結城の日記『正午』

針が重ならない時を経て、君は間上に立つ。
これが、君の人生だと言わんばかりに、苦しみが君の強さになる。

僕は君を見る。

この光り輝く正午を、なんといい表そうか。

君の自己中は、世界の希望を創造している。

弱き者に意義を与えては、贈り物だけを置いて立ち去る。

そして何事もないよう、君はまた生を謳歌する。

しかし僕は、君がくれたものを忘れない。

僕は人間ではない。
だから君をころし、創り、ころされようか。

輪が回る。生きねば。

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