ほの白む春の暁に、役立たずとも満ちゆく世界
visibility13 edit2026.04.04
世界は、意味でできていない。
ただ、そこに在るものが
互いに触れ、響き合い、
結果として物語が生まれているだけ。
石ころは石ころのまま、
影は影のまま、
それでも存在は
ひとつとして余白ではない。
役に立つかどうかは、
人が勝手に貼った尺度にすぎず、
宇宙はそんなものに
一度も頷いたことがない。
失敗も、停滞も、遠回りも、
すべては因果の網の目の
どこかを震わせている。
存在はただ、
存在しているだけで
完全なのだ。