猫になりたかった。の日記『猫になりたい毎日。#29』

ー憂鬱な朝の部ー
一晩とちょっと考えて、親友と決別することにした。
そうは言っているが、物理的な決別ではない。強いて言うのならば、精神的な決別。自立とでも言おうか。
さようなら。もう、私は私の道を歩く。そして、彼女の手を離す。私は進む、私が立ちたい舞台へ。私はもう、1人で大丈夫、そう暗示をかけながら。
少し余談をしようか。
今日、彼女「私立行っていい?」って話を親としたことを話した。家賃とかヤバいよね。みたいな他愛のない会話。その途中、急に彼女は自分の住むマンション家賃を調べた。いい物件だね。そう反応したら、「7階だって、住めば?」と言われた。拡大解釈だろうが、少しは離れるのが嫌と思っているのかもしれない。

ーまったり午後の部ー
改めて思う。この状況で、親友と同じ大学を目指すことに意味はあるのか。それはたぶん、私の平穏が戻ってくることにもつながってる。けれど、これ以上の過酷を見ることになることにも同じように繋がってる。私はそれを見届けられるだろうか…わからない。
「私」だけだった世界に「親友」と言うかけがえのない、人であり聖域ができた。今「私」と「親友」だけで成り立っていた世界が、着実に崩れていく音がする。もう戻らないのもわかってる。親友は一歩一歩大人に近づいていく、私ももう、大人に一歩ずつ近づいていかなくてはならない。あれだけ決別だなんだと、片付けようとしていたのに、本音の弱音は、まだ出てくる。吐いても、吐いても、吐いても、湧き出てくる。親友にぶつけたりはしない。だから、歌にぶつけることにする。そして家では思いっきり泣くことにする。

ーうとうと夜の部ー
思い出したことがある。去年、私は美術で音楽専攻をしていた。その発表で「世界のつづき」と言う曲を歌った。歌い終わったら、親友が席で泣いてた。今思えば、音楽専攻を決意したあの時から、私の親友からの自立は始まっていたのかもしれない。最初は親友と同じく、美術を専攻しようと思っていた。一瞬でも離れてしまったら、心が離れていってしまう気がしてたから、ずっと一緒にいようとした。でも、そんな簡単に離れていかないっていう信頼があったから、私は音楽を選べた。歌をはじめとする、音楽の世界で生きるための第一歩を踏み出せた。結果、今こうして現実的に、親友から離れる必要が出てきたが…
今回の一件で私の歌は一段と深くなったと思う。こんなにも濃くて、強烈な感情を知らなかった。あの時、翼を広げる決意をしなかったら、親友を選んでいたら、今の私はないと思う。それに、彼女に出会わなくても今の私はないんだと思う。本当に彼女はいろんなものをくれた。最後にとびっきりの猛毒も。
本人には言わないけれど、最後に書いておく。

親友へ
じゃあね、かけがえのない親友。もう私は私を歩むよ。私が目指す、推しが見た舞台を目指して。私はもう、あなたの後ろを歩いているなんて思わない。あなたの前で、ずっとずっと先の方にいるから。手を伸ばしても届かないから。それに気づいて、せいぜい泣いてね。  あなたのことが大嫌いで、大好きな最高の友人より

さようなら、2人だけの世界、子供すぎる私。これからよろしくね。強くて新しい私。

star今日よかったこと♪

・ココトモで日記を書いた
・学校に行ってきた
・早起きして英文法をした

favorite読んでくれた人へのメッセージ

こんにちは、こんばんは。初めましての方は、初めまして、猫になりたかった。と言います。
今日は今年度最終日、3限でお帰りでした。春は、出会いと別れの季節とは、よく言ったものです。

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