医療法人 東札幌病院
edit最終更新日:2023.02.20

主な特徴
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医療の本質はやさしさにある
この実践がもっともよく遂行される形態が緩和医療であり、ホスピスはその象徴である
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さまざまに組み合わされたケアチーム・アプローチの実践
患者さんやご家族が共に良い状態を保つためには、さまざまに組み合わされたケアが必要となってきます。東札幌病院では、医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、栄養士、薬剤師、検査技師、ボランティアなど、各専門分野のスタッフで構成されるチームによって、患者さん一人ひとりのさまざまな問題をきめ細かく検討し問題解決にあたっています。
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医療とこころの両面から支えていくパリアティブ・ケア(緩和ケア)
道内で初めて厚生省(当時)のパリアティブ・ケア(緩和ケア)病棟の承認を受け(平成5年9月)、末期がん患者さんのホスピス・ケアにも全力を尽くしています。 緩和ケア病棟は、苦痛症状のコントロールをもっとも優先しながら、トータルな治療を行うものです。 東札幌病院では、チーム・アプローチにより、身体的な苦痛症状をやわらげるとともに、患者さんやご家族の精神的な痛み、また社会的な痛みや経済的な痛みなど、さまざまな痛みを緩和する医療を行っています。
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
13:30~17:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
休診日:土曜PM・日曜・祝日 予約制 土曜は医師交代制 科により異なる 臨時休診あり |
住所・アクセス
住所 |
〒003-8585 北海道札幌市白石区東札幌三条3丁目7-35 |
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アクセス・行き方 | 札幌市営地下鉄東西線 東札幌駅 駐車場は病院駐車場案内をご確認願います。 正面玄関(東棟)に近いP1、P2駐車場をご利用ください。 駐車場が混雑している場合P3、P4駐車場をご利用ください。 ※駐車台数には限りがございますので、ご了承願います。 |
院長紹介
院長:石谷 邦彦
東札幌病院は1983年の開設以来40年に渡り「医療の本質は“やさしさ”にある」の理念のもと、2009年厚生労働省から「悪性腫瘍に係わる専門病院」の認可を受けたことに代表されるように「がん」を中心としての地域医療活動を行なってきました。その歴史の中で「がん」と言う病(やまい)は人間と社会に不条理をもたらす象徴であることを切実に感じ、従って必然的に自然科学である生物学のみならず、人文科学系の心理学、社会学、哲学・倫理学の多層からなる医療、すなわち「がん緩和ケア」を振興する現在に至っています。この医療のあり方は世界の動向とも一致し、「がん治療学と緩和ケアの統合 (Integration of standard oncology and palliative care)」と言う標語のもと各国でも急速に具体化され始めています。さらにこの仕組みは心臓病から認知症など他の疾患にも適応が可能と臨床研究が試みられています。この他の疾患への動きは私たちが行雲流水に地域医療で展開している現実に符号する僥倖となっています。
最近国際連合(国連United Nations, UN)と世界保健機関(World Hearth Organization,WHO)は、がん、糖尿病、虚血性心疾患などの慢性疾患の総称をnon-communicable disease(NCD、非感染性疾患)とし、新たな枠組みでの健康政策を提唱しています。2015年国連サミットで「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030年までの行動指針」(Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development)が採択されました。そこで掲げられた17の目標がSustainable Development Goals (SDGs)と呼ばれています。その健康分野については「Goal 3: Good health and well-being;Ensure healthy lives and promote well-being for all age(あらゆる年齢の全ての人の健康的な生活を確保し福祉を推進する)」として9つの標的項目が設定されています。その中の「標的項目3.8: Universal Health Coverage(UHC)の達成」は、「標的項目3,3 感染症」、「標的項目3.4 NCD」を主に対象としながら、他の健康関連の標的項目の要になっています。UHCは具体的に「全ての人々、全ての地域社会が、財政の困難に遭う事なく必要な保健医療サービス、即ち予防(prevention)、治療(treatment)、リハビリ(rehabilitation)、緩和ケア(palliative care)を享受する事」としています。ここで保健医療サービスがこの4つの相から成る事と、緩和ケアを他の3つの相と同等に位置付けた事は、保健医療サービスを全く新しい概念に進化させた事を意味しています。この4相の具体的な内容は現在それぞれの項目で積極的に検討されています。「標的項目3,4 NCD」の中のがんについては、この10月国際対がん連合(Union for International Cancer Control, UICC)がWHOとの共催のWorld Cancer Congress(世界がん会議)で初めてのプログラムが企画されています。
環境問題も含めた限りある地球の命運を託すSDGsに、限りある人間の命を見つめる緩和ケアの思想を重ね合わせた事は、“以て瞑すべし”と思います。
東札幌病院は自らも「がん緩和ケアに関する国際会議 (Sapporo Conference for Pallaitive and Supportive Care in Cancer)」を主催するなど世界の医学・医療の進歩とともに歩む努力をしています。それらが地域の方々へ最善の医療の提供を結果すると信じています。
苦節40年とも揶揄されますが、今後も一人でも多くの方々に質の高い医療を提供するため職員一同誠実に取り組んで参ります。皆様方の暖かいご指導とご鞭撻を心からお願い申し上げる次第です。
基本情報
施設名 | 医療法人 東札幌病院 |
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診療科目 |
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対応疾患 |
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アピール |
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電話番号 | 0118122311 |
メールアドレス | info@hsh.or.jp |
住所 |
〒003-8585 北海道札幌市白石区東札幌三条3丁目7-35 |
HP | https://www.hsh.or.jp/ |
ブログ | 無し |
SNS | 無し |