ボランティア活動のメリット、デメリットを活動歴7年の私がお伝えします
edit2022.05.15 8,426
ボランティアを始めたいと思っても、ボランティアをするとどんなメリットやデメリットがあるのか、やっぱり無料で働くということに抵抗があったりという方も多いのではないでしょうか。
ボランティアをしている人って、なんの目的があってやってるの?そんなことを気にされているという方も多いと思います。そこで今日は、ボランティア歴7年の私がメリットやデメリットをお伝えします。
ボランティア活動のメリット
ボランティアは無償奉仕です。そのため、金銭的なメリットはありません。しかし、お金を払っても得られないメリットが沢山あります。
出会い
ボランティア活動をしていて、一番良かったなーと思うことは、なんといっても人との出会いです。ボランティアをしていると、損得勘定抜きで繋がれる仲間が得られます。そして何よりボランティアをしようと考えている人はみんな優しい人が多い。
時には、それは人生を変える出会いになることもあります。実際に、ボランティアで知り合って結婚したという人、仕事を変えたという人、沢山見てきました。自分の人生に何か新しいものが欲しい。そんな時にボランティアはとてもお勧めです。
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体験ができる
ボランティア活動では、お金を払ってもできないような体験が沢山できます。例えばゴミ拾い一つとっても、街を綺麗にした爽快感、それもボランティアで行ったという気持ちのよさは、いくらお金を払っても味わうことは出来ません。
ボランティアには様々な活動があり、無償奉仕となるだけに間口も広いです。例えば災害支援のボランティアで被災地に行かれたという方は、それはきっと一生忘れられない思い出になっていると思います。ボランティアは人生の中で貴重な体験になります。
就職活動に使える
ボランティアをしたという経験は、就職活動にも使えます。ボランティアには、ボランティア証明というものがあり、就職活動する際、企業へのアピールポイントとして利用することができます。例えば、希望の就職先がNPOだったりした場合は、あなたの印象を良くする助けになってくれるでしょう。
ボランティアは、インターンなどと違い、いつでも気軽に始められます。もちろん、そのためにボランティアに参加するのは本末転倒ですが、もし興味がある活動を見つけたら、ぜひ積極的に参加してみてください。
感謝される
ボランティア活動とは人助けです。依頼した人も、サービスを利用した人も、双方を助けることになり、とても感謝されます。これが仕事であればこうはいきません。働いたことがある方ならわかると思いますが、普通に働いていても、褒められることはありません。お金を払っているからそれが当たり前なのです。
しかしボランティアは違います。動く原動力はあなたの善意です。また多くのボランティア活動は、利益を生み出しづらいものですが、多くの人にとって必要不可欠なものです。私自身、スタッフの方々には助けて貰っていますが、本当にいつも感謝しております。
自己啓発
以前、他にボランティア活動をしている方にボランティアをしている理由を聞いたことがあります。そこで帰ってきた答えは、「徳を積むこと」。ですがこれは実際そうで、ボランティアをすることは自分自身を高めることに繋がります。
自分を変えたいと思ったら、変な自己啓発セミナーに行くぐらいであれば、ボランティアをすることをお勧めします。ボランティアで人生変わった人、沢山いますよ!
ボランティア活動のデメリットとは
ボランティア活動には、メリットばかりではなくデメリットもあります。
時間をとられる
この世の中でもっとも貴重なものは何かといわれたら、それは時間です。ボランティア活動も労働も同じく、時間を切り売り(ボランティア活動の場合は売ってはいませんが)しています。あなたの人生の貴重な時間がボランティアに使われます。
もちろん、ボランティアが自分にとって素晴らしい体験になれば問題ありません。ただそうでなければ、時間の浪費になってしまう可能性があります。
お金がかかる
ボランティア活動がなぜボランティアなのか。それは、その活動にお金を支払う余裕がないからです。本来なら、ボランティアを使う側もお金を払いたいのです。しかし、残念ながらそのお金が用意できないために、無償奉仕であるボランティアをお願いしています。
そのため、ボランティア活動に関わる経費についても支給されない場合があります。ボランティアするのに、そのうえ金銭的な負担まで負いたくないという場合は、交通費や準備すべき道具など、しっかりと支払いがあるのかを確認しましょう。
自分で動かないと得られるものがない
ボランティアを受け付けている団体というのは、えてしてお金がなかったり、また組織としてしっかりしていないという団体もあります。ボランティアは、団体の職員でもなければ、利用者でもないという微妙な立場です。そのため、明確な規約などがあるわけではありません。
だからこそ、自分から動かなければ得られるものは少ないです。待っていればどんどん指示がきたりということはありません。向こうから何かを与えてくれるのを待つのではなくて、自分から積極的に動きましょう。
活動が不安定
ボランティアには明確な雇用契約書などはありません。そのため、かなり活動は不安定です。例えば明日から急に来なくていいと言われてしまうこともあります。ボランティアで活動する際は、あらかじめそういった不安定さは頭にいれておくといいでしょう。
逆にいえば、ボランティアで決められた日に行かなかった場合もペナルティーなどはありません。気楽といえば気楽ですが、そういったデメリットがあります。
リスク管理が必要
ボランティア活動には様々なリスクがあります。例えば身体を動かすボランティアであれば、怪我をしたり、逆に誰かに怪我をさせたりということもあります。また災害ボランティアなどでは、現地で泊まる場所がなかったりということもあります。
労働者であれば、社会保険などで守られている部分が、ボランティアは全くの無防備です。そのため、ボランティア保険に加入するなど、自分で対抗策をとる必要があります。
まとめ
ボランティア活動には、得難いメリットもありますが、デメリットもあります。人生の貴重な時間を何に費やすかは、自分で決めなくてはいけません。ボランティア活動以外にも時間の使い方は沢山あります。ボランティアといっても、せっかくやるならいい経験にして欲しいと私は思います。ぜひ本記事を参考に、素敵なボランティアライフを送ってください。
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