宮崎県立日南病院

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school院長紹介

院長：峯一彦

当院ホームページをご覧いただきありがとうございます。年頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。
　昨年も新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、第７波の時には、院内クラスターも重なり３階東病棟をコロナ専用病棟として運用せざるを得ませんでした。また、職員の感染や濃厚接触による出勤停止が相次ぎ、病棟の運営に大きく影響しました。現在は第８波の最中で収束の見通しがつきませんが、これからも感染症指定病院の役割を果たすべく、職員一丸となって日南・串間医療圏の皆さまの健康を守っていきたいと思います。
　2024年４月施行の「医師の働き方改革」に向けて、一昨年より取り組んでまいりました。当院は二次救急医療機関ですので、当直時の業務内容が宿直と見なされるかどうかが大きな問題です。当直時間と業務内容を労働基準監督署に示したところ、宿直許可はもらえませんでしたが、交渉を重ねたところ、なんとか一部の時間帯は宿直と見なしていただきました。それ以外の時間帯はすべて時間外勤務となりましたが、産婦人科以外はなんとかＡ水準をクリアできそうです。ＮＩＣＵ当直も一部時間帯を宿直と見なしていただきましたので、人員配置によっては産婦人科もＡ水準をクリアできるかもしれません。これらは、大学からの医師派遣が縮小されると全くできません。宮崎大学からは、これまでどおり医師の派遣をお願いしたいと思います。また、日南市・串間市の皆さまにおかれましては、昼間の受診を心がけ、時間外の受診は控えていただきたいと思います。
　当院は急性期一般病院として、脳卒中、心筋梗塞、癌、その他の急性期疾患の診療を中心に行ってきました。昨年から地域包括ケア病棟の一般病棟からの転棟患者数に制限がかかりましたので、亜急性期の患者さんの退院転院調整がスムーズに行かないことが多々あります。これまで以上に圏域の医療機関と連携を密にして、役割分担をしていく必要があります。医師会の先生方のご協力をこれからもお願いしたいと思います。
　まだまだ新型コロナウイルス感染症は落ち着く様子をみせませんが、これからも職員一同力を合わせて、質の高い医療を圏域の皆さまに提供できるよう努力してまいります。
　今年もよろしくお願いいたします。

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