フリューゲルの日記『それは、私たちの「間違い」の記憶』

今年の大河ドラマを1話から欠かさず見ている

今作は1話からずっと「なぜ」の連続だ

なぜ死なねばならなかったのか
なぜ信じられなかったのか
なぜ後戻りできなくなってしまったのか
なぜつらい選択しか残らないのか
なぜみんな少しだけ我慢ができなかったのか
なぜみんな幸せになれないのか
なぜ間違えてしまったのか
なぜ許せなかったのか
なぜこんなにも無力なのか

現代の私達からすれば500年前の時代こそ地獄であったと痛感する
今作はこれからまだまだ残酷な運命が待っており、そのたびに「なぜ」と感じることだろう
しかし今作は辛すぎてもう見たくないという感覚には不思議とならない
それはおそらく、主人公たちが明日への希望を夢見て懸命に生きる姿や二人に感化された人々の最期の瞬間までもが潔く、前向きで、「美しい」のだ

「歴史の勉強とか生きる上で全く必要ない」と考えている人は多少なりともいる
人の歴史の本質とは人間の「間違いの記憶」なんだと思う

私達の悲劇
私達の齟齬
私達の誤り
私達の迷い
私達の限界
私達の不幸
私達の無知
私達の後悔
私達の弱さ

大河ドラマの内容は史実に即しているが100%真実ではない
歴史書の「行間」にあったはずの当事者たちの気持ちは今や知る由もない
この行間は私達の解釈によってさまざまに変化して、私達に歴史を知る機会と明日を生きる手がかりを示してくれる
それはまるで「時代」という環境に適応し、その姿を変える「遺伝子」のように

私達はこの愚かで切ない歴史を遺伝子を超えて未来に託すことができる
未来を創ることと、過去を語り伝えることは、同じなんだ

favorite読んでくれた人へのメッセージ

豊臣兄弟、ぜひご覧ください

そしてMetal Gear Solid 2 Sons of Libertyもよろしくおねがいします

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