栞🔖の日記『おうち』

お母さんは温厚なんだけれども、当時で言うところの「天然」、「ジコチュー」みたいな感じでめちゃくちゃな人だった。
抱っこして欲しくても、寝っ転がってテレビ見てて話しかけてもその時は反応してくれない…。
私よりテレビの方が大事なんだ!とショックだった。
ご飯もカビの生えた調理器具、虫の沸いた調味料で作られた、下ごしらえされてない肉と魚と野菜が入ってる塩辛みたいな色してる不味くて生臭い謎のベチャベチャ…食べないとせっかく作ったのにと怒る…。
他食べられたのはウインナー三本とごはん、目玉焼きとごはん、生姜焼き用薄切り肉1枚とごはんみたいな単品?料理。料理?
お母さんは専業主婦だったけど疲れたからと、洗濯もしてくれないから毎日同じ服を着たり、自分で洗ったりした。洗濯物にはカビが生えてた。
家の中もとにかくゴミが多くて物も多くて快適じゃない。
姉はそんな環境で荒れてた。暴力的で支配的で私のことイジメしてたから大嫌いだった。
姉は私が小学校行く前から不登校だったから、私の中で学校って行かなくていいものなんだと思っていた。
私はお母さんにずっとくっついていたかったから学校行かなくなった。
望む程気持ちを満たしてくれない母、暴力的な姉、汚い部屋、美味しくないご飯。
本やゲームや漫画は買ってくれたし図書館にも連れて行ってくれたからからそれが楽しかったけど…。
家がまともだったら、私が学校へ行っていたら私は今もっと幸せだったんだろうか。
親友とかいて、土日休みの仕事をして、結婚とかしてただろうか。
普通の人になれてただろうか。
学生時代は楽しかったなー!とかドラマみたいに誰かと語り合えただろうか。
こんなこと人に言ったらバカにされるか引かれるか、親のせいにするなとか言われるだろうから言えないし。
努力はたくさんして、友達も仕事もできたけど本当に欲しかった心の支えみたいなのはあんまりない…。
あと自分ができる努力はそうだな、生まれ変わりを試みるくらいか。

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