ゆめの日記『良いカウンセラーの条件』

「こちらの感情に利用されない」とは?

「感情に利用されない」とは、
自分の不安・弱さ・混乱が、相手の都合や欲求を満たすために使われないことを指す。

人は不安を打ち明けるとき、無意識に相手との関係性を差し出している。
そのとき相手が、
• 上の立場に立つ
• 正しさや賢さを誇示する
• 相手を評価・分析する
• 「成長」「改善」「前進」を証明しようとする

こうした態度を取ると、
語り手の感情は“素材”や“証拠”として消費される。

これは支援でも共感でもなく、
「感情を差し出した側だけが裸になる関係」だ。

感情に利用されない関係とは、
感情が相手の役割・評価・承認欲求のために使われない構造を持つ関係のこと。

「いい燃料」とは何か?

ここで言う「燃料」とは、
相手が自分を満たすために使える感情エネルギーのこと。

感情が「燃料」になる例
• 不安 → 相手が「教える人」になれる
• 混乱 → 相手が「整理する人」になれる
• 傷つき → 相手が「救う人」になれる
• 依存 → 相手が「必要とされる人」になれる

これらは一見、善意や支援に見える。
しかし実際には、

相手の不安が深いほど、
こちらの役割意識・有能感・存在価値が強化される

という構造が生まれる。

このとき感情は
「そのまま受け取られるもの」ではなく
「相手が使うための資源=いい燃料」になる。

語った側に残るのは安心ではなく、
「何かを奪われた感じ」「気持ち悪さ」「上下関係」。

愛着を安定に向かわせる関係の条件

愛着が安定に向かうかどうかは、
相手の肩書きや優しさではなく構造で決まる。

条件① 評価・成長判定をしない

「成長しましたね」「前より良くなってます」
→ これは上下関係を作り、愛着を不安定にする。

条件② 分析や結論を急がない

感情は整理される前に存在を認められる必要がある。
意味づけが早い関係は安全ではない。

条件③ 相手の人生に介入しない

「こうした方がいい」「次はこうしましょう」
→ 主導権が相手に移ると愛着は外注になる。

条件④ 依存させない・終わりを前提にしている

「ここにいないとダメ」にならない設計。
切れても壊れない関係だけが安定を育てる。

条件⑤ 感情を“直す対象”にしない

不安・怒り・混乱を
「問題」「修正点」と扱わない。

安心とは、
感情が“何もしなくていい状態で置いてもらえること”。

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