マディヤーマ・メンタルクリニック川崎
edit最終更新日:2023.02.23

主な特徴
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患者様にとって居心地のいい、安全感のある空間を提供します。
待合室・診察室ともにアットホームなフローリングの床で統一しています。
診察室では、カフェのようにお話しやすい、丸テーブルを採用しています。また、プライバシーを重視して、遮音性に優れた壁を採用しています。
待合室ではお水やお茶、コーヒーなど自由にお飲み頂けます。
当院では患者様を治療に合わせるのでなく、治療を患者様に合わせます。 -
4つのバランスを重視します!
個人へのアプローチ vs. システムへのアプローチ(家族から学校・職場まで必要に応じ介入します)
薬物療法 vs. 非薬物療法
西洋医学的アプローチ vs. 東洋医学的アプローチ
認知的アプローチ vs. 身体志向的アプローチ
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環境から受けたネガティブな影響を乗り越える方法としてトラウマ治療を重視しています。
トラウマとも呼ばれる心の傷の原因は虐待、イジメ、暴力被害、性被害、大切な人との死別、身体疾患、事故、災害などさまざまですが、心にネガティヴな影響を及ぼすメカニズムには共通したものがあります。外部からの予期しない衝撃を受けた時、人間の神経系は特有な反応をします。自律神経系は異常に興奮した状態になるか、逆に硬直したような状態になります。そうした反応のパターンは記憶されて、ささいな刺激に対しても過度に警戒したり、硬直してしまったり、刺激を避けるために引きこもってしまったりするようになります。不快なトラウマ記憶をブロックして表面的には平静を保てるようになったとしても、冷凍保存された記憶は地中深くに根を張ったまま、長い人生を通じて物の考え方、感じ方、対人関係のパターンなどに影響を及ぼし続けます。
よくある誤解として、「生命を脅かされるような出来事でなければトラウマとは呼べない」と言う人がいますが、例えば幼い子供に対する親の絶対的な影響力を考えると、親が悪意もなく口にしたちょっとした一言があとあと数十年にわたって影響を及ぼすこともありえます(生死に関わるような大きなトラウマをbig Tと呼ぶのに対し、そうした「ささいな」傷つきをsmall tと呼ぶことがあります)。そうした小さい歪み(small t)の積み重ねがその人の物の考え方・感じ方に長期にわたって負の影響を与えることもあるのです。EMDRを初めとするトラウマケアはそうして絡んだ糸を解きほぐし、負の影響を取り除くことを可能にします。ですので、トラウマ治療の対象となる疾患は必ずしも狭い意味でのPTSD(外傷後ストレス障害)とは限らず、実際に今まで「うつ病」「適応障害」「境界型パーソナリティ障害」「解離性障害」「発達障害」などさまざまな診断名がついた患者様を治療の対象としてきました。
トラウマ治療のメインとしてはEMDRやSE(ソマティック・エクスピリエンシング)など評価の定まった方法を主な治療手段として用いていきますが、必要に応じて認知行動療法やTFT(思考場療法)、自我状態療法や通常のカウンセリング(クライアント中心療法)なども組み合わせていきます。また治療の基盤を作るための謂わば「基礎トレ」として、マインドフルネス、ブレインジム、ヨガなども適宜取り入れていきます。慢性的な疼痛など、医学的に説明のつかない(内科・整形外
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
15:00~19:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
15:00~17:00 | 〇 |
住所・アクセス
住所 |
〒210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町18-2 金子ダイヤモンドビル9F |
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アクセス・行き方 | 京急線「川崎」駅中央口 徒歩約1分 京急線「川崎」駅東口 徒歩約4分 |
院長紹介

院長:浅利 知輝
1996年 東京大学医学部医学科卒
1996-97年 東京大学医学部附属病院精神科研修医
1997-99年 国立国際医療研究センター精神科研修医
(内科、麻酔科、産婦人科などを1年半ローテート)
1999-2000年 国立国際医療研究センター 精神科レジデント
2000-2002年 福井記念病院 常勤医師
2002-2006年 東京大学大学院医学系研究科博士課程在学。
統合生理学教室にて、機能的MRIを用いて、
ロールシャッハテスト、
ウィスコンシン・カード・ソーティングテストなど心理検査の神経基盤を研究
2006-2007年 東京大学大学院医学系研究科特任助教
2009年 医学博士号取得
2007-18年3月 福井記念病院常勤医師
2017年1月 EMDRサロン五反田開設
2018年4月 マディヤーマ・メンタルクリニック川崎開設
基本情報
施設名 | マディヤーマ・メンタルクリニック川崎 |
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診療科目 |
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対応疾患 |
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アピール |
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電話番号 | 0448746500 |
住所 |
〒210-0007 神奈川県川崎市川崎区駅前本町18-2 金子ダイヤモンドビル9F |
HP | http://www.madhyama.net/ |
ブログ | 無し |
SNS | 無し |
よくある質問
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新患の患者様は診断と治療方針の策定に十分な時間を割くことが必要になるため、予約制をとっております。2022年3月現在では月木金土の午後1時半、午後7時(土曜日のみ6時)の枠で1名様ずつお受けしています。通常の保険診療で継続される場合、再診は予約制ではなく、できるだけたくさんの患者様を柔軟にお受けするために受付順になっております。「受診したい」と感じたらその日に受診できるというのも、当院のコンセプトの1つになります。月木金土の午前9時から12時、午後3時から7時の枠で(土曜日のみ5時まで)順番にお受けしております。待ち時間が極端に長くならないようにするため、5~20分程度の範囲でお願いしています。初診やその後の治療経過の中で長時間の治療枠が必要と判断された患者様には自費診療で、隔週日曜、水曜の枠で60~90分の予約枠をとることをお勧めしたり、臨床心理士によるカウンセリング(予約制)をお勧めする場合があります。
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原則中学生以上の方を対象としています。
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当院には認知症診断で必須となるCT、MRI、脳血流シンチグラフィーなど画像検査の機器がありません。ただし、徒歩数分の圏内にCT撮像可能な病院はあり、初診の患者様でも他院との協力のもとで診療を開始することができます。また、既に他院で認知症の診断が既につけられている患者様で処方調整を希望される場合なども、積極的に対応しております。可能でしたら、前の担当の先生よりCD-ROMなどの形で画像データを頂けると非常に助かります。
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2018年4月現在、当院には脳波計がありませんので、てんかんの診断ができません。またてんかんの原因として脳腫瘍など器質的疾患を除外する必要がありますが、そのために必要なMRIなどの画像検査機器もありません。ですので、てんかんの患者様は専門外来を受診されることをお勧めします。他にうつ病などの疾患があって、てんかん発作は同じ処方で長期間安定されている方は、継続処方が可能な場合もありますので、御相談下さい。
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お勧めしません。漢方薬で、統合失調症や双極性障害に対して、明らかな効果を認められている薬はありません。使うとしても、補助的な形での使用になります。これは漢方の専門医の先生も認めるところです。「西洋医学の薬はよくない薬」という先入観で薬を選別することは、患者様の苦痛を不要に引き延ばし、リハビリの機会を奪うことになります。
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可能です。決して流暢ではありませんが、薬物療法には支障がない程度だと思います。心理療法(カウンセリング)についても対応可能な臨床心理士がおりますので、御相談ください。
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受診できます。京急川崎駅からでしたら、ホームからエレベーターを使えば、改札を通って、当ビルまでほぼ段差なく移動できます。ビルの正面入り口に2段の階段がありますが、裏口まで回って頂けると、裏口からエレベーターまではほぼ段差なく移動できます。クリニックの玄関に段差がありますが、スロープを用意しております。その他、何かご不便がありましたら、御遠慮なくお電話下さい。
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申し訳ありませんが、当院はオンラインでの保険診療には対応しておりません。自由診療の中では、相談の上でスカイプなどを用いたカウンセリングを行う場合もありますが、まず初診では直接御来院頂いて対面での診察を通じて方針を決定することが前提になります。
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患者様によって異なります、とお答えするしかないです。単回性(1回きり)のトラウマでしたら、数回程度で終わる場合もあります。しかし、単回性のつもりでいらっしゃっても、お話を聞く中で、あるいはEMDR治療を行っていく中で、問題が幼児期に根を張っていることが分かり、さらに過去へと遡らざるを得ないことが非常に多いのです。過去の問題を処理しないと、そもそも現在の問題もすっきりと処理できません。過去の問題をちゃんと扱うことが、現在の問題を解決する近道なのです。ですので、問題の性質によっては、10回~30回、あるいはそれ以上のセッションが必要になることがあります。また、解離傾向があることが分かった患者様の場合、準備に時間がかかるため、さらにセッション数は増えます。しかし、完治にはそれなりの時間がかかるとしても(それでも従来型のセラピーに比べたら短いですが)、5~10回くらいである程度の効果は実感できると思います。