSPとは。敏感で傷つきやすい心との付き合い方。
visibility412,460 edit2015.06.24
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おはようございます、nanaです(*´`)
このブログを書いている今は朝の7:13です。安定の不眠症です^^←
さて、今日は5人に1人が該当すると言われているにも関わらずまだ認知度が低いように感じるHSPについて、ちょっとお話してみたいと思います。敏感で傷つきやすい方にも、ぜひ読んでほしいお話です。
毎度のことですが、なが~い文章になってしまいましたので、お暇なときに何気なーく、今話題のコンビニコーヒー(Lサイズ)などを片手にどうぞ><笑
HSPとは。特徴について
はじめに、HSPの特徴について項目をいくつか挙げてみます。
このブログで紹介する項目は、他のいろいろなサイトに載っているものと比べて若干言い方が異なっています。それは、自分がHSPかどうかを診断するために項目を並べたわけでなくて、ただただ「HSPにはこういう特徴があるのですよー」とどなたにも簡単に理解してもらえるようにnanaが故意に書き換えたものだからです。
なので、判断基準にするのではなく「なるほどHSPとはこういう特徴かー」なんて気軽な気持ちで読んでもらい、少しでも多くの方に知ってもらえる「きっかけ」になったらいいなと思っていますので、その点ご了承ください^^
HSPの特徴として挙げられる項目
- 感受性が豊かで、感情が動きやすい。(たとえば、涙もろい、驚きやすいなど)
- 人の気分や感情に左右されやすい、また、それにより疲れやすい。
- とても想像力が豊かで、一人頭の中でよく想像が膨らみやすい。
- 他の人が「我慢できる程度」という痛みにも敏感に反応し、我慢しがたい。
- 乱暴や、暴力的な映像を見るのがつらくて、人一倍、見ることを避けている。
- 自分にとっては騒音に感じる音も、周りの人はそこまで気にしていなさそう。
- 人の痛み、苦しみに敏感で、困っている人にすぐに気づいたり、
手助けをしようとしたり、電車ですぐに席を譲ろうと思える。
(話しかけるのは勇気がいるので、必ずしも譲れなくても、そう”思える”人) - スケジュールが満杯に詰まっているのが苦手。
お休みの日は、なるべくお家で静かに過ごしたい。 - 忙しい日が続くと、人と会うことで発散するのではなく、
一人でいたい気持ちになる。 - パトカーの音、救急車の音などが聞こえている間中、そわそわしてしまう。
- 香水などの強い匂いや、着心地の悪い衣類などに強い不快感を感じたり、
場合・程度によっては、体調が悪くなる。
うーんまぁ、全部ではないですが、だいたいざっと、こんなところでしょうか。
先程説明したように、ここに書いてみたのはHSPかどうかを診断するためではないので「いくつ以上あてはまるとどう~みたいな説明」とか「各項目についての細かい説明」とかは書いていませんが、どうでしょう。これにあてはまるなぁーって方、いらっしゃいますか?
このブログを読んでくださっている方の中には、少しでも、いっぱいでも、当てはまっていて、生きづらいなぁって感じている方がいるかと思います。また、「あぁ、すぐに疲れてしまうのはこれのせいだったのかなぁ」と気づく方もいるかもしれません。なにせ、5人に1人はHSPだと言われているのですもの。
わたし自身、とても当てはまるものが多いですし、敏感で傷つきやすい心と日々向き合っています。また、わたしの知人でも、項目数自体は少ないですが、度合いが高い為に私生活への影響はとても大きくて、きっととっても苦しいだろうな、と思う方がいらっしゃいます。
敏感で傷つきやすいHSPとの付き合い方
誤解されることもありますが、HSPは病名ではありません。
特性、というものですね。(特性=特別に持ち合わせている性質のこと)
なので、お薬や治療などで治す、ということではなく、「自分はこれとこれが当てはまるから、こういう時はこうしてみた方が楽だなぁ」という対処法を見つけていって、生きやすくしていくというかんじです^^
例えば、音に敏感な人は、耳栓をしたり、逆に好きな音楽をイヤホンで聴いたり。
匂い・臭いに敏感な人は、マスクを着用するとか。(体調管理にもなりますね^^)
お仕事が忙しくていっぱいいっぱいな時や、学校で騒がしくて辛い時にはトイレに駆け込むなど、一人になる時間を作るようにしたり。
また、感情が左右されやすいことを逆手にとって、泣きたい時には悲しい映画を見て、笑いたい時にはお笑いを見るなども良いかもしれません。「自分」が見るものに左右されるのではなく、「見る対象」を自分に合わせるように利用するようにしてみると、きっと気持ちも楽にいられますよね^^
そして、こういった「対処」はなにも、一人だけで頑張ることはありません^^
例えば、暴力的な映像が苦手な人は、テレビやDVDを一緒に見る間柄の人に「そういうのがとても苦手だから、一緒に見れないんだ」ということを伝えたり。
あるいは、もっとお願いできそうな相手には、そういうシーンがあると知っているものを前もって避けてもらったり、気づいたらすぐにチャンネルを回してもらったり。
お友だちにお願いして、大きい音のする場所より静かな場所で会うようにしてもらうこともできると思います^^
わたしなんかは、小さい頃のトラウマか、注射がとっっっても苦手なので、注射や採血をする時はいつも担当の看護婦さんに前もって「横になったまま、してもらうことはできますか?」
ってお願いしています。いろんな病院でお願いしていますが、今のところ、お断りされたことは一度もありません。(みなさん優しい…!)
もしかしたら、繊細な心を持っているあなただからこそ「こんなことを頼んだら、迷惑じゃないかな、嫌われちゃわないかな。」って思ってしまう方もいると思います。
でも、もしもあなたが相手の立場だったら、どうでしょうか。
わたしだったら、お友だちから「暴力的なシーン見れないんだ」と言われれば、「この子とそういうの見ないように気を付けよう」とか「なんかあったのかな、大丈夫かな?」と考えます。
「香水の匂い苦手なの」と言われれば、「その人と会うときは香水つけないように気を付けよう」とか「香水売っているお店はもちろん、お化粧品売り場にもいかない方がいいかなぁ。あそこも香水多いよね…?」なんて思うくらいです。
迷惑ではなく、「敏感なんだなぁ、大変だなぁ」と感じます。
きっとあなたの大切なお友だちも「えーわたしは好きなのに、なんで香水しちゃいけないの」とか「そんなのめんどくさいよ、やだー」なんて、思うことはないと思うのです。
だって、もし自分が好きなことでも、一緒にいる相手が嫌がっているなら、自分はその他の場面で他の人と、いくらでもできますもの。
それでも、もし「えー○○ちゃんと見たかったなぁ」と言われたりしたら、それはそれで、嬉しいことだと思うのです。相手の方は、迷惑なんて気持ちじゃなく純粋にきっと、「自分の好きなこと、○○ちゃんと共感したかったなぁ」って思ってくれてるだけだと思うのです。
なーんて、良いように考えちゃいましょう^^
それに、わたしがふだんから感じていることですが、「迷惑」という言葉だから悪く聞こえるのであって、これはただ、「困っていることに対して、人の助けを借りる」というだけのことだと思います。
もちろん、なんでも借りっぱなしはよくありませんが、借りた分を、何かほかの形でもきちんと返せば、それは絆になっていきますよね。
何かあった時、あの人を助けたいし、きっとあの人もあの時のように助けてくれる。そう思える存在が一人でもいるだけで、心が楽になったりすると思うのです^^
最後に、「甘えちゃいけない」と思っている方へ。
ここまで読んだとしても「甘えてもいいのだろうか」「甘えちゃいけない」と感じている人もいると思います。わたしも以前はずっとそうでした。
だけど、1人でずっと苦しさを抱えているのはとても辛かったです。だから、今このブログを読んでくれているあなたには、甘えじゃなく、助けが必要な時に、「助けて」って、小さな声でも、一度、言葉に出してみてほしいです。
きっと、たくさんの人がいる中で、誰かひとりは、あなたの声に気が付いて、振り向いてくれると思うのです。
そうして手を差し伸べてもらえたら、その時は素直にその手を握って、次、もしも助けが必要な人が現れたとき、今度はあなたがその手を取ってその人が立ち上がる手助けをしてあげられるように。そのためにも、今は少し、手を差し伸べてくれるその人に、体重を軽く預けてみませんか?
もちろんそれは、ご家族でも、恋人でも、お友だちでも、先輩、後輩、上司でも。そして、ここにいる、ココトモの誰かでも。
それは、「甘え」じゃなくて、「必要なこと」なのです。
だからぜひ、手を伸ばしてみてくださいね^^
なーんて、精神不安定なnanaが生意気言ってみました。(笑)
さて、今回少しでも、HSPについて、知っていただけましたでしょうか?
今回紹介したHSPの特徴に該当する人もしない人も、みんなが必要な時に必要な助けを受けられるようになりますように。
最後になりますが、HSPで苦しんでいる方に向けて、わたしが特に参考になった本を紹介します。HSPのことを正しく知ること、HSPの特性についての捉え方を変えること、この2つをわたしに教えてくれた大切な本たちです。ぜひ、読んでみてください^^
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