カフェラテの日記『消しゴムの復讐』

ふと、小学一年生の頃の笑い話を思い出した

私は当時、同級生の男子Yからいやがらせを受けていた

Yは私の消しゴムをちぎって他の男子とのキャッチボールに使った

私の算数のプリントを盗んで、私が一度書いた自分の名前を消した上で使用した

(それまで私は宿題を無くしたことなんて一度もなかった)

Yとは前後の席だったから、やりたい放題されてたなあ

やめてって言ってもまあ聞いてくれなかったよね

当時の私は潔癖というか完璧主義なところがすでにあって、ちぎられた消しゴムを使うのが嫌だった

祖父に頼んで新しい消しゴムを買ってもらっていたのだけど、数日で駄目になるから頻繁にお願いしなきゃいけなくて、祖父に申し訳なかった

そんなストレスから、1週間学校を休んだ

朝、母に泣きついて、嫌だ学校行きたくない!休みたい!って言って…

ある日の夕方、1週間も休むなんて学校で何かあったの?って母と祖父に聞かれたから、泣きながら消しゴムのことを話した

そしたら祖父が学校の先生に連絡してくれて、伝えたからもう大丈夫だよって言われてまた学校に通うことができた

それが冬のことだったかなあ

やがて3月になって、卒業式のシーズンになった

卒業式のために、皆で椅子を教室から体育館へ運んだ

そのとき私、うっかり、自分の椅子じゃなくてYの椅子を持ってっちゃったの

自分の椅子がない!って騒ぐY

自分の机のところに戻ってきたら、私の席にだけ椅子があって恥ずかしくなる私笑

先生には何か怒られて、倉庫みたいな部屋に連れて行かれて、Yのための椅子を新調?して体育館へ運んだ

それ以来、「また違う人の椅子持ってっちゃったらどうしよう…」って卒業式が怖かったな

でも、うっかりとはいえ、あのときの消しゴムの恨みをちょっと返せたのかな…って、すっきりした気持ちではある笑

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