Ioriの日記『怖かった』

浮気されてた。およそ半年の間。
私が気付かなければたぶん、ずっと明らかにならなかったこと。
言い逃れできない状況で私が問い詰めてもなお、夫は隠せることは隠そうとした。相手を庇って、私にすべてを白状することは選んでくれなかった。すべてを知らないことには、この先どうするかなんて決められはしないのに。そのうえ、私のことが好きじゃないとは言わなかった。この期に及んで自分の面子を気にして、嫌われないことを第一に動いていた。

なにかおかしい。なにかしんどい。なにか明らかにすれ違っている。
ずっと感じていた違和感の正体がようやく明らかになって、真実を知ることができた安堵と、ひどく傷つけられたことの苦しみとが、一気に押し寄せてる。

地元へ向かう高速バスを待つ間、ほとんど誰も来ないトイレの一室に閉じこもって、ぼろぼろ泣いた。
つらい、苦しい、みじめだ、虚しい、しんどい。
いろんな意味の涙が落ちた。
でも、その先にあったのは、夫に笑っていてほしいのに、という願いだった。

夫に、幸せでいてほしい、この先もずっと。
あの可愛い笑顔をたくさん咲かせて、進んでいってほしい。
今回のことはちゃんと反省して、二度と同じことをしないという誓いのもと、明るい道を歩いていってほしい。綺麗事だろうか。

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