せんだいG&Aクリニック
edit最終更新日:2023.02.28
主な特徴
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グリーフカウンセリング
■「大切な人を亡くし、思い出しては涙がとまらない。」
■「亡くなったあの人のことを思い出すと胸が苦しい。」
■「とても大切にしていたものを失くして、生きている意味がない。」
■「自分を支えてくれていた唯一の存在であった猫が亡くなって、本当につらい。」
グリーフは喪失に対する反応
このような喪失に対するつらい感情などの反応をグリーフと言います。
グリーフは大変つらいものですが、異常ではありません。でも、どうしようもなくつらいのです。
そのようなグリーフを何とかしたいと思っておられる方が多いと思います。
グリーフを抱えてつらい思いをされている方の相談の場が、グリーフカウンセリングです。
喪失とは変化のこと
喪失は変化のことと言われています。変化が起こってしまったのです。
起こってしまった変化は元の状態には戻らないことが多いです。
ですから、グリーフという反応が起こるのは当然のことなのです。
当然と言われても、一人でそのグリーフに向き合うのはとてもつらいもの。
当クリニックでは、グリーフに向き合って、グリーフと折り合いとつけて、グリーフと共に生きることをお手伝いします。
それがグリーフカウンセリングの役割です。
グリーフは病気ではありません
グリーフは病気ではないので、薬を飲めば治る、というものではありません。グリーフを無くす魔法もありません。グリーフは変化によって起こる反応です。自然で健全な反応です。健全と言われてもグリーフは重く苦しいものですから、無くなれば良いと考えるのは無理もないことです。しかし、グリーフを無くすことは出来ません。グリーフがないことが良いことなのではないのです。グリーフと共にどう生きるか?グリーフと共に自分らしく生きることをお手伝いするのが、当クリニックの使命です。 -
アディクション(依存症)外来
■「前からアルコールを減らせ、やめろと言われているが、やめられない。」
■「肝機能異常で引っかかって、病院でこれ以上アルコールを飲んだら死ぬと言われた。」
■「睡眠薬を何年も飲んでいるが、だんだん薬が増えてやめられない。」
■「安定剤を飲み始めたらやめられず、飲まないとイライラして落ち着かない。」
■「家族に借金がバレて、止めると誓ったが、パチンコがやめられない。」
アルコール依存症、ギャンブル依存症、薬物依存症は病気です。治療が必要です。
心が弱いとか、だめな人間だからやめられない、というのではなく、病気なのです。
依存症は、進行性で、慢性の病気です。放っておくと最悪の場合、死に至ることもあります。
しっかりと治療することが重要です。
通院で依存症の治療を行います。医師の診療のほか、カウンセリングやデイケアがあります。 -
依存症カウンセリング
依存症の方が抱える心のつらさは、周囲の人にはほとんど理解されません。
カウンセリングでそのつらさを吐き出してみましょう。
なぜ、依存してしまうのか、自分が抱えているものに向き合えると、何かが変わるかも知れません。 -
依存症デイケア
デイケアは孤立しがちな依存症の方の居場所です。
依存症で苦しんでいるのはあなただけではありません。
依存症はとても手強い病気です。
一人で依存症に立ち向かうのは、はっきり言って、勝てっこありません。
仲間と支え合うことがとても重要です。 -
減酒・節酒外来
アルコール依存症とまでは行かなくても、アルコールで色々な失敗や障害を経験している方が多くいらっしゃいます。酔っ払うと気が大きくなって、駅員さんに文句をつけてしまう、など。
アルコール使用障害は、依存症のみならず、その一歩、二歩手前の方も含んだ概念です。そのような方はアルコール依存症予備軍と言って良いでしょう。依存症は進行性の病気で、進行すればするほど治療は困難になります。最近は、減酒・節酒の治療ができるようになっています。完全にアルコールを絶ってしまう断酒ではなく節酒・減酒でもアルコールの害を最小限にすることができます。早めの受診をお勧めします。
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:30〜13:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
14:00〜18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
休診日 水曜、日曜、祝日 その他都合で休診となる場合があります。 |
住所・アクセス
住所 |
〒984-0032 宮城県仙台市若林区荒井東1丁目3-1 EAST FORT2階 |
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アクセス・行き方 | 地下鉄 地下鉄東西線「荒井駅」南出口1徒歩1分 バス 市バス「荒井駅」から徒歩1分 お車 当院東側に無料の駐車場「メディカルセンター駐車場」があります。 |
院長紹介

院長:滑川 明男
ようこそ。
せんだいG&Aクリニックへ。
2021年に仙台市営地下鉄東西線の東の終点にある荒井駅の目の前で、グリーフケアと依存症に特化したクリニックを開業いたしました滑川明男と申します。私は、長く循環器内科を専門として働いておりましたが、自死対策に関わることをきっかけに精神科に転向し、国見台病院、仙台市立病院で精神科医療を行なってまいりました。循環器内科医時代から救急医療に関わる中で、自死未遂の患者さんに関わることがありました。その頃、あしなが育英会の学生らの手による「自殺って言えなかった。」(サンマーク文庫)を読んで、自死対策としての自死遺族支援に関わるようになり、自死未遂者の治療に関わりたいという思い等により、精神科医に転向しました。
自死遺族支援で始めたグリーフケアの活動は15年以上に及びます。精神科医療に従事する中で、アルコール依存症とうつ病と自死の関連性があることを学び、依存症治療の重要性を実感しました。しかし、依存性治療の敷居の高さに治療に繋がるべき患者さんがなかなか治療を受けておられない実情を知り、敷居の低い依存症治療クリニックが必要だと考えるようになりました。
周囲の方々のご理解とご支援のもと、これまで関わって来たグリーフケアと依存症治療に特化したクリニックを立ち上げることとなりました。 私はグリーフを病気ではなく、自然で健全な反応だと考えています。グリーフに関しては、主にカウンセリングによってグリーフと向き合うお手伝いをしながら、グリーフと共に生きるすべを一緒に考えていくようなイメージです。 依存症は、デイケアとカウンセリングでやめたいけどやめられない依存症の辛さに寄り添って治療を進めて参ります。
クリニックのテーマは「ようこそ!」です。とにかくつながり続けてください。グリーフも依存症も直ぐに治ってしまう様なものではありませんが、つながり続けることでグリーフや依存症と一緒に生きるという生き方のお手伝いをして参ります。
経歴
北海道函館市生まれ。 学生時代は柔道部。東北大学医学部卒業後、仙台市立病院で内科系初期研修を受け、その後、同院で循環器内科医として、不整脈や冠動脈疾患の治療に従事。あしなが育英会の学生等が書いた『自殺って言えなかった。』(サンマーク出版)を読んで、自死の問題に関わる様になり、仙台グリーフケア研究会を立ち上げ、大切な人、かけがえのない人を亡くした方々のわかちあいの会を実施。その後、精神科に転向し、依存症の治療に関わる中で、自死対策にも直結する依存症者の治療に専門的に関わりたいという思いが募り、せんだいG&Aクリニックを立ち上げた。
基本情報
施設名 | せんだいG&Aクリニック |
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診療科目 |
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対応疾患 |
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アピール |
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電話番号 | 0227817852 |
住所 |
〒984-0032 宮城県仙台市若林区荒井東1丁目3-1 EAST FORT2階 |
HP | https://sendai-ga.clinic/ |
ブログ | https://sendaigandaclinic.blogspot.com/ |
SNS | facebook https://www.instagram.com/p/CYXrrhZvKjn/?utm_medium=copy_link |
よくある質問
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依存症は家族が巻き込まれて、家族も病んでしまう病気です。家族も治療が必要な場合があります。ご本人が受診したがらない場合などは、まず、御家族から治療を始めます。是非、受診して下さい。
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精神科や心療内科に現在、通院していない方
初診の予約は受付のタイミングによって、数日〜3週間程度かかる場合があります。
1ヶ月以上先の予約は原則行なっておりません。 -
初診の予約をキャンセルされる場合には、早めにお電話でご連絡下さい。当日でも結構ですので、ご連絡をお願いします。
他に予約を希望される方に予約枠を開けることができるためです。ご協力のほどよろしくお願いいたします。 -
原則、18歳以下の子どもさんの診察は行っておりません。適切な評価や治療に必要な診療体制が十分に整っていないためです。
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グリーフを抱えていらっしゃる方、依存症で苦しんでおられる方に関しましては、年齢制限はありません。ただし、認知症の治療は行なっておりません。
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依存症は、不健康な習慣を継続すると進行し、治療が困難になります。現時点で明らかな依存症でなくても、アルコール、薬物などの習慣のコントロールに自信のない方は、受診をお勧めします。
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薬の処方は、必ず医師の診察が必要です。不必要な薬はできるだけ減らしたいと考えています。
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グリーフは、喪失に対する反応であり、健全で正常な反応です。病気ではありません。しかし、自分の身を裂かれる様な苦しみを抱えている場合があり、一人でグリーフに対処するのは困難な場合があります。その様なグリーフで苦しんでいらっしゃる方を支え、生きる道を一緒に探すのがグリーフカウンセリングです。グリーフを無くすことはできません。グリーフカウンセリングの目的は、グリーフのない状態になることではありません。グリーフと共に生きる。その道を探すお手伝いをします。
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アディクションの治療は、依存している物質(アルコールや薬物)、行為(ギャンブル、ネット、ゲーム)もコントロールする力を取り戻し、自分らしい人生を生きることを目標にしています。やめたくてもやめられない病理の根底にある、アディクションの根っこの部分に関わることが重要だと考えます。根っこに関わる方法として、デイケアでミーティングを繰り返したり、カウンセリングで自分を見つめ直すことが有効です。医師は薬物療法の他、精神療法も行います。
当クリニックに繋がり続けることが、治療においてとても重要なことです。一度当院に通うことをお考えいただいたなら、通い続けることが有効です。依存症治療には仲間が必要です。医師をはじめとする当院スタッフを仲間と認めて頂き、繋がり続けてもらうことが有効な治療です。 -
ご本人やご家族などから、お話を聞かせていただきます。お困りの症状や悩みごと、背景となる情報(家族、学校、お仕事、人間関係など)などについてです。必要に応じて、自記入式の質問票、心理士による心理検査、採血、身体の診察などをします。
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当院では、一般的な“相談”という意味でのカウンセリングは行っておりません。当院では、医師の指示において依存症の治療やグリーフカウンセリングを目的に行う心理療法などを行っております。当院に通院中の方で、医師が必要と認めた方に対して、保険適用外で行っています。予約者が多数の場合1-2ヶ月の予約待ちとなります。
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最初は1〜2週おきの通院が必要となることが多いです。病状が安定してきたら、2〜4週間の通院となります。
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当院では、特定の薬剤の処方のみを目的とした診療は行っておりません。薬剤の選定は医師の診断や評価にもとづいた上で行われます。薬物以外の方法についても検討した上で、薬剤に効果が見込まれる場合にのみ処方が行われます。
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他院に通院中の方は、できるだけ紹介状(診療情報提供書)や関係書類(年金や手帳の診断書などのコピー)をお持ちください。特別な事情がある場合などは、紹介状がなくとも診療を行うことはできます。
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初診は必ず予約が必要です。電話でも、ホームページからネット予約でも予約できます。
再診も、原則予約が必要です。予約されていない方、予約を変更する方は必ずご連絡をお願いします。 -
保険診療で自己負担が3割の場合には
初診時:2,500円~3,000円程度
再診時:1,500円程度(自立支援医療が適用の場合はさらに軽減されます)となります。 -
既に、自立支援医療受給者証をお持ちの場合、事前に市区町村の役所にて指定医療機関変更のお手続きをお願いいたします。
また調剤薬局を変更される場合も変更の手続きが必要になります。あらたに自立支援制度の利用をご検討の方は、受付または医師にお申し出ください。 -
当院の医師による通常診療を受けている必要があります。また、デイケアの参加日以外に医師の診察を受けることが必要です。
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週1回〜週4回です。プログラムは半日単位で、自分にあったプログラムを選択していただきます。
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目安は、自立支援医療を利用される場合は、670円。利用されない場合は、2,000円程度の費用がかかります。