気付くことは、大切なことなの。

こんにちは。
ココトモメルマガ臨時担当のゾノです。

本日はメルマガ担当しゅうこさんがお休みのため代理で僕が書かせていただきます。

今回のテーマは「弱さと強さ」です。

僕に弱さと強さを教えてくれた人の話を書こうと思います。

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むかしむかしのお話です。

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僕は一人の人と出会いました。

その人は、やさしさと哀しさと、そして強さをすべて包み込んだ瞳をしている人でした。

自分の中にある弱さと向き合うことを恐れず、また、他人の弱さにたいしては自分の心と重ね合わせ、暗闇の中で一緒に手を取ってくれるような人でした。

『気付くことは、大切なことなの。』

その人は、決して弱さを否定することはありませんでした。

自分の弱さも、僕の弱さも、誰の弱さも、否定することはありませんでした。

ネガティブな感情は、自分に大切なことを教えてくれるとても大切な感情だということ。
どんな感情にもすべて理由があるのだということ。

「感情は自分に何かを伝えようしていて、それを抑え付けても心は苦しくなるばかりだから、ちゃんと自分の心の声に耳を傾けてあげるんだよ。」

たとえそれがどんなに弱く醜い自分の本性だったとしても、
たとえ見たくなかったものを見てしまったとしても、
それでも、

『気付くことは、大切なことなの。』

その人は教えてくれました。

僕はずっと弱い自分を隠して生きていました。
ふとしたときに込みあげてくる哀しさや孤独感、満たされない気持ちをすべて無視して、隠して、隠しすぎて隠していることにすら気付かずに生きていました。

満たされているフリをしていただけの本当の自分はあまりにも満たされていないから、そんな自分なんて知りたくもなかったし見たくもなかったけれど、それでもその人は『気付くことは、大切なことなの。』と言い続けました。

僕はついに隠すことをやめて、自分の中の弱さや醜さと向き合いました。

向き合うことはとてもしんどくて苦しかったけれど、向き合うほどに、本当はどうしようもなく弱くて醜い自分や、これまであまりにも自分を大切にしてこなかった自分と出会うことができました。

そして、長いこと隠してきた自分の弱さや醜さをその人にさらけ出しました。

やっと、誰かに話すことができた…。

その人はさらけ出された僕の弱さや醜さを、決して否定しませんでした。

「つらかったよね。」
「頑張ったね。」

たった1人でも、心から受容してくれる人がいる。
たった1人でも、心から信じてくれる人がいる。

そのことが、こんなにも人に影響を与えるものだなんて思ってもいませんでした。

帰り道。
僕は涙が溢れてきました。
自分でも意味が分からないぐらい涙が溢れてきました。
だけど、その涙は、悲しい涙ではなく、今までに感じたことがないぐらいのあたたかい涙でした。

ネガティブな感情を抑え込み、無理に前に進もうとしても必ずどこかで躓きます。

弱さや醜さを否定して得た強さは、自分の一部を否定して得た強さだから、脆く崩れやすい。

弱さや醜さも含めてすべてが大切な自分。

弱い自分だから、人に優しくなれる。
醜い自分だから、人を受け入れられる。

自分らしく生きるとは、すべてを抱えて生きることなのかもしれません。

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それから時を経て。

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今の僕は、弱さや醜さと向き合う力こそが強さなのではないかと感じています。

ココトモには、自分を弱いと思っている方々が多くいます。

自分の弱さと向き合い、自分の弱さを真正面から感じながら生きるというのは、言葉では言い表すことができないぐらい苦しいことです。

それがどれほど苦しいことなのか、僕は知っています。

今日も弱い自分を感じて、それでも生きている。

それがどれほど強いことなのか、僕は知っています。

やっと、誰かに自分の弱さを話すことができた…。

その奇跡のような瞬間を、あなたと一緒に迎えたいなと思っています(*´`)

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

※今回のメルマガは臨時担当のため感想は受付していません

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