千葉大学医学部附属病院
edit最終更新日:2023.02.24
主な特徴
-
こころの病を対象に診察し、新しい治療に積極的に取り組んでいます
「目の前の患者さんに最善の医療を提供し、将来さらによい医療が提供できるよう努力する」をモットーに、認知行動療法、無けいれん電気療法、新薬の治験など新しい治療に積極的に取り組んでいます。
外来治療においては一般外来の他に認知行動療法などの専門外来を設置しています。入院治療はグループ制で行い、複数の医師が精神保健福祉士や臨床心理士などと連携して治療に当たっています。
外来初診は予約制となっております。平日午前9時から午後3時の間にお電話下さい。また、診察に先立ち研修医や医学生等による予診を行うことがありますので、ご了承ください。 -
診療・研究内容ーこどものこころ診療部との連携、新しい治療法の研究等
統合失調症、気分障害などに関しては、根拠に基づくアルゴリズムにより、合理的な薬物療法に取り組んでいます。麻酔科の協力を得て無けいれん電気療法も行っています。県内の病院等と連携して入院によるクロザピン療法も実践しています。
不安障害、摂食障害などに関しては、認知行動療法による専門的治療を行っています。専門外来での治療のほか、入院による集中的治療も可能です。
こどものこころ診療部との連携により、児童思春期の問題にも対応しています。
薬物依存、認知症、器質性精神障害などでは頭部CT・MRI(画像検査)、SPECT(脳血流検査)、脳波、神経心理検査などを用いて正確な診断を心がけています。
経頭蓋的磁気刺激療法(うつ病に対しては行っておりません)、光トポグラフィー、新薬の治験、医師主導型自主臨床試験など、精神障害の病態解明や新しい診断法・治療法の開発と普及に取り組んでいます。
千葉大学社会精神保健教育研究センター、子どものこころの発達教育研究センター、医学研究院認知行動生理学と協力しながら、基礎科学と臨床精神医学との相互トランスレーショナルリサーチを進めています。生物学的マーカーの探索、新薬開発、病態解明、司法精神保健等に関する研究を精力的に行っています。
研究内容の詳細は、千葉大学大学院 医学研究院の講座ホームページをご確認ください。 -
診療方針、地域の精神科や心療内科との連携等
初診・再来ともに「完全予約制」となっております。
対象年齢は中学生以上の方です。小学生以下の方はこどものこころ診療部外来をご参照ください。
近年、外来患者数の増加に伴い、質の高い外来診療を提供することが困難になりつつあります。そこで、難治性疾患を治療するという大学病院の使命と、高度な医療を提供する特定機能病院としての役割と地域連携の観点から、治療方針が定まったり、症状が安定してきたと医師が判断した場合には、紹介元の医療機関または、地域の精神科や心療内科へ紹介し、以降はそちらに通院していただきます。
ただし、患者さんが希望され、転院先の主治医の同意がある場合には紹介後も2年間は定期的に3か月から半年に1度程度、当科で予約診察を行うことが可能です。その際、処方は行わず、検査及びかかりつけ医への情報提供のみに限らせていただきます。保険診療ではありますが、自立支援医療制度の適応とはなりません。担当医が移動となった際には、診察を継続できないことがあります。
恐れ入りますが、ご理解とご協力をお願いします。
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8:30-10:30 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
上記は初診の診療時間。再診については要󠄃確認。 |
住所・アクセス
住所 |
〒260-8677 千葉市中央区亥鼻1-8-1 |
---|---|
アクセス・行き方 | (バス) 病院の駐車場は、駐車スペースに限りがあり、できるだけ公共の交通機関の利用を。JR千葉駅、JR蘇我駅から、千葉大学病院行きバスが運行されている。 <JR千葉駅から> JR千葉駅東口・7番バス乗り場から、京成バス「千葉大学病院」または、「千葉大学病院経由南矢作」行きに乗車、「千葉大学病院」 で下車。約10分間隔で運行。 乗り場:東口7番 系統:千03、千03-1 行き先:千葉大学病院または、千葉大学病院経由南矢作 料金:220円 所要時間:約15分 ※タクシー利用の場合、片道約1,200円前後。 <JR蘇我駅から> JR蘇我駅東口・2番バス乗り場から、小湊バスまたは、千葉中央バス「大学病院」行きに乗車、「大学病院」 で下車。発車時間は約20分~30分間隔。 乗り場:東口2番 系統:蘇03 行き先:大学病院 料金:210円 所要時間:約15分 ※タクシー利用の場合、片道約1,100円前後。 (車) 駐車場には限りがあり、大変混み合う。来院の際は公共交通機関の利用を。 入院中の長期にわたる駐車は不可。 ※駐車料金はHP(https://www.ho.chiba-u.ac.jp/hosp/access/)参照 <車いすドライバー専用駐車スペースについて> 車いすドライバー専用駐車スペースは、車イスを利用しているご本人が運転している場合のみ利用可。(重度の障がい者で、公安委員会発行の駐車許可証をダッシュボードに提示している方は障がい者用駐車スペース利用可。) 家族・知人の運転する車両で来院の場合は、外来診療棟正面玄関で先に降車し、車両は一般駐車場に駐車。 <駐車場に関する問合せ先> 管理課管理総括係 電話番号:043-222-7171(代表) |
院長紹介

院長:横手 幸太郎
Beyondコロナ ~その先を見据えて
この2年あまり、千葉大学病院は「コロナ診療と高度医療の両立」を方針に掲げ、地域医療の最後の砦として、幾度もの感染拡大の波を乗り越えてきました。
第5波で重症患者さんが急増した際は、2つの病棟(フロア)と集中治療室(ICU)をコロナ専用に変え、他のフロアから応援人員を確保して対応しました。感染した妊産婦さんの受け入れが問題となると、妊産婦専用のコロナ病床をいち早く4床確保し、県内の受け入れ態勢の整備に貢献しました。しかし、コロナ対応を強化すれば、コロナ以外の手術・検査の延期や救急患者さんの受け入れ制限などが必要となります。患者さんに不安や負担をおかけしたことはもちろんですが、私たち医療者にとっても大変辛い選択をせざるを得ない状況が続きました。
こうした医療のひっ迫を起こさないためにも、感染や重症化を抑制するワクチンの接種は重要です。当院では職員の協力を得て、ワクチンの有効性を調べる研究を行い、接種したほぼ全員に抗体価上昇が確認されたことを広く発信しました。さらに2022年4月、新たなワクチンの開発を目指して企業との共同研究部門を設置し、研究や人材育成に取り組んでいるところです。
2022年度がスタートした今、私たちはコロナ慢性期の中にいます。これまでのように日常を抑制するだけではなく、感染リスクを抑えて、コロナを受容しながら少しずつ通常の社会活動を営んでいく「次のステージ」へと移行しつつあるように思います。もちろん、まだ安心はできませんが、いかなる困難にも柔軟に対応できる体制を整え、心ひとつに、千葉大学病院に期待される高度な医療の実践と研究開発、そして人材の育成をしっかりと行っていきたいと思います。
基本情報
施設名 | 千葉大学医学部附属病院 |
---|---|
診療科目 |
|
対応疾患 |
|
アピール |
|
電話番号 | 0432227171 |
住所 |
〒260-8677 千葉市中央区亥鼻1-8-1 |
HP | http://www.ho.chiba-u.ac.jp |
ブログ | 無し |
SNS | 無し |
備考 | 診療科目は「精神神経科」 |