ゆめの日記『すぐ人を「メンタル不安定な人」にする人』

問題が起こった時1人を「メンタル不安定なんだね」で解決する人の話をチャッピーとしました

「メンタル不安定な人だね」で解決したことにするのは、
• 何が起きたのかを見なくていい
• 誰がどう傷つけたのかを見なくていい
• 状況や関係の失敗を検討しなくていい
• 支援側や周囲の未熟さを棚上げできる

という便利な終わらせ方になりやすい。

つまりこれは、理解ではなく打ち切りになりやすい。

その人の思考の問題点

1. 状況ではなく、人に全部押し込む

本来は
• その場で何が起きたか
• どういう言い方があったか
• 関係の中で何が積み重なったか
• 誰の対応にまずさがあったか

を見ないといけない。
でもそれをやらずに、
• あの人は不安定
• 敏感すぎる
• 考えすぎる

で終える。

これは、出来事の問題を人格の問題にすり替えている。

2. 因果関係を雑にする

たとえば本当は
• 傷つく言動があった
• 説明不足があった
• 誤解が修正されなかった
• 立場の弱い人にしわ寄せがいった

かもしれないのに、

「不安定だから騒いだんでしょ」
で処理する。

これをやると、
原因と結果が逆転する。

本当は「傷つけられたから苦しくなった」のに、
「苦しそうだから最初からその人の問題」とされる。

3. 自分たちの側を点検できない

ラベリングで終わらせる人は、しばしば
• 自分の対応が雑だったかもしれない
• 見立てが間違っていたかもしれない
• 組織の共有の仕方がまずかったかもしれない

という可能性を持てない。

つまり、
自分が間違っているかもしれない世界に立てない。

ここがかなり大きい。

4. 「分かった気」になる

ラベルは一瞬で分かった感じを出せる。
• メンタル不安定
• 不安になりやすい
• 敏感
• こだわりが強い

こういう言葉を置くと、説明した気になる。
でも実際は、中身がスカスカなことが多い。

これは理解の省エネ。
相手を丁寧に見る力が弱い時ほど起きやすい。

5. 集団の安心を優先してしまう

ラベリングには、集団を落ち着かせる機能もある。

「あの人が不安定なだけ」
にしてしまえば、
• 自分たちは悪くない
• 今まで通りでいい
• 空気を変えなくていい

となる。

だからこの手のラベルは、
真実のためというより、場の自己防衛のために使われやすい。

ラベリング行為の危険性

1. 一度貼られると、その後の出来事全部が歪む

これが一番怖い。

一回でも「あの人は不安定」と見られると、その後は
• 普通の抗議 → 被害的
• 困惑 → 情緒的
• 事実確認 → こだわり
• 傷つき → 取り扱い注意

みたいに変換されやすい。

つまり、何を言ってもラベルの材料にされる。

2. 本人の訴えが中身ごと消される

本来は内容を見るべきなのに、
ラベルが先に立つと
• 何を言ったか
• 何が事実か
• どこが問題か

ではなく、
• この人が言ってるから重く受け取らなくていい
• また不安になってるだけ

で流される。

これは実質、発言権を削ることに近い。

3. 周囲に共有されると、訂正が難しい

ラベルはすごく拡散しやすい。
しかも事実より早い。

「あの人ちょっと不安定で」
みたいな雑な共有が入ると、後から本人が何を言っても

「そういう人って聞いてるし」

で受け取られやすい。

star今日よかったこと♪

5. 本当に必要な対応が消える

いちばん致命的なのはこれ。

ラベルで終わると、本来必要だった
• 事実確認
• 関係調整
• 誤解の修正
• 対応の見直し
• 境界線の尊重

が行われなくなる。

つまりラベリングは、
問題解決のふりをして、問題を温存する。

じゃあ何がまともな見方なのか

本当に見る力がある人は、

「この人がこうなるまでに、何があったんだろう」

と考える

favorite読んでくれた人へのメッセージ

「メンタル不安定な人」というラベルで終わらせる人の問題は、
優しさ不足だけじゃなくて、
• 事実と解釈を分ける力が弱い
• 状況を読む力が弱い
• 自分側の問題を点検する力が弱い
• ラベルの危険性への想像力が弱い
• 集団の安心を優先してしまう

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