B-Rain Clinic

star主な特徴

  1. お薬をなるべく使わない

    これには主に理由が2つあります。
    一つ目は、お薬はあくまで対症療法だからです。
    例えば、抗うつ剤の代表であるSSRI(セロトニン再取り込み阻害剤)。これは、脳内のセロトニンという神経伝達物質を「増やす」お薬ではありません。うつや不安症状により減少しているセロトニンを「リサイクル」して「あたかも増加したかの様に受容体に作用させる」お薬なのです。
    当院でも、お薬を使う事はありますが、大切な事は最終的には遠回りになったとしても脳内のセロトニンを徐々に「増やす」「自力で適切な量を分泌できる」状態になって頂く事なのです。
    二つ目は、お薬やカウンセリングの効き目には限界があるからです。
    抗うつ剤の効き目は、約3割〜5割弱(Keitner GIら、2006年)と言われています。
    一方で専門の心理カウンセリング(精神科外来ではなく、専門家の治療となります)の効き目も同等(同上、2006年)です。精神科医による支持的精神療法(傾聴中心の話し合い)の効果も薬物療法と同等です(de Jongheら、2004年 )。これらの治療が決して意味がないとか効果が無い等と決して主張したいのではなく、これら「だけ」では「不十分」と考えています。
    特に栄養療法(食事栄養面、ホルモンバランスなどを考慮する治療)は年々重要度が増してきており、研究論文の数が増加傾向にあります。

  2. 脳画像や食事栄養評価など、客観的な検査を重視し総合的に診る

    こちらも、主に理由が2つあります。
    一つ目は、精神疾患や症状の根底には、慢性の炎症がありその点に関しては共通の基盤であると思われますが、脳内の慢性の炎症を引き起こす原因は多因子つまり複雑な原因がからみ合っているからです。これは、単一の治療でそう簡単に症状が良くならない最大の理由です。
    二つ目は、心の問題は基本的にあいまいな世界です。そのためには主治医の主観(思い込みや当てずっぽう)がなるべく入らない様な、客観的な指標が必要であると考えています。
    私が尊敬し師事している米国のダニエルG.エイメン博士の言葉を借りますと「循環器科医や、整形外科医や放射線科医などほとんど全ての科のドクターは体を『診る』。しかし唯一精神科医だけは、『推測する』」のような現状なのです。
    DSM−5(米国精神医学会が作成した、精神疾患の総合的な診断基準集)も、もちろん当院では使いますが、あくまでも入り口や参考に過ぎないと考えています。

event_note診療時間

時間
10:30~13:30
15:00~19:00
午前は13:20まで、午後は18:40までで受付終了
土曜:9:30~13:00 14:30~18:00

location_on住所・アクセス

住所 〒231-0033
神奈川県横浜市中区長者町3-7-5
YS長者町ビル1F
アクセス・行き方 横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町」駅 徒歩2分
JR「関内」駅 徒歩7分

school院長紹介

院長:高 卓士

昨今のAI(人工知能)の時代におきまして、当院ではメンタルの治療も「AI」がカギと考えています。
「AI」とは何かと言いますと、「アンチ・インフラメーション(Anti Inflammation)」つまり「抗炎症」の事です。
うつ病や不安障害、認知症など多くの精神疾患の根底には、脳における慢性の炎症が潜んでいて、その進行をいかに抑えていくか、という事に関しての重要性が世界中のあらゆる研究によって明らかになってきています。
例えばうつ病の場合、単にストレス要因を軽減するだけでは不十分で、十分な食事・栄養・ホルモンのバランス改善や、運動、瞑想はもとより、アレルギー症状の回避、嗜好品(アルコール、タバコなど)の回避、なども組み合わせる必要があるのです。
つまり「なぜそれらを並行して行う事が治療に必要なのか」の理由を端的に言いますと、全ての有効な対策・治療に共通するポイントは、「炎症を抑える」メカニズムがあるからなのです。
こういった観点から、来院された皆様の苦痛を出来る限り速やかに取り除き、希望や笑顔、充実感を持って生活を送れるお手伝いを、日常診療では心がけています。
心身の不調は、誰でもなりうるものです。どんな小さな症状や悩みでも結構ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

home基本情報

施設名 B-Rain Clinic
診療科目
  • 心療内科
  • 精神科
対応疾患
  • うつ病
  • 双極性障害(躁うつ病)
  • パニック障害・不安障害
  • 発達障害
  • 認知症(物忘れ)
アピール
  • オンライン予約
  • 完全予約制
  • 電話診療
  • 駅徒歩5分圏内
電話番号 045-315-5151
住所 〒231-0033
神奈川県横浜市中区長者町3-7-5
YS長者町ビル1F
HP http://b-rain-clinic.com/
ブログ 無し
SNS 無し

questionよくある質問

  • 当院は保険診療となります。
    初診料  8,000円前後
    20歳未満 9,000円前後
    (血液検査・心理検査を含みます)
    再診料  2,000円前後
    20歳未満 3,000円前後

  • B-RainClinicでは、基本的にお薬の使用を最小限に抑える治療を行っています。

  • プライバシーには十分配慮して、治療や連絡を行いますので、ご安心ください。
    職場に内緒にしたい、ご家族に心配かけたくないといった気持ちがおありでしたら、どうぞ遠慮なくお伝えください。

  • B-RainClinicの診察室は、患者さまがなんでも言える場所です。どんな悩みでも、安心して全部お伝えください。
    涙を流しても、動揺してしまっても構いません。診察室は、どんな感情でも出していただける空間です。
    「こんなくだらない悩みは」と躊躇される方に、どんなに小さなお悩みでもぜひお話し下さい。

  • B-RainClinicでは、身体の健康作りを行うことで心と身体を美しくする治療メニューがあります。
    また、スマートエイジングという、その年齢だからこその美しさを大事にした予防や治療も行っています。お気軽にご相談ください。

  • メンタルの面も含めて無理なく続けられるダイエットやトレーニングを、丁寧にしっかりご指導します。続かない、またはなかなかやる気になれなくて何度か挫折されている方でも、1~3ヶ月ではっきり効果がでてきます。

  • その通りです。エイメン博士は「脳と身体全体をPCにたとえると、脳はソフトウェア、身体はハードウェア」とよくおっしゃいます。
    脳というソフトウェアがきちんと働くためには、ハードウェアの故障から直す方が優先になります。
    ワードやエクセルのソフトを動かそうと思っても、ウィンドウズOSが壊れていたら上手くいきません。
    つまり、脳と身体は深くつながり合っているのです。

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