さとの日記『祖母の手作り人形』
visibility144 edit2023.09.26
田舎の祖母を呼んで、1ヶ月くらい
我が家で過ごしてもらったことが
あります。
新幹線で来た祖母は、何もあげられる
物がないと言いながら、手作りのお人形を
くれました。
祖母の手書きの顔の人形は、少し人相が
こわいけど、最高のお土産で、亡き祖母の
思いを感じられるものです。
髪の毛を三つ編みにした人形は、
祖母の手作りの着物を着ています。
たまには、キレイにしてあげようと
脱がせて洗濯しようとしたとき、
縫い付けた半衿の下に「ゆきこ」の
文字。
びっくりして、叔父が作った家系図を
見たら、祖母の妹の名前でした。
あとで聞くと、関東大震災で亡くなった
そうです。
私が中学生くらいの時に祖母から
「関東大震災の時は大変だった」とは
聞いていましたが、妹を亡くしていたとは
ひと言も言わなかった祖母。
辛いことをたくさん乗り越えて
旅立った祖母。
1ヶ月の滞在のあと、駅まで送り
新幹線のホームで幼かった娘が
泣いて、つられて泣きそうに
なりながらもこらえていた偉大な
祖母でした。
今日よかったこと♪
古いDVDの整理をしました。
懐かしいなあの連発でした。
読んでくれた人へのメッセージ
今日も読んでくださり、
ありがとうございます。
寒暖差にお気をつけくださいませ。
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