カフェラテの日記『趣味の苦い思い出』

高校生になるまで、私の趣味は絵を描くことだった

絵を描くのは保育園の頃から大好きだった

絵を描くと、上手だねーって皆が褒めてくれるのも嬉しくて

小学校高学年の頃には自分よりも絵が上手な同年代は居るって気付いていたけど

中学生になって、ブログを始めた

ブログに絵を載せて遊んでいた

おかしくなったのはそこから

他人からの「いいね」が欲しくて頑張りすぎたのだ

自分と同い年か、自分より若くても絵が上手な人はたくさんいることをネットの世界は教えてくれた

自分も努力しなきゃ
血もにじむような努力しなきゃ
気がついたら、泣きながら絵を描くようになっていた

もう「楽しい」だけでは絵を描けなくなった

競争するのが辛くて、高校生活も忙しくなったため絵を描くのをぱたりとやめた

あれから15年以上の月日が経とうとしている

大学生のとき、もう一度絵を描こうかなと思ったのだけど、少しやってこわくてやめた

今でも同じだ

辛かった記憶が鮮明に残っていて、絵に対するすべての情熱が燃え尽きて無くなってしまった

でもこの間、学んだことがある

もう何年も前に、とても素敵な絵を描く絵師さんをSNSで見つけた

彼女の絵は万バズする感じではなかったのだけど、絵のモチーフ、筆使い、色使いがとても素敵だった

彼女は自分の絵にすごく愛情を持っていた

自分の絵が一番好きなようだった

こういうことかあって思った

私は誰かのいいね=誰かの正解がほしくて、中学生以降は自分が描く絵を好きと思ったことは一度もなかったのだ

だから、私はもう絵には戻れないけど、絵以外の趣味では自分の作品を自分が一番好きだと思えるようにしたいなと思った

次は何を編もうかなあ

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