ケレケレの日記『風が吹いている』

そろそろ時間かと空を見上げる。
風と共に吹き抜けていく言の葉を眺めながら。
叩き付けられた出頭命令書を指の平でそっと撫でた。

封の中身にそれもそうかと一人頷く。
きっと彼らもそうだった。
そうなることを知って去って行った。

ココに辿り着いた時。
まだ背負っていた荷物は幾らか片付いた。
だから今度の旅立ちはもっと身軽になっている。

さあ帆を張ろう。
3本の杖に括り付けられた3角の帆であれば前へ進める。
あとは潮の流れを読むだけだ。

机の上に置かれた封に筆を走らせ風に手渡した。
ありがとう。
そして、

star今日できたこと♪

風に耳を澄ました

favorite読んでくれた人へのメッセージ

またね

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