あらいメンタルクリニック
edit最終更新日:2023.03.14
主な特徴
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精神科・心療内科~幅広く対応
こころのご相談について全般的にお伺いしております。やる気が出ない、眠れないといった症状の方から、統合失調症・躁うつ病・うつ病などいった確定診断がついている方まで、幅広く対応いたします。
初めてメンタルクリニックにお越しの方にも安心していただけるよう、患者様の立場を尊重した診療を心がけております。精神科医は患者様のこころを見透かすことは不可能です。こころの問題に対し寄り添い、解決に向けて取り組む良きパートナーとしての立場を意識しております。
こころ不調を感じたら、まずはお気軽にご来院・ご相談ください。
成人のほか、児童・思春期のご相談もお受けしております。専門的医療が必要と判断した場合は、ご希望に応じて専門医療機関をご紹介させていただいております。
※当院は薬物依存症・アルコール依存症の治療は行っておりません。専門医療機関をご紹介させていただいております。あらかじめご承知おきください。 -
もの忘れ外来
認知症は誰もがなる可能性がある病気であり、現在の日本では、85歳以上の約4人に1人が認知症となっています。
もの忘れ外来では、認知症等の病気によるものなのか、または年齢によるものなのか、患者様のお話を親身に聞いたうえで診断します。
また老年期のこころの問題には、脳の老化に伴う認知症と脳の老化とは直接関係のない様々な病気があります。
もの忘れ外来では、専門的な診察や画像検査等から確定診断を行い、その診断結果に応じた治療を開始します。MRI・CTなど画像は、地域連携病院に撮影依頼しています。
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:30-12:0 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
15:00-18:00 | 〇 | 〇 | ||||||
※水曜午後は訪問診療・初診 予約優先 |
住所・アクセス
住所 |
〒277-0075 千葉県柏市南柏中央2-14 |
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アクセス・行き方 | JR常磐線南柏駅東口から徒歩5分 ※専用駐車場なし。近隣の有料駐車場を利用。 |
院長紹介

院長:荒井 真太郎
昨今の社会情勢は厳しさを増し、私たちは会社や家庭内でもストレスを抱えがちです。こころの問題を抱える方も年々増加してきているようです。
平成28年度の精神障害の患者様は390万人に及び、メンタルヘルスケアの整備は、医療政策の最重要項目とされています。「医者への相談は敷居が高い。精神科はとくに怖い。」といった考えは、あらいメンタル・クリニックでは不要です。
日頃から丁寧な診察と治療方針の説明を心がけておりますが、精神科の診断・治療に絶対はありません。精神疾患とは「本来の自分らしさ」を失っている状態であり、ときに薬物療法が必要なときもあるでしょう。
しかし薬物だけでは解決しないことも多いのではないでしょうか。
その際は、ともに患者様の人生の課題に対して悩みましょう。そして微力でありましょうが、最良のゴールを考えていくお手伝いをさせてください。
まずはあらいメンタル・クリニックまで、お気軽にご相談ください。
経歴
1997年 千葉県立小金高等学校
2002年 早稲田大学理工学部化学科
2005年 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程
2012年 三重大学医学部医学科
2012年 茨城県厚生連JAとりで総合医療センター
2014年 公益財団法人復光会 総武病院精神科
2018年 医療法人社団愛和クリニック
2019年 あらいメンタル・クリニック
《資格等》
精神保健指定医
日本精神神経学会 精神科専門医・指導医
日本医師会認定 産業医
基本情報
施設名 | あらいメンタルクリニック |
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診療科目 |
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対応疾患 |
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アピール |
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電話番号 | 0471708070 |
住所 |
〒277-0075 千葉県柏市南柏中央2-14 |
HP | https://www.araimental.jp/ |
ブログ | 無し |
SNS | 無し |
よくある質問
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まずはお電話で初回の受診予約をお取りください。
04-7170-8070
※診療時間内にお問い合わせください。 -
当クリニックでは予約制としております。随時受診が可能ですが、予約の患者様を優先させていただいております。お待ちする時間を少なくするためにも、まずはお電話でのご連絡をお勧めいたします。
04-7170-8070 -
はい。診察時間内であれば、基本的に自由に診察時間の予約が可能です。当クリニックでは予約の患者様を優先させていただいております。待ち時間がご負担にならないよう、診察の予約をお勧めしております。
04-7170-8070
※受付終了は診察終了時刻の15分前です。 -
クリニック前の有料駐車場をご利用ください。
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当院は保険医療機関です。各種健康保険が使用できます。
※当院は労災保険の取り扱いはしておりません。予めご了承ください。 -
当院は自立支援医療(精神通院医療)の指定医療機関です。自立支援医療の申請を行う際は、市区町村の障害福祉課などが窓口になります。当院では自立支援医療(精神通院医療)診断書の作成もいたします。
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いいえ。当クリニックではカードでのお支払いはできません。ご要望が多い場合、カード決済の導入を検討いたします。
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精神科や心療内科の疾患は全般的に取り扱っております。「最近元気がでない」、「夜眠れない」といった症状の方も、お気軽にご相談ください。
当院はもの忘れ外来にも力を入れております。CTやMRIなどの画像診断は、地域連携医療機関にもご協力いただいております。「最近物忘れが気になる」などありましたら、ご相談を承っております。 -
受診は可能ですが、確定診断や専門的な医療、カウンセリングは行っておりません。あらかじめご承知おきください。
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当クリニックではお薬のみをお渡しすることはできません。まずは患者様のお話を聞いたうえで、適切なお薬を処方させていただきます。
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当院は院外処方です。処方箋は全国どちらの調剤薬局でも対応していただくことができます。近隣の薬局をご案内することも可能です。
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仕事内容、職場の人間関係、労働時間に関する精神的疲労を「うつ」という単語で表現されますが、詳しくは「気分が落ち込み、興味関心が低下する」状態を指します。
睡眠障害や食欲不振はもちろんのこと、思考力や集中力の減退・不安・パニックなどの精神的不調から、筋肉痛・便秘・下痢・動悸・息切れなど身体的不調まで、「うつ」に伴う症状は多岐に渡ります。
診察室では「うつ」を、うつ病と抑うつ反応に大別します。
原因不明で突如として発症しストレスから離れても「うつ」が改善しない場合、これをうつ病と診断します。
また明らかな原因で発症しストレスから離れることで「うつ」が改善する場合、これを抑うつ反応(適応障害)と診断します。
さて今回の相談者の方は、転職という明らかな原因で抑うつ反応(適応障害)を起こしているようです。
職場のメンタルヘルスは、刻一刻と変化する社会情勢と密接に関連しており治療も一筋縄ではいきません。
症状改善には休養を取ることが非常に重要です。
しかし、相談者ご自身も労務上の問題に対し主体的に取り組み、ストレス解消のために具体的な方策(気分転換・上司と相談・休職。退職など)を立案することが望ましいでしょう。 -
人間は生まれて最初の数年間のうちに、想像を遥かに超えた精神的・身体的な発達を遂げます。
私たちは日々その変化を頼もしく思い、本来育児は明日への生きがいと活力生み出すものです。
しかし家庭は子ども中心となり、その対応に四苦八苦するのが現実です。私も一人の子の親として、育児の大変さを実感しております。
娘さんの暴力的な行動は周囲へ助けを求めるシグナルであり、理想の育児と現実との狭間で苦悩している可能性があります。
まずは娘さんへのねぎらいの気持ちを言葉で伝え、コミュニケーションが途絶えないような工夫が望まれます。育児が抱える問題について、娘さんと同世代の女性が発信するブログをチェックするのも有効でしょう。
また娘さんには自分の心情を言葉で語ってもらい(ノートに書きだしてもらい)、怒りの感情を整理してもらう必要がありますが、家族に明らかにしたくない悩み事があるかも知れません。
その際には、各市町村・日本助産師会・日本保育協会などが実施する公的な支援サービスの利用を進めてみてください。
もし解決が難しい場合は、うつ病やその他精神疾患の発症や依存が心配されるため、早めにお近くの専門医療機関にご相談ください。 -
悩みの重い軽いはありますが、生きていくには悩みは付き物です。頭から離れない悩みがあると、自律神経はずっと興奮したままです。こころもからだも強い緊張感に支配され、運が良く眠れてもすぐに起きてしまうでしょう。
満足した睡眠を得るには、まずは緊張感をほぐすことが重要です。外来ではご自身に合ったリッラクス法を選んでいただいております。ぬるめの入浴、静かな音楽、アロマなどはリラックス効果が高いとされます。入眠30分前からは部屋をうす暗くし、テレビの音や照明の光からの刺激を減らすことも、スムーズに脳の活動を低下させ、自律神経を整えることにつながります。
なかには「眠るときに限って嫌なことを思い出してしまう」とおっしゃる患者様がおられます。この場合は無理に眠ろうとせず、思い切って離床を勧めております。入眠の動作と嫌な記憶が結びついているため、この連鎖を断ち切る必要があるからです。
入眠前の喫煙や飲酒による気晴らしは、かえって睡眠を浅くするため注意が必要となります。
ご自身のリラックス法を見つけ実践することで、日ごろから質の良い睡眠を得られるよう心がけましょう。 -
日本は超高齢化社会を迎えており、5年後には65歳以上の高齢者のうち5人に1人は認知症になると推計されています。
テレビや新聞では認知症の特集が組まれるようになり、「認知症」という言葉自体は身近な存在になりましたが、詳しくはご存じない方も多いかと思われます。
よく「物忘れ」すなわち「認知症」と語られますが、認知症には様々なタイプがあり診断は一筋縄ではいきません。会話が困難に感じられる場合、もちろん認知症が疑われますが、老年期うつ病や聴力の低下の可能性も考えないといけません。また何かしらのお薬を内服されている方は、お薬の副作用として認知症のような症状が出現することもあります。複数の病院からお薬を処方されている方は、(病気や症状によっては難しいと思いますが)通院先を一本化し処方薬をまとめることも大切です。
以上のように、会話の困難さだけでは「認知症の疑いがある」とは言えません。安易な「認知症」の指摘は家族関係を悪化させ、病院受診が遅れるため症状が重症化する原因にもなります。実際に認知症であった場合でも、病名告知については主治医と密に連携し、ご本人の尊厳が保てるよう慎重な対応が求められます。 -
中学生の不登校の背景には、本人の生まれ持った性格はもちろんのこと、思春期に存在する特有な問題にも注意を向ける必要があります。中学校時代は親からの自立・周囲からの期待・自分が背負う責任感など克服すべき課題が多い時期であり、なかには世の中の仕組みに対し強い怒りや虚しさを感じてしまう生徒もいるでしょう。
さて娘さんは我が子とはいえ、親とは全く別の考えを持つ一人の人間です。娘さんの気持ちを踏まえず叱ることは避けたいところです。まずは「無理をしなくてもいいよ」と現状を全面的に受け入れましょう。そして「学校に行かない選択肢もある」と価値観の多様性を認め、「その代わりに何をするか(したいか)」を娘さんと一緒に探してみるのはいかがでしょうか。社会の一員としての自覚を促すため、まずは簡単な家事から積極的に役割分担させることも、社会復帰に向けての動機付けになることがあります。
些細なきっかけから始まった不登校であっても、本人の意に反し引きこもりが長期化することがあります。娘さんには「いつでも必要な支援は喜んでする」と伝え続けましょう。案外些細なきっかけで引きこもりから回復する日が来るかもしれません。 -
これまで経験したことのないウイルス感染症に、私たちは真実を吟味する余裕すら与えられず、ただただ無防備に報道される内容を受け入れるのみです。ここでは当院外来で実践しているアドバイスをご紹介いたします。
第一に新型コロナウイルスを正しく恐れましょう。念入りな手洗いは大切ではありますが、手についたウイルスは石けんと流水で洗い落すというイメージが良いでしょう。
第二に情報入力の量を調整しましょう。一方的で大量の情報を受け入れ続けると、自ら思考すること(正しく恐れること)ができなくなります。あなたはテレビの映像や効果音で必要以上に不安をあおられていませんか?あなたにはあなたの感情に有害な情報を拒否しても良い自由と権利があります。
最後に散歩にでかけましょう。あなたは全身全霊で新型コロナウイルスに集中しています。街の音・太陽の光・行き交う車や人の様子・季節の風の機微を感じに出かけましょう。今まさに散歩をしている目の前の光景に関心を持つことで、新型コロナウイルスへの関心が薄らいできます。無理に不安を抑えようとしてはいけません。あくまであなたの関心の矛先をコロナから日常風景に変えてしまえば良いのです。 -
「パニックになった」や「パニックを起こした」など、パニックという言葉はよく使われます。しかし精神科医が考えるパニックとは意味合いが異なるようです。コロナ禍のなか私たちの生活は経済的、身体的、精神的な不安であふれ、外来ではパニックの説明をする機会が増えてきました。
パニック障害におけるパニックとは、「とつぜん特に理由もなく強い不安が発生し、動悸、身体の震え、呼吸困難が出現する」ことです。自分は死ぬかも知れないというレベルの強い不安であり、「いつパニックがくるのか」と予期的な不安が強まってくると生活の質を大きく落としかねません。
海馬、扁桃体、大脳皮質など脳の機能異常が原因と言われており、男性より女性に多い疾患です。治療は抗うつ薬を中心とした薬物療法がメインになります。気分や気合いの問題だと思ってしばらく様子を見てしまったり、お薬への拒否感から薬物療法以外の方法にこだわってしまうと、症状が長期化し憂うつな気分が一日中続いてしまうことがあります。発症初期であれば少量のお薬でも充分に効果が期待できます。こころの問題であっても原則は早期発見早期治療です。まずはお近くの専門家へのご相談をお願いします。 -
出産した瞬間から、お母さんの身体のなかでホルモンバランスが変わり始めます。一方で赤ちゃんは昼夜を問わず泣き、お母さんへ必死のアピールをしてきます。育児の心配、世間からの孤立、ときに親族の過大な期待も精神的な負担になります。先行きの見えない不安に押しつぶされそうです。これらが原因となり生じる、強い倦怠感・涙もろくなる・イライラしやすさ・気分の落ち込みなどを産後うつといいます。
まずは身近な人と辛い気持ちを共有しストレスの軽減に努めましょう。とくに配偶者の方には育児への関心と協力を求めましょう。地域の保健所では看護師や保健師など専門職からのアドバイスを受けられます。一人で悩まず勇気を持って相談することが大切です。
産後うつは甘えではありません。出産後の女性の10~15%が経験すると言われ、決して恥ずかしいことではないのです。話し合いや相談では解決できず、産後2週間から数ヶ月間も精神的な不調が続くこともあるでしょう。日常生活に支障が出ている場合は抗うつ薬による薬物療法も検討されます。お母さんのうつ状態はお子さんの発育に甚大な影響を及ぼします。早めの受診によって早期の回復を目指しましょう。 -
心療内科と精神科に明確な線引きは難しいと考えます。
あえてその違いをご説明するならば、心療内科はこころの問題から生じた身体の症状を内科の知識ベースに治療する診療科であり、内科の専門的なトレーニングを積まれたドクターが担当なさることが多いでしょう。
一方で精神科はこころの問題から生じた(身体からこころまでの)様々な症状を治療する診療科であり、症状の背景にあるこころの問題そのものに注目するトレーニングを積んだドクターが担当します。
たとえば「胸のドキドキ感」という症状があったとします。(かなり大胆で極端な例として)心臓の心拍数を下げるお薬で治療するのが心療内科とすれば、ドキドキ感の背景にある不安に注目し、その不安を軽減させるお薬で治療するのが精神科といえます。もちろん心療内科のドクターが精神科的なアプローチを、精神科のドクターが心療内科的なアプローチを用いるときもあります。
わたくし個人として専門的なトレーニングは精神科のみですが、こころの問題から派生する様々な問題に対応するべく精神科と心療内科の両方を標榜しています。当院と同様の考えのもと両方の診療科を標榜している医療機関が多いと考えられます。