ブーの日記『新説⁉︎「トイレの花子さん」』

タッ、タッ、タッーー。

「ゆ、ゆりちゃん。もう走れないよぉ」
「ハァ、ハァ……。だ、だけど、ほっとける訳ないでしょ……!」
「そ、そうだけどぉ……」

全速力で走り出してから、一体どれくらいの時間が経っただろうか。
もとより、2人は日頃運動とは全く無縁で、運動する機会といえば、せいぜい学校の授業くらい。
そんな2人が必死な思いで走る理由は、先程盛大にこだましたもう1人の少女の悲鳴。

「そんなに辛いなら、ちぃはそこで休んでて。私1人で行ってくるから」
「そ、そんなの無理だよぉ! こんな所で1人になるなら、ゆりちゃんについていくぅ」
「なら頑張なさい。もうすぐだから」
「えっぐ、えっぐ……わがまま言ってごめんね」
「大丈夫」

事の経緯は昼間でさかのぼる。
成城(せいしろ)中学3年生である彼女等3名は、校内新聞のネタ欲しさに今時ではあるが、学校の七不思議にスポットを当てた。
そんな時、我が成城中にもトイレの花子さんの七不思議が存在するのを知り、これもまんまありきたりな丑三つ時と呼ばれる深夜2時過ぎに、大人を夢見る少女3人がこうして校舎に潜入したのである。

(それが、こんな事になるなんて……!)

焦りと恐怖で考えがまとまらない。
だけど、目的地は分かってる。
3階最奥にある女子トイレ。
そこが本来今日目指していた場所、七不思議根源の1つーー!

バンッ!

「はな!」
「はなちゃん!」

そこにはーー。

「あれ、どうしたの2人とも。そんなに急いで入ってきて」

いつも通りのマイペース、探していたもう1人の少女花子こと、はなが立っていてーー

「ねえねえ、それより聞いて聞いてよ。さっきケーキ屋さんからLINEが来てさ。学生さんにチーズケーキがなんと! お1人様1個無料なんだって。学生と年齢が確認出来る物があればいいんだって。保険証でもいいのかな?」

丑三つ時、1人でチーズケーキに思いを馳せる少女を見て、呆気に取られてお互いの顔を見合うゆりとちぃ。
そんな2人にお構いなしに、1人満面な笑みを浮かべるトイレの花子こと、トイレのはなであった。

「……ちなみにさ」

後日、なんで問題のトイレに居たのか聞いたところ、単に何も考えずにトイレに入ったら、たまたまそこが問題の花子さんのトイレだったらしい。

(……ホント、この子の天然ぷりってなんなんだろう)

成城中学の七不思議は、チーズケーキが大好きな食欲旺盛な愉快な花子さんであったとさ。

fin

構想執筆1時間〜1時間30分くらい?∑(゚Д゚)
お題である「トイレの花子さん」「チーズケーキ」「保険証」を見事に織り交ぜた怪作「トイレの花子さん」。
皆さん、いかがでしたか?
お題をくださった七尾さん、ありがとうございますm(._.)m

いやぁ、書いていて自分でも訳わからなかった😅
全く関連性が無いんだもーん😭

でも、たまにはこういうのもいいね(^^)
書いていて楽しかったし♪

いやぁ、自分は文章書くのが好きなんだって改めて思った。
読んでクスッてなってもらえたら、それだけで嬉しいです😄

さぁて、明日も仕事頑張るぜぃ(*^ω^*)ノ

star今日よかったこと♪

・今日も日記?を書いたぞ(^O^)
・頂いたお題、ミッションコンプリート!
・今日もワックス塗り塗り頑張った🙌

favorite読んでくれた人へのメッセージ

今回は七尾さんから頂いたお題をブーなりにアレンジして生み出した迷作です。
こんなんでいいのだろうか😅

まあでも、誰かから必要とされるのはやっぱり嬉しいから😌
また時間がある時にでも、こういう創作するのは楽しいから有りだね🎶

こんなブーのページに遊びに来てくれてありがとうございます。
少しでもクスッてなったり、暇つぶしになれば嬉しいです(o^^o)

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