日本大通  満岡クリニック

star主な特徴

  1. 精神療法的アプローチ

    症状は、一見、別々の病気のようにみえますが、ストレスが強まった時、こころの健康な部分が、心身の変化を通じて、「黄色信号」を発していると考えることができます。知らず知らずの内に、無理をしてしまっている私たちに危険を知らせようとしているのです。
    この警告に耳を傾けるかどうかによって、その後の生活の安定、健康状態は大きく異なってきます。「つらい症状」の緩和(対症療法)をはかるとともに、「黄色信号」が知らせている「危険」への対策と予防を考えていきます(原因への働きかけ)。
    私たちは、それを「精神療法的アプローチ」と呼び、治療の基本に据えたいと思っています。

  2. 対話を重視します

    つらい症状を軽減する薬物治療でも、こころの問題の話しあいにおいても、信頼関係がなければ良い効果をあげることはできません。限られた時間の中で、率直に話し合える「対話」の雰囲気を大事にすることを心がけています。患者さんからのフィードバックも、治療的な交流を促進する上でとても重要と考えています。
    必要に応じて、精神分析療法、力動的カウンセリング、認知行動療法など、精神療法(予約制)を受けることができます。専門的訓練を受けた治療者が担当します。担当医にご相談ください。

  3. 職場への適応、メンタルヘルスへの支援

    心身の休養のため、就労ストレスの軽減がどうしても必要な場合があります。
    勤務制限が必要か?いつ、どのタイミングで休養をとればよいのか?復職する上での注意点は?など。多くの企業とのメンタルヘルスの提携の実績を踏まえ、職場環境の調整、会社産業医との連携など、スムースな復職をサポートします

  4. チーム医療

    当院は、医師、臨床心理士、精神科経験の豊かな看護師が、連携して治療にあたる、少数精鋭の治療グループです。
    院内だけでなく、器質的な疾患の精密検査、入院治療、薬物療法のコンサルテーション、うつ病の社会復帰プログラム(リワーク)など、必要に応じて外部の医療機関をご紹介いたします。

event_note診療時間

時間
10:00~13:00
15:00~19:00
13:30~16:00

location_on住所・アクセス

住所 〒231-0021
神奈川県横浜市中区日本大通52
ロイヤーズビル5階
アクセス・行き方 みなとみらい線「日本大通り」駅2番出口 徒歩2分
横浜市営地下鉄「関内」駅1番出口 徒歩6分
JR「関内」駅南口 徒歩10分

school院長紹介

院長:満岡 義敬

私の専門は、精神療法、とくに精神分析療法です。普通は臨床心理士に任せるような1対1の面接を、私自身もおこない、2〜3年、場合によっては5〜10年かけて1人の患者さんと向き合い、こころを理解しようとする努力をつづけてきました。

精神分析では、精神疾患を、単に「病気」としてみるだけでなく、正常心理との連続で理解しようとします。病的心理や症状は、通常の心理状態の中にその芽が潜んでいると考えますし、「病気になる」ことは残念なことではあっても、より大きな破局を回避し、バランスを回復させる心身の試みであると理解するのです。
そういうスタンスで治療をしていくうち、私なりの「心得」ができあがってきました。2つあります。

・自然回復力を信じる
傷の治療を考えてみましょう。傷に付着した汚れを洗いながし、清潔な状態をたもちつつ、外科医が縫い合わせます。すると傷ついた創面同士がくっつくのです。
分りきったことではありますが、よく考えると、驚くべきことです。外科医は、傷を「縫い合わせる」ことはできますが、傷を「くっつける」ことはできません。傷を回復させるプログラムが、体の細胞の中に組み込まれており、それが正常に働かなければ、傷は「くっつかない」のです。
こころの病気でも、同じだと考えます。侵襲をおよぼすストレスから離れて、安心できる家族や治療者と「共にいる」ことは、押し潰された(脳とこころの)自然回復力を復元させると考えられます。医師は、自分にできること(傷を縫う)を行いながら、どこかに潜んでいる患者さん自身の「力」を引き出す、お手伝いをしようとします。

・自己決定
もう1つ重要なことは、患者さんご自身の「自己決定権」の尊重です。たとえ相手が医師であれ、他者の指示に従わなければならない状況は、不安を起こさせるものです。それがこころに関する事柄であれば、尚更です。
治療関係の中で「信頼感」は大事ですが、それは医師に「お任せする」こととは、ちょっと違います。厳密にいうと、医師の「すべきこと」は、可能性のある治療法を説明し、患者さんが選択できるよう情報を提供することです。嫌であれば、そう仰っていただくことが、治療の中での「信頼感」だと考えます。たとえ10分前後の「一般外来」の面接でも、このことは最大限尊重されるべき原則と考えます。合意にもとづき治療を進める「インフォームド・コンセント」を守りたいと思っています。

経歴

1976年 慶応義塾大学医学部卒業
1976年〜1978年 横浜市立市民病院内科研修
1978年  慶応義塾大学医学部精神神経科入局
1979年〜1989年 山梨日下部病院、武田病院にて、うつ病、不安障害などの神経症、心身症、統合失調症、パーソナリティ障害の外来、入院治療に携わる
1989年〜1992年 米国メニンガークリニック、インターナショナルプログラム履修・修了
1992年〜2004年 横浜市立市民病院神経精神科勤務
2004年4月 日本大通 満岡クリニック開設

home基本情報

施設名 日本大通  満岡クリニック
診療科目
  • 心療内科
  • 精神科
対応疾患
  • うつ病
  • 双極性障害(躁うつ病)
  • 不安障害
アピール
  • 土曜診療
  • 完全予約制
  • カウンセリング
  • 駅徒歩5分圏内
電話番号 0452223557
住所 〒231-0021
神奈川県横浜市中区日本大通52
ロイヤーズビル5階
HP https://www.mitsuoka-clinic.com/index.html
ブログ 無し
SNS 無し

questionよくある質問

  • 1つの時間帯に多くの患者さんが偏ると、お1人の診察時間が短くなってしまいます。そういうことがないように、当クリニックは、原則として予約制をとっております。当日受診の場合も、あらかじめお電話での予約をお願い致します。できるだけ、お時間がとれる時間帯をご案内いたします。
    「会社に出られず、休んでしまった。どうしても診てほしい…」という、初診希望の方も多くおられます。当日初診の場合は、短時間診察をお願いすることが多くなります。お電話でご相談ください。

  • 現在、通院している病院があれば、紹介状をお持ちいただくのがベターです。前の先生の紹介状には、治療上、重要なデータがあります。
    セカンド・オピニオンを勧められる時代ですので、紹介状を求められて、それを断る医師は少ないと思います。しかしどうしてもお願いするのが難しい場合は、紹介状なしでも結構です。

  • お薬に関するご質問、急に病状が変化した場合など、どうしてよいか分からない事も多いと思います。聞きたいことがあるのに、どうしても来院できない、という場合もあるでしょう。
    必要に応じて、お電話で、相談をお受けしております。

  • 中学3年より年少の場合は、「児童精神科」の先生に診ていただく方が良いと思います。児童・思春期の患者さんには、特有のコミュニケーションの仕方(身体症状、行動などを介する)があると言われています。専門的なトレーニングを受けた治療者は、それに合わせたアプローチの仕方を心得ているのです。当院では、主に、高校生以上の方の診療をおこなっています。

  • 「こんな相談をしても良いのだろうか?」「医師に診てもらう事ではないのでは?自分で解決すればいいのでは?…」と迷う方も多いようです。ご相談をお聞きすると、1人だけで抱えるのは困難な状況で、そう悩み続ける場合がしばしば見られます。
    迷われる場合は、1回受診しても良いかもしれません。

  • 最初は毎週〜隔週で受診をしていただくことが多くなります。治療初期は、病状の改善の具合、薬の種類と量の調整など、相談しないといけないことが沢山あります。そのため長い期間をあけることが難しいのです。
    病状が落ち着いてくれば、もっと間隔をあけて、月1回等の通院間隔でお会いするようになります。あるいは治療が軌道にのってきて、患者さんご自身の判断でいろいろな事に対処できるようになると、「通院間隔をあけたい」と希望されることもあります。ご本人の希望を確認しながら、治療を進めてゆきます。

  • 治療が長期化することについて不安を感じる方も多いようです。「薬や治療なしにやっていけなくなると、困る」と仰る方もおられます。
    まず適応障害のように一時的な症状なのか、うつ病のように周期的に再発の危険がくる病気なのか等、病気の種類、重症度が関係してきます。しかし、それ以外の要因にも影響されます。「うつ」は3、4か月で「治る」と言われていましたが、たとえば結婚生活が不安定だとか、リストラされそうだ、等の外在的要因がある場合は、中々「治らない」ことになります。社会的、経済的状況で、治療経過が左右されるのです。
    もう1つ、内科医が診る高血圧や糖尿病のような病気の場合を考えてみましょう。これらの病気は慢性疾患(生活習慣病)と見なされ、一般に「治る」ということは難しいのです。しかし「治らない」と言って絶望することは余りありません。生活管理(高血圧では塩分摂取のコントロール、糖尿病ではカロリーのコントロール)を行うことで、ほぼ普通のQOL(quality of life)を維持できます。精神科、心療内科の病気でも、同様の場合があります。治療は長期化しますが、症状とどう「付き合う」かによって、ほぼ正常に近い生活、人生を送ることができるのです。
    いろいろな要因が絡んでいますので、気になる場合は、医師にご相談ください。

  • 1つは面接の進め方の違いです。
    精神分析的精神療法では、治療者は傾聴の姿勢をとり、患者さんに、思い浮かぶことを自由に話してもらいます。これが「自由連想」です。「自由に話す」のは、簡単と思われるかもしれませんが、中々難しいものです。患者さんの自律性(悩みながら、自分の途を見つけてゆくこと)が要請されるのです。「アドバイスがほしい」場合などは、向いてないでしょう。
    それに対して、力動的カウンセリングでは、カウンセラーの側が積極的に質問し、問題点を明確化し、対処法を話し合います。それを通して、患者さんが、対人関係や日々の生活をどう方向づけてゆくか、決められるように援助するのです。
    一方、表面的な適応は一応できているものの、これまでの人生に「矛盾」を感じ、自分自身への不満が大きい場合などは、精神分析的療法が有効なことがあります。

  • 料金の差は、当クリニックの担当治療者の経験年数と、治療法をマスターするために受けてきた訓練に差があるためです。認知行動療法が一番安いのは、それが治療として、劣っているためではありません。むしろ、最近、アメリカ、イギリスでは、認知行動療法が精神療法の「スタンダード」と見なされるようになっています。
    一般的に、「精神分析」では長期間(10年以上)かけて、スキルを習得する必要があるため、料金が高額になります。しかし認知行動療法でも、経験豊かな治療者が行うと治療費は高額になります。

  • 当院は医療機関ですので、並行して、医師の診察を受けていただく必要があります。

  • 患者さんご本人がいらっしゃれない場合は、ご家族自身の問題として、お話を伺うことになります。患者さんご自身が、現在の状態を「これは問題…」という風に認知しないと、医師に相談しようとは思わないものです。そういう方向にもってゆくために、何ができるかを、考えてゆくことになります。

  • ご家族の方から、よく質問されることです。「これこれが良い」という方法はありません。むしろ困った時に、クリニックに来て、どんな状況で、何を困っているのか、教えていただけると良いと思います。
    人は、何かに行き詰まると、どうしてよいか分からない問題を、周囲の方(頼りにしている人)に「放り投げる」ことがあります。すると本人の代わりに、周りが悩み、苦しむことになります。これは、困り果てた時に行う窮余の一策、「何とかしてほしい」という患者さんのメッセージと考えられます。ご家族のお話を伺うことが、患者さんを理解するために重要なポイントになるかもしれません。

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