ちーの日記『母の好きだった番組』
visibility51 edit2024.06.03
一昨日買い物に出掛ける途中、今まで気に留めた事もなかった町内会の掲示板が気になって、足を止めた。
貼られているのは『65歳以上対象』『65歳以上の皆さん』…やっぱり私には関係なかったか。と思って立ち去ろうとしたら、ロゴがデカすぎて見落としてた1枚の張り紙。
『開運! なんでも鑑定団がやってくる!』
うわぁ。母ぁ…。生きてりゃなぁ…。去年の今頃はギリ生きてたのになぁ…。
鑑定団、母めちゃくちゃ好きでした。火曜の夜、『学校へ行こう!』が終わると、「ちー、風呂入んな」と言ってTVにくぎ付け。なんなら再放送まで見ていた。
「本物かねぇ」
「あらやだ恥ずかしい」
「ウチにもなんか無いかねぇ」
なんてTVに向かって毎週同じ独り言。私の大事な『お宝』も父の大事な『お宝』も母が勝手に捨てたでしょうが。
徒歩10分ほどの会場で収録が行われるらしい。母と五木ひろしや中村玉緒を観に行った場所。
鑑定してもらうようなお宝はない…。母が捨てたってのもあるが、一人暮らしをする時にかなりの品を削ぎ落した。父のコレクションは6万円ほどになった。
前の日に文具店に置かれてた、小さな二宮金次郎像(フィギュアくらい)をタイミングよく思い出した。
「それ売り物じゃないです」
「え やたらリアルなんだけど🤣」
雨風に晒されたような塗装がされていた。
「明治神宮110年…❓」
なんか曰くがあるんだねぇ、なんて話した。それを「出したら❓🤣」なんて連絡した。
「あのニノはきっと夜中に歩き回ってるんですよ」
ニノて🤣 そういえばメイク中に新紙幣のニュースを報じてた。今まで諭吉と呼んでた一万円札、いっそ「栄ちゃん」と呼ぶのもいいかもしれない。YAZAWAっぽく。
話がズレた。面白そうな催しがあるとすぐ「行こうよ」「行ってきな」と言ってた母だった。
スマホで撮ったポスターにQRコード。長押しすると市役所の観覧募集応募フォームに飛んだ。9月、ねぇ…。
あの夢中になってる母の丸い背中を思い出すと、なんか行かなきゃいけない気になってきた。ポチポチ必要事項を入力して、『希望人数 1人』に寂しくチェックを入れて送信した。
運が良ければ残暑厳しい折に、あの懐かしい「ジャカジャン!」という声を生で聞くことができるだろう。
え。また能登で地震❓(スマホめっちゃ鳴って焦った) 北陸の方々大丈夫ですか❓ 早朝に…大変です。こんな終わり方するつもりはなかったのに。
今日よかったこと♪
昨日やっと羽毛布団圧縮して押し入れにぶち込んだ。そしたらベッドの誘惑というハードルが文字通り下がってゴロゴロしたくて仕方なくなったけど耐えた。そして今朝起きたらなぜかぐったり疲れていたよ(そのくせ早く目覚めた)。空き瓶捨てて、メイクして、これから昨夜の鬼滅観よう。ズッ友コンビの対決❓ 胸躍るね。メルカリの発送の準備も出来た。テキパキ動けてる。
読んでくれた人へのメッセージ
お読みくださり有難うございます。人にはいろんなこだわりとか思い入れとかがあって、身体がなくなってしまっても、遺された人が気持ちを繋いでいくこともできるんだよなぁと思います(それ鬼滅のテーマじゃん)。長い歴史の中で消えてしまっても、ちょっと延命させることはできるかな、とか思います。できれば一緒に行きたいけど、ね。思い出を連れて行きます(当たればね)。
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