あしたの風クリニック

star主な特徴

  1. 児童精神科

    平成28年4月より当クリニックでは児童精神科の専門外来を開設いたしました。

    不登校、ひきこもり、いじめ、家庭内暴力、非行、発達の偏り、強迫性障害(不潔恐怖など)、うつ病、転換性障害、解離性障害、注意欠陥多動性障害、社交不安障害、パニック障害、思春期精神病、PTSD、「小1プロブレム」「中1ギャップ」など移行期の問題などのご相談を受け付けております。 初診時に小学校1年生から中学3年生までの方を対象としております。
    検査、診断及び治療を心理士と協力しながら行っています。必要に応じて学校、各種教育機関と連携いたします。
    不登校、断続的な登校、学校でうまくいかない、その他生活上の問題の背景には不安障害などの様々な疾患や発達障害など成長、発達の遅れや偏りが存在している場合があります。 また、疾患ではなくても様々なストレスで調子を崩される児童思春期の方も増えております。お子様の調子の悪さでご家族間の関係性にも影響が出て悪循環になってしまう場合もございます。
    早期から医療機関が介入し、ケースによっては教育機関などと連携をとることによって、問題の積み重ねでお子さんが自信をなくしてしまうことに歯止めをかけたり、ご家族全体の疲弊の回復につなげることができることがあります。 「医療機関に相談するほどのことだろうか」と迷われる方も、困ったことがあれば遠慮なくご相談ください。

    (親御さんのみの相談は、関連のカウンセリングルーム「こころのドア船橋」(外部リンクです)で受け付けております。)

  2. 認知行動療法とは?

    認知行動療法とは、患者と治療者がチームを組んで(A)、問題や困りごとからが続いてしまう仕組みと、そこから抜け出す道筋を明らかにします(B)。そのうえで「物は考えよう」「案ずるより産むが易し」といった思考と行動のリフォーム(C)を、面接室で、そして生活場面で、継続的に取り組んでいきます(D)。設定された時間数(例えば1時間×15回)を終えることには、問題や困りごとから抜け出すだけでなく、自分が自分の治療者になることを目指す治療法です(E)。より詳しくは:

    A. 患者と治療者だけでなく、患者の家族や友人、主治医などをメンバーとしたチームを結成します。チーム内に上下関係はなく、チームメイトどうしで助け合う関係を目指します。
    B. 病気がなぜ生じたのか、当面その原因探しは後回しにして、どうして問題が続いてしまうのか、困りごとから抜け出せないのかを明らかにします。そして、問題から抜け出すための地図を描き、「こうなりたい」「こう変わりたい」という目標にたどりつくための道筋を明らかにします。これは専門的に「ケースフォーミュレーション」と呼ばれています。
    C. 認知行動療法では「性格をがらっと変えてしまう」とか「歪んだ思考を正す」ことを目指すわけではありません。その人が持つ資質を生かしながら、新しい物の見方を探したり、今までとは違う行動を試すことで、その人の人間観や世界観を柔軟にしていきます。これらは全て、困りごとから抜け出し、「こうなりたい」という目標に近づくことを目的に行なわれます。
    D. 治療は病院やクリニックの面接室だけではなく、その人の生活となる場でも継続していきます。このため、面接室で学んだことを、自宅や外出先で実践するためのホームワークを設定します。
    E. 設定された時間数を終えて、治療者がチームから離れることになっても、患者やその他の人は認知行動療法を続けていきます。患者が自分の問題をメンテナンスできるようになり、さらなる目標に向かって歩いていけるようになることが期待されます。 当院では初回アセスメント1回+治療セッション15回(あるいはそれ以下)の認知行動療法を行います。

    当院は千葉大学医学部精神科・千葉大学認知行動生理学教室・千葉大学子どものこころの発達研究センターと共同で、認知行動療法の普及に努めています。

  3. スキルアップグループのご案内

    【スキルアップ・グループとは】アメリカの心理学者、マーサ・リネハンによって開発され、欧米で治療効果を上げている、ボーダーラインのための包括的治療法「弁証法的行動療法 DBT」の、集団スキル・トレーニングを応用したプログラムです。「感情のコントロールがうまくいかない、対人関係の悩みや困難を感じている、衝動的な行動をコントロールできない」などの問題を抱えている人が、問題に対処する"スキル"を身につけることで、より安定した自分を目指します。

    【方法】 集団スキル・トレーニングです。学んだスキルを生活の中でできるだけ練習していくことが、スキルを身に着け効果を上げるコツになります。そのため宿題をやってもらいながら、グループで話し合い、情報交換しながら進めていきます。「宿題の振り返り⇒資料をもとにしたグループワーク」を繰り返して行きます。

    【スケジュール】 A.つらさに耐えるスキル(5週) B.感情調節スキル(5週)C.対人関係スキル(5週)D.マインドフルネス・スキル(5週) 5週×4で、計約5ヶ月で一通り終了します。

    *基本的には全てのスキル・トレーニングに参加していただきます。

    *参加には、主治医の許可が必要です。

    2015年1月より、「マインドフルネス・スキル 5回」を加えて、さらに充実したプログラムになりました。マインドフルネスは、瞑想として世界のさまざまな宗教の中で行われてきた有益なスキルを、ジョン・カバットジンが宗教的でない形で体系化したスキルです。科学的な研究も進み、90年代からは心理療法にこの技術が導入され、「認知行動療法の第三の波」「第三世代の認知行動療法」などと呼ばれています。今では、ストレスに対処できるよう心を整える技術として「マインドフルネス」は、欧米の医療、教育、企業といった現場で注目されています。

  4. ひきこもりの治療

    ひきこもりとは思春期・青年期に起きる問題で、6か月以上自宅にひきこもって社会参加をしない状態が続き、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいものを言います。     

    当院では20年以上にわたり、ひきこもりの治療を行ってきました。今までに数多くの方がひきこもり状態を脱するお手伝いをしてきました。1999年には世界初の「ひきこもりデイケア」を開始し、ひきこもり治療の最先端を行く医療機関として認められています。

    当院では豊かな経験を生かし、ひきこもり治療について情報発信を行っています。日本国内はもちろん、海外からも多くの精神保健専門家が見学・研修に参加しています。保健所、精神保健福祉センター、民間団体、家族会との連携を行っており、当院主催の研修会には多数の支援職(医療のみならず、福祉、教育、行政関係も数多く)が参加されました。

    外来・デイケアでは積極的にひきこもりの治療を行っています。まずは外来受診をお勧めいたします。デイケアは社会との接点を取り戻すために非常に有効な方法です。規則正しい生活リズム、失われた人間関係を安全な環境でもう一度取り戻しましょう。当院デイケア利用中の方に限られますが、家族会を通じてご家族のサポートを行っています。

    ひきこもり治療の専門家である斎藤環医師の外来は、お電話でご予約をお願いいたします。予約の電話番号は047-429-3111です。火曜日から土曜日までの午後2時から5時まで電話を受け付けております。他の医療機関を受診中の方は、紹介状を御持参下さるようお願いいたします。

    本人抜きでのご相談は、医療機関では承っておりません。ご当人が受診できず、家族・関係者の方のみの相談をご希望される場合は、関連の相談機関こころのドア船橋に御相談ください。

  5. うつ 躁うつ その他の気分障害の治療についてのご案内

    うつ病治療に焦点を当てたプログラムが多数実施しております。認知行動療法、アロマセラピーなどにご参加ください。

    当院には労働衛生コンサルタント(産業医)がおります。企業での問題にお悩みの方も、ぜひご相談ください。

    当院では就労支援のためのプログラムである、プレリワークを実施しております。詳細についてはこちらをクリックしてください。

    復職のための治療を希望される方へ
    当院関連の診療所ではリワーク(復職デイケア)を実施しております。詳細についてはこちらをクリックしてください。 この復職デイケアのご利用は「うつ病と診断されており」なおかつ「休職中」の方に限定されます。

event_note診療時間

時間
9:00-17:00

location_on住所・アクセス

住所 〒273-0854
千葉県船橋市金杉町159番2
アクセス・行き方 (JR)
総武線船橋駅北口4番バス乗り場から、新京成バス「医療センター経由(コープ野村 金杉台団地 御滝不動 三咲 鎌ヶ谷大仏 アンデルセン行きのいずれも可)」で「夏見台幼稚園・保育園」バス停下車(約10分)、バスが向かう方向の右手にみえるオレンジ色の建物があしたの風クリニック。徒歩約2分。
(新京成線)
三咲駅から新京成バス「医療センター経由(船橋駅行き)」で「夏見台幼稚園・保育園」バス停下車(約20分)、徒歩約2分。
(車)
東京方面からは、首都高速道路小松川線から京葉道路へ。京葉道路船橋料金所を過ぎ、次の花輪インターチェンジで降りて我孫子方向(北方向)に進み、中野木陸橋を越えたら2番目の信号の、駿河台交差点で左折。 次に船橋市場の交差点を右折し、東葉高速鉄道の高架をくぐるとまもなく正面に船橋市立医療センターが見える。医療センター手前右手に当クリニック。 目印として、船橋市内の主要な交差点に、当院隣にある「医療センター」への案内看板あり。
(飛行機)
東京・羽田空港から京浜急行で品川駅へ。JR横須賀・総武線に乗り換え。以後は上記JR線の案内参照。車の場合は、空港から首都高湾岸線を利用。千鳥町で降りて直進し、若松交差点で左折。以後は上記車での方法を参照。

school院長紹介

院長:佐々木 一

home基本情報

施設名 あしたの風クリニック
診療科目
  • 心療内科
  • 精神科
  • 児童思春期精神科
アピール
  • 土曜診療
  • 完全予約制
  • 駐車場有
電話番号 0474293111
住所 〒273-0854
千葉県船橋市金杉町159番2
HP http://www.sofu.or.jp/index.html
ブログ 無し
SNS 無し
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