公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院
edit最終更新日:2025.07.02
主な特徴
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私たちの取り組み
住吉病院のホームページへようこそ。創立以来70年を迎える伝統ある病院です。
甲府駅から南へ4キロほど、かつては田んぼに囲まれた地域でしたが、現在は住宅街の一角に位置します。
半世紀以上に渡り日常の臨床を誠実にこなし、当事者の方々と地域の支持を受けてきました。
改築を重ねてきた病院の建物は新旧様々ですが、中身はつねに新鮮で、日本の精神科医療の中心である統合失調症はもちろん、うつ病、アルコール依存症(県内で唯一のアルコール依存症専門病棟を持ちます)、摂食障害など、時代の疾患と苦楽をともにしてきました。
病院だけではなく、薬物療法サポートセンター、訪問看護ステーション、ケアセンター、生活支援センター、作業センター、障害者就業・生活支援センター、ハピアすみよし、サポートハウスとびらなど多くの事業の運営にも携わり、グループホームも盛んです。
平成23年6月には、長年の貢献が認められ、公益財団法人という民間病院としては名誉な法人資格を得ることができ、今日に至っております。
それではどうぞ、関心を持たれたページをお開き下さい。皆様をお待ちします。 -
診療体制
診療部
医局、薬局、臨床検査室、栄養管理室
看護部
外来、地域支援室(訪問看護)、病棟
活動療法部
医療相談・地域連携室、臨床心理室、作業療法室、レク療法室、ケアセンター
住吉病院では、単科精神科病院として、統合失調症をはじめ、各種の精神科疾患に幅広く対応しています。特にアルコール症に関しては、山梨県において草分け的な役割を果たし、独立した専門病棟における専門プログラムと各種支援活動をとおして、多くのご利用者の社会復帰に貢献しています。
また、摂食障害においても、きめ細やかな指導と支援をとおして、ご利用者の活動の輪が広がりを見せています。
各種リハビリテーション活動として、作業療法、デイケア、レクレーション活動を実施しています。
弊病院の診療の特徴は、ご利用者が治療計画へ参加するということです。カンファレンスをはじめ治療や看護において、ご利用者に関する方針の決定には、ご利用者が当事者の立場から会議に参加して、自らの回復に向けた計画の策定に、ご理解を得た上で実施しています。 -
住吉病院『無料・低額診療事業』について
経済的に不安のある方にも、適切な治療を受けていただくために
経済的に不安のある方にも、適切な治療を受けていただくために「保険証がないから・・・」 「医療費の支払いが困難だから・・・」
このような、社会的、経済的な問題で治療を諦めてしまっている方をサポートする制度です。
住吉病院では、社会的・経済的な理由により医療が受けられず困っている方が、この事業を利用し、医療を受けることにより再び自立した生活を送れるよう、支援することを目的とし、2012年9月よりこの制度をスタートしました。
無料・低額診療とは?
医療を受ける経済的な余裕が無い方でも、無料もしくは、低額な料金で医療を受けて頂く制度です。
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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8:45~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
13:00~15:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
8:45~11:00 | 〇 |
住所・アクセス
住所 |
〒400-0851 山梨県甲府市住吉4-10-32 |
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アクセス・行き方 | 甲府駅(JR身延線・10分) → 南甲府駅(徒歩・10分) 甲府駅(山梨交通バス・20分) → 南甲府駅(徒歩・10分) 甲府駅(山梨交通バス・20分) → 伊勢町営業所(徒歩・12分) 甲府南I.C(車・20分) |
駐車場有無 | ご来院の際は、病院の駐車場をご利用ください。 なお、入院中や、長期間の駐車はできませんので、公共の交通機関をご利用ください。 |
院長紹介

院長:吉尾隆
厚生労働省の患者調査によると精神疾患を有する総患者数は、2002年の258万人から2017年の419万人へと15年間で1.6倍と増加しています。しかし、入院患者数と外来患者数に分けて見てみると、増加しているのは外来患者数であり、入院患者数は1割程度減少しています。このことは、精神科疾患が治療薬の普及や国が入院患者の地域移行を推し進める中で、「入院する病気」から「外来で治療可能な病気」に変わってきたことを表していると考えられます。一方で、精神障がいを持つ方々が安心して地域生活を送るためには、先ず地域における基盤が整備される必要があり、様態が不安定となった場合にはいつでも安心して受診できる医療機関が身近にあると共に生活の場や日常的な生活支援が包括的に提供されることが重要です。
弊法人では、「住吉病院」をはじめ、「訪問看護ステーションきらり」「サポートハウスとびら」「精神科薬物療法サポートセンター」「リカバリーセンターすみよし」を運営することにより、設立以来、精神障がいを持つ方々が地域の一員として、安心して自分らしい暮らしをすることができるよう、医療、障がい福祉、住まい、社会参加(就労)等を提供し「精神障がいにも対応した地域包括ケアシステム」の実践に注力してまいりました。今後とも、職員一同、精神障がいを持つ方々への医療・福祉による支援はもとより、地域に根ざした各種活動についても積極的に取り組んでいく所存です。
経歴
1979年東邦大学薬学部卒業、薬学博士。立川第一相互病院(東京都立川市)、西八王子病院(東京都八王子市)、桜ヶ丘記念病院(東京都多摩市)を経て、2008年より東邦大学薬学部医療薬学教育センター臨床薬学研究室教授。16年9月に発足した日本精神薬学会の理事長を務める。
基本情報
施設名 | 公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 |
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診療科目 |
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対応疾患 |
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アピール |
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電話番号 | 0552351521 |
メールアドレス | kaiseikai@sumiyoshi-kaisei.jp |
住所 |
〒400-0851 山梨県甲府市住吉4-10-32 |
HP | https://www.sumiyoshi-kaisei.jp/ |
ブログ | https://sumiyoshi-kaisei.jp/blog/ |
SNS | 無し |
備考 |
メールフォームでのお問い合わせ 当法人に対するお問い合わせなどございましたら、ホームページのメールフォームをご利用下さい。 また、職員募集のお申し込みもこちらをご利用下さい。 ただし、メールによる個別の医療相談・心理相談には対応いたしかねますのでご了承下さい。 メールフォームが使用できない場合はメーラーにてkaiseikai@sumiyoshi-kaisei.jpまでお送り下さい。 |
よくある質問
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身近に相談できる人をもつことは心強いです。まずは、主治医や看護師と何でも話せるような関係をつくっていくことが大事です。日中どのように過こしたらよいのかわからないという方は、自分の好きなこと、興味のあることを見つけてみましょう。具体的に思い浮かばなければ、主治医や看護師、作業療法士に相談したり、仲間と一緒に考えてみたりするのも良いでしょう。
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弊病院では、IPS勉強会、県版ジョブコーチなど、障がい者就労援助活動を行なっています。通院されている方にIPSモデルの援助付き雇用として、それぞれの方の強みをいかす方法での個別支援を提供しています。
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弊病院では、疾患に向きあうご利用者の家族が、お互いに話しあう機会があります。代表的なものとして、家族会「ひまわり会」があります。 「ひまわり会」は、精神障がいをお持ちの方のご家族が、日頃の悩みや考えを共に話し合い、助け合い、安心できる場をつくるための会です。 また、病について情報を知り、より良い療養の仕方について学ぶ心理教育プログラムとして、月1回の「ご家族の集い」があります。
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医療相談室にお問い合わせください。お受けできる相談内容の例として、下記のようなものがあります。
「こころ」の健康、生活上の諸問題やストレスからくる体調不良についての相談
やる気が起きない
受診したほうがいいかどうか分からない
自分の症状は精神科・心療内科に受診をした方がいいのか
本人より、家族が先に相談したい
本人が受診したがらないのですが、どうすれば良いか
治療はどのくらいの期間を要するのか
その他、療養をする上での経済的な問題やアルコールに関連する諸問題、ご家族のみのご相談もお受けしています。 -
違いとしては、診察は医師がしますが、カウンセリングはカウンセラーがするという点です。そのため診察では、医師が各々の症状や状態を見て薬をだしますが、カウンセリングでは薬は出ません。
カウンセリングは、自分の物事の捉え方や考え方、行動の取り方に力点を置き、医師、ご利用者とともに悩みや症状が現れる背景を理解しながら、心理的な援助をしていきます。具体的には下記のような内容を行います。
面接(話を聞いてその人が何を悩んでいるのか、などを考え、その人の悩みを解きほぐす手助けをする)
心理検査(さまざまな心理検査を用いてその人の心の状態を判断します)
心理療法(薬ではなく、考え方や行動の仕方に変化をもたらすために開発された心理療法をもって解決を目指します)
また、カウンセリングでは、基本的に長期的な観点でご利用者に接していきます。 -
精神科で使用するお薬には、幻覚や認知障害を改善する抗精神病薬、うつ状態に使われる抗うつ薬、また、気分の波を整える気分安定薬、不安を取り除いて気分をリラックスさせる効果のある抗不安薬、不眠に使われる睡眠薬などの種類があります。
これらのお薬は、ご利用者の症状に応じて医師が処方をします。特に統合失調症やてんかんに関するお薬は、継続的に服薬を続けることにより、症状の再燃を防ぎ、人生の質を高める効果があると言われています。 -
心理検査とは、個人の精神、メンタルな部分を測定する精神検査や、性格や態度、いわゆるパーソナリティを測定する人格検査(性格検査)です。図形や数字、言語、絵などを利用する知能検査なども含まれます。心理テストは、約50種以上のものが標準化されて利用されています。
といっても、精神分析や臨床検査に使われる専門的なものも多く、一般的な適性検査に使用されるものは限られているといっていいでしょう。形式としては、質問紙法、作業検査法、投影法、面接法、評定法などがあります。 -
お電話でもご来院されてのご相談でもお受けしています。精神保健福祉士がご相談をお受けして、一緒に必要な対応を考えていきます。その際は、保険診療とはなりませんので、自費でのご負担をお願いしています。
また、医師への相談も可能ですが、ご本人が医師の診察を受けない限り、診断及びお薬の処方はできません。
なお、心理相談については、臨床心理室の欄を、ご覧下さい。 -
家族教室を開催し、当事者やご家族が安心して、療養生活に専念できるように、精神疾患、お薬、関わり方、社会資源等を一緒に学んでいます。
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住吉病院に入院、通院されているご利用者のご家族であれば、どなたでも入会できます。
入会をご希望の場合は、住吉病院の医療相談室、又は受付窓口(医事課)に、お声がけ下さい。会費は、年間2,000円です(4月から翌年3月まで)。
ご不明な点がございましたら、ケースワーカー、又は事務員にお問合せください。
※住吉病院、ひまわり会 事務局(医療相談室内) 055-235-1521(代表) -
断酒会、マーサウの会(摂食障害家族の会)、EDミーティング(摂食障害当事者の会)など、当事者や、ご家族が参加できる活動があります。
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基本的には、初診は予約制になっております。まずは電話にて医療相談・地域連携室までご連絡をお願い致します。 なお、再診の場合は予約が無くても診察できます。
連絡先:055-235-1521 予約受付時間9:30~17:00 -
予約状況や、その日の診察状況によって変化がありますが、概ね30分~1時間程度、お待ち頂くこともあります。
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予約状況や、その日の診察状況によって変化がありますが、概ね30分~1時間程度、お待ち頂くこともあります。
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まずは、外来、医師までご連絡をお願いします。症状・状態等をお聞きして必要な対応をいたします。
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まずは、外来、医師までご連絡をお願いします。症状・状態等をお聞きして必要な対応をいたします。
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原則、往診は行なっておりません。直接ご相談下さい。
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弊病院は、保険診療医療機関ですから、健康保険がご利用いただけます。
受診の際に保険証のご提示が無い場合は、一旦診療費の10割分のご負担をしていただきますが、受診日と同月内に保険証をご持参しご提示された時点で、ご利用者の個人負担分を差し引いた額をお返しいたします。
薬や注射、検査等があれば、その分がそれぞれ加算となります。治療内容によって、負担額が変わります。 -
可能です。医療が進歩して様々な治療法が開発されています。その結果、医師によって病気に対する考え方が異なることがあります。また、医師や病院によって、医療技術や診療の質に差が生ずることも考えられます。
ご利用者にとって、最善と考えられる治療をご利用者と主治医で判断する為に、主治医以外の医師の意見をきくことが必要となります。基本的に医師を変えることではありません。
ご希望があれば、弊病院でも他の医療機関のご利用者及び主治医からの情報を元に、診断内容及び治療法に関してお話を伺い、助言をさしあげることは可能です。
また、弊病院の診断内容及び治療方法についても、ご依頼があれば、情報の提供をさせていただきます。
但し、弊病院での検査、診断、治療をご希望の場合は、セカンドオピニオンの対象となりませんので、外来受診をお願いします。 -
ご利用者の皆様が、診察時等に語られた内容は、私共職員が法による守秘義務を負っていますので、口外することはありません。従って、ご利用者のプライバシーに関する内容が外部に漏れることはありません。
但し、生命の危機や事故が起こりそうなことが予測された場合など、緊急に入院等の対応が必要となった時は、ご家族等に連絡をすることがありますが、原則的には、診療はご本人との契約になりますので、こちらからご本人の同意なくご家族や職場等に連絡することはありません。