渡辺病院
edit最終更新日:2023.05.19
主な特徴
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プライバシーに配慮した診察室
患者さまのプライバシーにしっかりと配慮し、診察室は中待合からも独立した個室空間になっております。外部には診察室の声が聞こえ難い構造になっていますので、安心して受診していただけます。
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患者さま、ご家族の悩みや不安を緩和し、治療に専念できる環境づくり
精神疾患などの症状や治療の進行状況がわかり難い病気は、治療を受ける患者さまやご家族にとって、とても理解しがたく、不安が募るのは仕方のないことです。
明和会医療福祉センターは、治療を受ける患者さまやご家族に正しい病識を持っていただき、少しでも安心して治療に専念できるよう十分な説明や教育を行っています。
●当事者心理教育『あゆみ』
自分たちの病気や薬について正しい知識を得て、病気の再発を防止し、より良い日常生活ができるようになることを目的としています。
●家族教室
患者さまのご家族に対して月1回開催しています。病気、薬、ご家族の関わり方、リハビリ、社会資源について等、各専門スタッフとともに話し合い、悩みを共有することで家族の回復、患者さまの社会参加・復帰に向けてサポートして行きます。 -
本人以外の方(ご家族)からの相談窓口の設置
プライバシー保護の観点からも、当院ではご本人様以外の診察は行っておりません。しかし、家族の様子がおかしい、本人に受診をすすめても承諾してもらえない、病気の症状ではないだろうかなど、ご家族さまのお悩みにソーシャルワーカーがご相談にのっています。
精神疾患の場合、症状が病気なのかどうか判断しにくく、見逃しがちですが、ちょっとでも気になることがあれば受診の前に気軽にご相談ください。 -
地域の医療と連携
地域のニーズにあった医療を継続的に、かつ質の高いサービスを提供できるように、当法人は地域の医療機関や施設と密接な連携を図っています。専門機関として、心のケアや高齢者の心身ケアおよび認知症の専門医療、また医療と福祉を統合したケアで地域の医療サービスの充実を目指します。それぞれの専門である医療機関が手を取ることで、患者さまにとってより良い医療を、地域の中で、迅速に、安全に行うことができるのです。
ウェルフェア北園渡辺病院では、特に、救急医療機関と連携し、長期療養(慢性期医療)、回復期のリハビリテーションが必要な方のケアを行っています。
地域連携で、ひとりの患者さまを地域の医療機関が協力して治療するプログラムを整え、地域一体となった治療で、本当に患者さまやご家族などの立場に立った医療、地域の人を守り、支える医療に取り組んでいます。
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
初診は平日のみです。 |
住所・アクセス
住所 |
〒680-0011 鳥取県鳥取市東町3丁目307 |
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アクセス・行き方 | 日本交通・日ノ丸バス 「湯所」バス停より徒歩約3分 「NTT前」バス停より徒歩約2分 100円バス・くる梨 青コース「仁風閣」バス停より徒歩約8分 緑コース「県立博物館前」バス停より徒歩3分 |
院長紹介

院長:渡辺 憲
ポストコロナの時代に向けて、70年の歴史を振り返り、新たな地域の役割を求めて
コロナ禍の中で、社会環境が大きく変化いたしました。また、医療も地域社会を守るべき役割を懸命に果たしてまいりました。社会全体が、今後、ウィズコロナからポストコロナへ向かっていく中、地域医療を担うすべての医療機関には新たな役割と機能分化、さらには医療機関の間の連携はもとより、保健・医療・福祉のシステムとの一層の協働が求められています。当院(渡辺病院)、当法人では新興感染症への備えをしっかり担いつつ、心の医療分野、高齢者ケアにおける専門性を常に高め、他機関と緊密な連携を続けながら、地域の健康・福祉の基盤づくりに一層の努力を続けてまいりたいと存じます。
当院の主要な専門分野である心の医療は、医療法において5疾病の一つに位置付けられ、地域医療における重要な疾患との認識が定着してきました。複雑多様化する現代社会において、質の高い「心のケア」が迅速かつ適切に行われることは、時代の大きなニーズでもあります。当院は10歳前後の若い年代から100歳近い超高齢者まで、年間1,200人を超える初診患者、月間延べ4,400人の通院患者、1日平均約300名の入院患者の診療にあたっています。これらの患者さんの一人ひとりの病状に多職種連携のもと、迅速かつ丁寧に治療にあたり、地域における健康の基盤を支えることを通して社会に貢献することが、当院の使命と考え、当院は地域医療の中で役割を担っています。
さて、2021年4月には、当院が1953年4月に鳥取市東町3丁目の現在地に病院を開設し68周年を迎えました。当院はこれまで、地域医療のニーズに合わせ、西館、北館、中央南館、南館、新南館の新築ならびに本館および東館の改修を30年あまり6次にわたって行ってきましたが、2015年度から2017年度の3年間をかけて、すべての建物の耐震性を高め、さらには、20年~30年後の未来の地域医療にも柔軟に対応できるよう増改築整備事業を行い、2018年3月には無事3年間にわたる事業を完了いたしました。
当法人は、2000年4月、当時急増していた高齢者の治療・リハビリテーションのニーズの高まりにお応えする形で、分院(ウェルフェア北園渡辺病院360床)を開設し、23年が経過いたしました(現在、医療病床180床、介護医療院180床)。これらの整備事業は、今後、大きく変化するであろう四半世紀後の医療の姿を見据え、地域で求められるニーズに柔軟にお応えできるような構想で進めてまいりました。高齢化が進む地域社会にあって、「心の医療」「高齢者ケア」の分野で、多職種連携のもと緻密で暖かい専門医療がタイムリーに提供できるよう、これからも日々努力を重ねてまいりたいと存じます。
2008年10月、当法人は、高い公益性が求められ公的医療機関と同等の地域医療への責任をもつ「社会医療法人」として全国で3番目の早い時期に県により認定を受けました。社会医療法人として14年あまり経過した今、法人スタッフ一人ひとりが、誇りと使命感をもって皆様に質の高い医療・福祉サービスをお届けするとともに、法人として新たな時代の要請にも迅速かつ的確に対応できる医療環境づくりを通して、地域に一層貢献できればと願っております。
経歴
昭和55年3月東京大学医学部卒業。同大学附属病院、三井記念病院等を経て、現在、社会医療法人明和会医療福祉センター渡辺病院の理事長/院長、専門は精神科。
2013年~鳥取県医師会副会長 2018年~鳥取県医師会長
精神科一般診療に加え、老年期精神疾患・認知症、うつ病(気分障害)の専門医療、統合失調症の心理社会的リハビリテーション、産業精神医学(メンタルヘルス)分野に力を入れております。
基本情報
施設名 | 渡辺病院 |
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診療科目 |
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アピール |
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電話番号 | 0857241151 |
住所 |
〒680-0011 鳥取県鳥取市東町3丁目307 |
HP | https://www.mmwc.or.jp/ |
ブログ | 無し |
SNS | 無し |
よくある質問
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心の病は、一概にこの様な症状の時に、ということが言い難くはっきりした事はお伝えできませんが 「寝付きが悪い、何度も目が覚める」「疲れた感じがする、気分が落ち込む」 「話し方・動作が遅くなり、イライラしたり集中できない」 「以前は楽しめていたものが、まったく楽しめない」 「自分に価値がない、消えて無くなりたいと思う」 などの症状が一月以上毎日続くようであれば医師への相談をお勧めしています。
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うつ病の症状が軽い場合は、周囲の人から見れば「気の持ちよう」「気にしすぎ」などと思われがちですが、簡単な休養や気分転換などではいつまでも回復しないことがあります。 うつ病は、脳内の神経伝達物質の働きが低下した状態で、体の一部(脳)の機能が普段の調子を失っているという意味では他の病気と同じで、決して特別なものではありませんし、なにより早い段階で適切な治療を行なうことが重要です。気になる症状があればお気軽に相談室へご連絡ください。
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精神症状では、気分が落ち込む、不眠、不安、食欲低下、意欲の低下など、身体症状では、めまい、肩こり、動悸、胸やけ、頭痛などといった症状があり、個人差も多くみられます。
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精神疾患は、単純に症状のでみでは判断しにくいため、特に診療科を分けて診察は行なっておりません。 疾患に心当たりがある場合、より専門的に診察・治療を行うために、専門外来を設けております。もの忘れ、アルコール依存、発達障害などがございます。 よくわからない場合は、お電話または、来院時に総合受付でご相談ください。
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診察やカウンセリングで患者さまの苦痛を取り除いていく『精神療法』や、お薬を使って症状の改善を図る『薬物療法』があります。その他、日中活動プログラムとして『作業療法』も行なっています。
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依存がなく、安心して服用していただけるよう、服薬調整は主治医が行ないます。症状に合わせてご相談に応じますので診察時にご相談ください。
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「物忘れ」のみでは、認知症かどうか判断することはできません。物忘れの内容、進行性の経過かどうかが重要です。当院では専門的心理検査等を行い、医師が診断いたしますので、気になる症状がございましたら、一度もの忘れ外来にご来院ください。
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認知症は診断がついても治療法がないとされていましたが、最近の研究では認知症のメカニズムが解明されつつあり、着実に研究成果が上がっております。 ただ、これらの根治療法はまだ完成されていないため使用できませんが、現在ある治療薬を用いながら、地元の老人クラブ、デイケアなどへ参加することで、心身ともに活発な活動を維持して毎日の生活を送っていただくことが重要です。
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初回受診の方は完全予約制となっております。基本的に平日午前中での対応となります。事前にご予約をお願いいたします。予約はお電話でも受け付けておりますので、まずはお問い合わせください。
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もちろん、大丈夫です。ご家族のみならず、知人や友人の方といらっしゃる方も多くおられます。
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はい。渡辺病院、ウェルフェア北園渡辺病院どちらにもございます。駐車場は無料です。渡辺病院(東町)の駐車場は点在しており、わかりにくい場合がございますので、ご不明な時はお電話ください。
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いつでもご相談ください。ソーシャルワーカーがご相談やお悩みにお応えいたします。ただし、診察はご本人様に限りますので、診察や薬の処方はできません。ご了承ください。
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病院の職員には守秘義務があり、個人情報保護には細心の注意を払っております。
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外来は診察後、お会計をお願いしております。入院については、毎月末に締め、翌月中旬以降にご請求させていただいております。各病院の会計にて直接お支払いいただくか、お振込でお支払いいただきます。口座からの引き落としは対応しておりませんので、ご了承ください。
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お礼はお気持ちだけで十分です。診察費用をいただいておりますので、それ以外のものをいただくことは出来ません。「ありがとう」と言っていただいた時は、スタッフ一同とても励みになります。 お気持ちに応えられるよう、誠心誠意の医療・看護・介護を行ってまいります。