国立大学法人 鹿児島大学病院
edit最終更新日:2023.03.27

主な特徴
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当院の神経科精神科では、児童思春期から老年期までの精神科全般に対応しています
神経科精神科では、入院治療ではグループ制を用い、主治医と指導医の体制を整え、毎週患者さんのカンファレンスを行い治療の充実を図っています。外来診療ではもの忘れ専門外来を設けております。またすべての患者さんに主治医制を導入し、きめ細やかに対応し、また待ち時間の短縮にも努力しております。
当科は小中学生の児童思春期の方から、もの忘れ専門外来を設けており、老年期の方まで幅広い年代の患者さんに対して精神科全般の治療を行っています。入院治療では主治医と指導医の体制を整え、治療の充実を図り、医師をはじめ、看護師、公認心理士、精神保健福祉士、薬剤師が連携して患者さんを多方面から理解し治療を行う「チーム医療」を行っています。また、総合病院として合併症を伴う精神疾患治療に加え、他診療科とのリエゾン精神医療、認知症ケア、緩和ケアにも関わっています。 -
心身医療科では、心と身体、環境のかかわりが深い疾患の診療を行っています
心身医療科は、身体のみならず、心、行動、環境・社会的因子、生活史などを把握した全人医療、個別化医療、統合的医療を実施しています。治療においては対症療法だけでなく、原因となる要因、病態の上流に位置する認知・行動・社会的背景に焦点を当てた根治治療を目指しています。肥満症・摂食障害・機能性胃腸障害・自律神経失調症・過換気症候群・慢性疼痛・高脂血症・高尿酸血症・癌性悪液質・サルコペニア・フレイル・睡眠時無呼吸症候群を含む生活習慣病から終末期医療に至るまで、心と身体、環境のかかわりが深い疾患の診療を行っています。また、他科、他医療機関において診断が困難である、或いは治療抵抗性を示す方、不登校やひきこもり、ドメスティック・バイオレンス(DV)、パワーハラスメントなど社会環境面にも問題を有する方、診療において障害がある方などに対しても診療を行っています。
患者さんの医療に対する満足度を上げるため、個別化医療、薬物への依存度を下げる医療、罹患前の予防医療、健康増進にも目を向け、漢方薬を含めた薬物療法のみならず、食、運動、睡眠を中心にした生活習慣改善、認知行動変容、環境調整を重視し、医師、薬剤師、看護師、検査技師、心理師、社会福祉士、栄養士、運動療法士、作業療法士などと連携、協力を行っています。
心身医療科では漢方薬を含んだ薬物療法、認知・行動療法、食事療法、運動療法、カウンセリング、家族療法などからなる多様な療法による全人・個別化医療を展開しています。なかでも摂食障害(神経性食欲不振症)に対する入院治療プログラムにおいては我が国における先駆的存在であり、良好な治療成績を挙げています。
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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8:30~17:00※(1) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
8:30~17:00※(2) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
※(1)は神経科精神科の診療時間 ※(2)は心身医療科の診療時間 ※専門外来は、初診・再診どちらも曜日指定があります。 ※初診は、原則家族同伴としておりますのでご了承ください。 【休診日】 土曜、日曜、祝祭日、年末年始(12月29日~1月3日) ※診療部門科の都合により、診療日が変更になることもあります。 |
住所・アクセス
住所 |
〒890-8520 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1 |
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アクセス・行き方 | 【車でいらっしゃる方】 ■国道225号線(谷山街道)を通る方 「大学病院入り口」交差点(南日本銀行がある)から入る。 市電、JRの線路を渡って、左折、道なりに坂道を登る。坂道の上の交差点を直進。 もしくは「脇田橋」交差点(フォルクスワーゲン鹿児島がある)から入り、 宇宿地下道を抜けて信号左折。道なりに坂道を登る。坂道の上の交差点を直進 ■国分方面からいらっしゃる方 国道10号線を南下し、山下町から国道225号線を南下します。 ■指宿方面からいらっしゃる方 国道226号線を北上し、国道225号線を北上します。 【高速道路でいらっしゃる方】 ■鹿児島空港からいらっしゃる方 溝辺鹿児島空港ICから九州自動車道を下り、「山田IC」で降りて、桜ヶ丘団地に向かってください。 ■国分方面からいらっしゃる方 九州自動車道を下り「山田IC」で降りて、桜ヶ丘団地に向かってください。 ■指宿方面からいらっしゃる方 指宿スカイラインを通り「中山IC」で降りて皇徳寺団地を経由し、桜ヶ丘団地に向かってください。 ※指宿方面から山田ICでは降りられません。 ■JRを利用される方 JR指宿枕崎線「宇宿駅」下車 約1.4Km ※「宇宿小学校前バス停」から、鹿児島市営バス・鹿児島交通バスの便があります。 ■市電(路面電車)を利用される方 鹿児島市電「脇田電停」下車 約1.5Km ※「脇田電停前バス停」から、鹿児島市営バスのシャトル便があります。 ■鹿児島市営バス 大学病院線(18番線) 桜ヶ丘団地~脇田電停のシャトル便「大学病院前」下車、徒歩約1分 ※歯科をご利用の方は「歯学部前」下車、徒歩約3分 ■鹿児島交通バス ・14番線 桜ヶ丘東口行き、金生町発(騎射場・脇田経由)「大学病院前」下車、徒歩約1分 ・17番線 桜ヶ丘東口行き、鹿児島駅前発(鹿児島中央駅・田上・広木経由) 「大学病院前」下車、徒歩約1分 ・18番線 桜ヶ丘団地行き(循環)、鹿児島市役所前発(鹿児島中央駅・附属小・紫原経由) 「大学病院前」下車、徒歩約1分 ・19番線 桜ヶ丘五丁目行き、鹿児島駅前発(鹿児島中央駅・附属小・紫原経由) 「大学病院前」下車、徒歩1分 ・34番線 星ヶ峯ニュータウン行き、鴨池港発(脇田経由) 「大学病院前」下車、徒歩1分 ※歯科をご利用の方は「歯学部前」下車、徒歩約3分 ■鹿児島空港リムジンバス 鹿児島市内行きバスに乗車、「天文館」または 「鹿児島中央駅」下車、上記のJR、市電、バスを利用します。 もしくは谷山(卸本町中央)行きバスに乗車、「中山団地」下車、タクシー乗車(乗車時間約10分) |
院長紹介

院長:坂本 泰二
【患者さん本位の安心、安全、高度な医療】
鹿児島大学病院は、明治2年に設立された島津藩医学校を前身としています。昭和18年に鹿児島医学専門学校が開設され、鹿児島大学病院の歴史が始まりました。患者さんが安心して医療を受けられるには、鹿児島大学病院が信頼される必要があります。そのため、全てに優先して安全を第一に考えており、その前提で高度な医療を提供できるよう日々努めております。先人たちが築いた医療をさらに発展させ、信頼できる医療を提供することが私たちの責務です。
【地域医療および先進的医療】
鹿児島大学病院は、県内唯一の大学病院です。鹿児島県は離島やへき地を多く抱えており、それらの地域への医療支援を行い、地域医療を守る役割を果たしています。さらに、へき地・離島医療モデルを作り、将来はアジアなど世界に発信できる医療体系の構築を目指します。あらゆる地域の人々が最高の医療を受けられるように、ハイブリッド手術室や手術支援ロボットの設置、テレメディシンなどの導入を通じて、高度かつ先進的医療の実践に貢献しています。
【教育・研修の充実】
鹿児島大学病院は、現在の医療人のみならず未来の医療人を育成する責務を負っています。学生の時から、地域医療などの実践を経験させるだけではなく、卒業後あるいは生涯に渡る研修や教育を行うために、各地域から各職種の研修を受け入れています。
【21世紀に輝くヒューマントータルケア病院へ向けて】
上記のように、鹿児島大学病院は、今後も鹿児島県の医療の中核を担う責任があります。そのためには新しい設備が不可欠であり、現在病院の再開発を行っています。平成17年度に病院再開発計画が着手され、新中央診療棟、新病棟(C棟、B棟)は既に完成しております。C棟の屋上にはヘリポートが整備され、先進的構造を持っています。現在は令和5年度の完成へ向けて、外来診療棟の建設が進行しているところです。工事による騒音や各部署への移動などご不便をおかけしているかと思いますが、職員一同誠意をもって対応いたします。また、患者さんの病床や食堂から眺望できる錦江湾にそびえる桜島は、患者さんの心の癒しと生への源になっています。特に、外来診療棟の整備が中心になる今年度からは、外来受診の方々にご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、鹿児島県の21世紀の医療を充実させるためには避けては通れませんので、ご理解をお願いいたします。
鹿児島大学病院は、地域医療を行うとともに患者さん本位の最適な治療を目指します。そのために職員全体が、「心豊かな医療人による安心・安全・高度な医療を目指す。」という理念のもとに、一致団結して医療に取り組んでまいります。皆様の温かいご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
基本情報
施設名 | 国立大学法人 鹿児島大学病院 |
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診療科目 |
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対応疾患 |
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アピール |
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電話番号 | 0992755111 |
住所 |
〒890-8520 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1 |
HP | https://www.hosp.kagoshima-u.ac.jp/ |
ブログ | 無し |
SNS | 無し |
よくある質問
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うつ病は基本的に休養が十分に必要な病気なので、ご本人は休める環境で十分に休んでください。 しかし休める環境がない時や重症時は入院治療が必要となります。次に十分な量の抗うつ薬を服用することが大切です。周りの方は、患者さんを無用に励ましたり気晴らしに無理に誘ったりしないでください。また考えや決断を求めることは避けたほうがよいでしょう。
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統合失調症の治療において大きなウェイトを占めるのが服薬です。薬を飲まないと再発の危険性が高まります。再発を繰り返すことによって症状は重くなり、予後が悪くなります。最近では従来の薬と比べて副作用の少ない非定型抗精神病薬が開発され、飲みやすくなってきています。しかしそれでも副作用はありますので、医師と十分相談のうえ服薬されることがよいでしょう。
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物忘れにも程度があり、忘れたことを覚えている場合、年齢相応の場合が多いです。またうつ病などで一時的に認知症のように物忘れを自覚することもあります。しかし同じ事を何度も聞く、最近のことがなかなか覚えられない、忘れたことも思い出せないなど病的と思われる時は、受診していただき画像検査など詳しい検査をおすすめいたします。