人に必要な2つの愛情。2年間、相談活動を行ってきて感じること。
visibility909,686 edit2015.01.18
こんにちは、ゾノです。
今日は、今まで相談対応を約2年間行ってきて今の自分が感じていることを書いてみようと思います。
ココトモの相談活動で感じたこと
ココトモを作ってから、色んな人の心に触れてきました。
僕にとって「友達として相談にのる」というのは、自分の居場所がなく感じている人たちに「この世界に1人でもあなたの味方がいるんだよ」って想いを届けたい気持ちから生まれたコンセプトです。
1人は孤独だけど、2人ならあたたかいです。
友達だから自分の都合で相談にのればいい、なんて気持ちはなくて、ココトモのゾノとして誰かの相談にのるときには、上からでも下からでもなく隣で心寄り添える存在になれないかな、って自分なりに想いを巡らせます。
感情を溜め込みすぎてしまう人、すべて自分が悪いと感じて自分を責めてしまう人、前を向いて進みたいけど怖くて一歩を踏み出せない人、強がって本音を素直に出せない人、人それぞれ色んな悩みを抱えています。また、同じような悩みでも、一人一人違う人間だから、感じていることはそれぞれ違います。
「人の心に寄り添う」ってきっと正解がないものだから、一人一人と向き合うたびに「何が苦しいのかな」「何を伝えたいのかな」「怒ってるけれど本当は悲しかったんだろうな」「一人で頑張ろうとしているけれど、本当は誰かに弱音を吐きたいんだろうな」「ずっと自分の気持ちに気付いてほしかったんだろうな」とか、色んなことを思い浮かべながら自分なりに接してきました。
それでも、気持ちに寄り添えたこともあれば、寄り添えなかったこともたくさんあります。さらに、僕自身も自分のことすらままなってない1人の人間で、自分のことでいっぱいになるときも多くあるし、波もあるし、毎回この気持ちをフルに働かせて活動できているわけじゃなくて。全然至らないことの方が多いけれど。それでも、意識としてね(>_<)w
僕が渡したい2つの愛情
そんな気持ちで約2年間。
ココトモの活動を行ってきましたが、
未だに「寄り添い方の答え」なんてものは見つかりません。
だけど、最近僕は、人には2つの愛情が必要なんじゃないかなって感じます。
それは、母親的愛情と父親的愛情の2つです。
母親的愛情とは、傷ついたときにいつでも受け止めてくれる「安心」。
父親的愛情とは、ときに厳しく自分の足で立てるように見守る「信頼」。
母親的愛情=母、というわけではないのですが、
ココトモには母親的愛情の土台をもらっていない人が多く訪れます。
「安心」がなく、厳しさに耐え続けるのは苦しいです。
「信頼」がなく、一人で立ち上がるのも苦しいです。
でも、2つの愛情があると
「頑張ることに疲れたから、少し休ませてもらおう」とか、
「怖いけど、いざとなったら休める場所があるから頑張ってみよう」とか思うことができます。
また、この2つは、母→父の順であることも大切です。
安心の土台がないのに厳しさを与えても人は愛情を感じません。
だから、僕は、
誰かの相談にのるとき「共感」を最初に届けます。
共感できるかは分からないけれど、自分なりに相手の気持ちを考えてみます。
相手の気持ちに寄り添おうとする気持ちを届けることで、
自分を受け止めてくれる「安心」を渡してあげたいんですよね。
そして、立ち上がるときには背中を押す「信頼」を渡してあげたい。
もちろん何が答えかなんて分からないし、きっと答えなんてものは無いのだろうけれど、今はそんなふうに人の心に寄り添えたらいいなと思っています。
ココトモの内外問わず、そして大切な人には一層その気持ちを大切にして(*´`)
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