ちーの日記『私の心に棲まう鬼舞辻無惨』

 ※鬼舞辻無惨は『鬼滅の刃』のラスボスにして鬼の始祖です。原作ネタバレ含みます
 死にたいと願う私には、無惨が『生きることに執着する』のが理解できなかった。パワハラしながら独りで生き続ける強メンタルの持ち主で凄いなぁと思いました。

 でも私、今回のどん底で、彼の気持ちがわかってしまった。ついに。文字数許す限り書きます。

 人間時代の無惨は病弱な平安貴族。病弱な生まれからの自暴自棄、健者への妬み。医者に『この薬を飲まないと20歳を迎えるまでに死ぬ』と言われ飲んだ薬で鬼化して力を得た時には医者を殺した後だった。『日の光を浴びると死ぬ』それが唯一の弱点。それを克服したいと願うようになる。その時胸にあったのは『弱かったかつての自分』への憎しみではないか。同族嫌悪で『弱い人間』『太陽を克服する方法を探すために増やしたくもなく増やした鬼』を憎み、殺していく。手駒として増やし、力で屈服させた鬼との間に『心の繋がり』はない。
 炭治郎たちに会うまで人の『想い』を知らなかったのか。人たちの『絆』によって倒された無惨は、炭治郎に取り込まれることで『絆』を得ようとしたのではないか。涙を流してまで。克服したかったのは太陽ではなく、『弱い自分』と『孤独』ではなかっただろうか。
 『心優しい少年』炭治郎にさえ『存在してはいけない生き物』と言わしめた無惨の悲劇に私は辿り着いてしまった。
 元凶もやはりどうしても『不滅』な『人の想い』だ。討たれたことで無惨は救われたと思う(地獄にいたけど)。それは千年間続いた『孤独』からの解放だったと思う。

 私もメンタルさえ強かったらと願う。お金なんて持ってても意味ない。お金で延命はできても健康は手に入らない(健康食品で被害が出てますね)。貯金全部あげるから殺してくれと願ったほどだ(それほど持ってないけど)。
 でももし私がマリー・アントワネットだったとしたら、やはり孤独を紛らわすために血税で人を集め遊びまくってギロチン台送りになっていただろう。
 
 いつも弱い人間が踏みつけにされる。でも踏みつけにする側もまた『弱い』のだ。

 弱さを見せるのが苦手な人間ほど拗らせてしまう。コンプレックスを抱いているのだ。わかっているのだ。自分の『弱さ』を。そして自分より弱く見える人を攻撃する。いじめやハラスメントの原型。

 みんなみんな弱くて、自分を守るために虚勢を張ってる。強そうな人も。でもそれを続けると孤独に追い込まれていくんだなぁと。たまには人間らしい弱さを見せていくのがいいのかな。それが難しいんだけど。
 明日、父の命日です。手を合わせて線香を手向けて、いっぱいいっぱい『寂しいよ』って甘えてきます。

 「炭治郎 私を置いていくなぁ!」無惨の最後の叫びはみっともなくて私、好きです(無惨×炭治郎の薄い本持ってます)。

star今日できたこと♪

徐々に心持ち直してきたかな。ものすごい寝癖で苦労する夢を見て目覚めたけど、鏡見たら寝癖なかった。ペットボトル入りのパンパンのポリ袋出してきた。忘れる所だったね。気付いてよかった。こないだGUで買った新しいスカートで行こう。風が強いらしいのでインはタイツで。雨は上がるらしいね。よかった。今夜からWebオンリーだ。沢山頑張った成果を沢山の人に見てもらえますように。

favorite読んでくれた人へのメッセージ

お読みくださり有難うございました。最早日記じゃなく考察ですが…。悪役に憧れる人って結構いますよね。鬼滅は鬼にも悲しい過去があったりして、鬼だけのオンラインくじが発売されるほど。悪事に手を染める人には、強く生きられない弱さがあると思います。コンプレックスとか。弱さを受容できる社会ならいいのになと思います。自分もそうあれたら。でも無理は禁物なんだよなぁ。誰だって弱さは持ってるんだ。

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